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今思えばよかった

小児がん「神経芽腫」と言われて、手術をしました。
その時の目的が以下の2点が目的

・腫瘍の原発層を除去
・治療のためのCVカテーテルの設置

そのうちのCVカテーテルの管理について
本人が自発的に抜去したりしたら「拘束管理」であったこと。

拘束といったら縛りつけるイメージですが

・腹部の固定(ベルトなどで)
・手足にミトン

これでも「拘束」の意味になるとのこと。

今思えば、「拘束」にならなくてほんとうによかった。
息子も初めの1ヶ月ぐらいは、カテーテルを引っ張ってみたり、触ってみたりで、かなり気になる様子でした。
抜けたりしたら「再手術」と言われて、必死に言い聞かせた。

これといった方法はないですが・・・・
・触る度に伝える
・本人が触ってはいけないと思うように言う

ほんとうに言い聞かせていくほかありませんでした。

点滴について
点滴はカテーテルが2口あります。
治療によって末梢を使うこともあるので最大3か所ありました。

・抗がん剤用/1か所
・その他の投薬用/2か所(CV1個・抹消1個)

カテーテルが多く・長いので・・・

絡まる・ねじれるのオンパレードですね。

急に走り出したときは「ああああああああああ!!!」と悲鳴です。

そのために、背中で遊び部分を作って固定しました。
急に走り出したときも遊び部分がストップをかけてくれました。

入院生活で何回かあったのでほんとうに助かりました。

入浴事情


お風呂前のひと作業

濡れないようにカテーテルを隠すように覆いますが・・・

・すんなりできない
・本人の機嫌次第で入浴なしもあり
・自分で剥がすことも

こんな感じで良い時と悪い時があり決まった時間にできないことも多々。
入浴中も

・浸水による防水の無効化

浸水し根元の固定部分ごと交換しないといけなくなったりと、気を配るところが増えていきます。

入院生活は
・生死を考えなといけない
・治療の進行・先の見通し
・カテーテルの管理
・衣食住の不安

キリがないくらいのことを考えなくてはなりません。

カテーテル管理もそのうちの一つであります。

その「一つ」がある・ないでは、入院生活は大きく違います。
いかに過ごしやすくするかにおいて、作業が1個でもないほうが負担が少ないので、スムーズにやりたい。


ちなみに、このカテーテル管理の拘束のことを知ったのは、本退院間近になってからでした。
事後にはなりましたが、拘束がなくてほんとうによかったです。

いまもなお入院生活をされてる方々には、ほんとうに頭が上がりません。

どうか、頑張りながら頑張らないでください。

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