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これっておかしい?

自分が付き添い入院することになった時の感覚。

「あ・・入院できてよかった」

これが最初におもった感想だった。
なんでかって言うと、「息子の治療ができる」「生きる術がある」「できることがある」が先にきて、「帰りたい」「不便」といったことは二の次だった感じでした。それも、自分の切断で長期入院を経験したのもあったり、生死をさまよったのも大きな影響があったと思います。

「ステージ4」「予後不良」「5年生存率」なんか言われたときは、「あ・・息子は生きれない」「死んでいくんだ」とも正直におもった。

この感覚も「なにいってんだこいつ」「親がそんなこというな」とかも言われますが、不思議なことじゃないと思います。

両極端な考えをおもったゆうきですが、これは自分でも「おかしいのか?」と思ってしまいました。
当時は時間が経過するのが早く、判断を迷ったり、無駄にできないことばかりだったので、ゆっくり考える暇がなかったので、気にも留めていなかった

退院して、考えれる時間ができて当時を思い返してみると、冷静な自分と冷酷な自分2人いたんだなと思えた。

冷静な自分は、なにをすればいいのか・やらないといけないことが判断出来て、選択も迷いなくできていた。(考えることはあったけど)
冷酷な自分は、苦しむ息子を見たくない・息子に苦しんでほしくなかったと思う自分だったのだと思う。

「冷酷な自分」は、苦しんでほしくないという親心ということを盾に、自分が治療から逃げようとしていたと後からおもった。
結果的に「冷静な自分」が表にでて判断なり選択をしてくれてよかった。

そこで長期入院した経験とうまくかみ合って、妻と交代しながらでも長期の付き添い入院を過ごすことができた。

いきなり病気を言い渡され、当分家にも帰れないとも言われたら誰でも思考がおかしくなったり、普段考えんようなことを思ってみたりするよ。
それくらい過酷なことをやっているんだから、「おかしい」と思う必要もないんじゃないかな。あんまり自分を責めすぎて正常な判断ができなくなったら、それこそ治療する子供に影響がでたら元も子もないでしょう。

判断しないときはやってきますし、逃げることはできないです。
どれが善悪かは分かりませんが、そのご家庭が選んだ方向が最善の選択だったと思います。

とても厳しい状況でお過ごしかと思いますが、自分を責めないず「おかしい」とかも思わないでください。

長期入院がなくなるように、これからも前向きになれる記事を書いていきます。


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