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お先真っ暗を進む日々

今年も24時間テレビの季節がやって来ました。

番組最初から小児がん(骨肉腫)を経験した男性のお話

自分の息子も小児がんを経験(神経芽腫)

骨肉腫は骨にガンができる病気です。
神経芽腫は体を流れる血液にできるがんです。

その親御さんの話を聞いていたら出てくるのは、

「何で自分の子どもががんになるの?」
「え!!自分の子は死んでしまうのか・・・」

病気や事情は違えどことの大きさについていけない言葉ですよね。

ついさっきまで元気だった我が子が、今いきなり「ガンです」と言われて、「はいそうですか」なんて言える家族はいないでしょう。

その子は右上腕にガンができ、右上腕の骨が人工関節になりました。

人工関節は置き換え術なので切断はしません。
でもやはり今までみたいに扱えるようになるには、時間がかかりリハビリもとても大変そうでした。

抗がん剤治療ではアナフィラキシーショックもあり、やはりガン治療もそうですが、楽な治療なんて存在しないのだと改めて思いました。

そして約一年のブランクを経てサッカーの試合へ復帰しました。
復帰までの間は、遅れを取り戻すように練習に明け暮れていました。
そんな中起こったのが「ガンの再発」でした。

肺に転移しており、治療専念ではなく治療しながら練習するというもの
再発は一部の関係者知らされておらず、練習中に見えないところで嘔吐を繰り返していたそうです。

そんな中復帰した試合ではゴールを決める活躍でした。

このゴールで改めて「乗り越えた先には必ず幸ある」

いいことしかやってこないのだと改めて感じた瞬間でした。

ガンは5年が一区切りで再発の心配はないと言われていますが、自分はその「5年」というものは錯覚に感じています。

5年経過=完治と思ってしまうからです。

5年経過したらリスクが下がるだけだと自分は思っていて、それでも再発という恐怖はなくなりません。

その男性は今現在小学生のサッカーコーチをして、フットゴルフという新たな競技で活躍中です。

サッカーは高校で引退していましたが、新たな競技で勇気・希望を与えれる存在になると宣言。

好きなサッカーは新たな形で続けられ、今苦しんでおられるちびっこたちも目指せる姿で今に至っています。

これは辛い治療を乗り越えた最高の幸ではないでしょうか。


小児がんはまだまだ予後不良・治療法がないなどとりまく環境はよいとは言えない状況が続いています。
再発というリスクもまだまだぬぐえていませんし、ドラッグラグ・治験もまだまだ課題が多いです。

今回の骨肉腫と戦う男性は「あきらめない姿勢」で治療を乗り越えてきたからこその姿でしょう。
途中であきらめていたら好きなこともなにもできていませんでした。
みんなさんも辛い治療をやられていると思うと心が痛いです。

ですがまだまだ人生を投げないでください。
必ず幸がきます。

挫けることも多いかとおもいますが、一人ではありません。

みんなと仲間と一緒にやっていきましょう!!!!

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