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新入社員にこそ、MYパーパスは必要!

今、この記事を書いているのは12月。そう師走です。
みなさんは、師走と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
 
実は、人事あるあるなのだと思いますが、12月になると来年の研修に関するお問い合わせがぐっと増えます。4月以降年間の研修計画を見直す時期なんですね。
阪井は企業でお話をするとき、リーダー以上の方や初めてリーダーになる方に向けて最強の価値観や自分自身の軸になるMYパーパス
(MYパーパスに関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。https://note.com/carpediemsic/n/nf38fa4ebf957)についてお話しすることが多いのですが、本当は新入社員こそ、MYパーパスについて考えて欲しいと思っています。
 
新入社員は、社会人の出発点に立っていますよね。自分の意志で社会と関わり、社会を責任ある大人として支える人生の始まりです。そういう意味では、人は死ぬまで社会人であるわけです。
その社会人としての出発点で、これから自分の存在意義や人生の軸になるものが見えているかどうかで、その先の人生は大きく変わってくるはずです。
 
有名なビジネス寓話として、3人の石積職人の話しがありますが(ご存じない方は、検索してみてくださいね。すぐ出てきますよ!)、何の仕事をしているのかと聞かれたときに「教会を作っている」と答えた職人は、恐らく自分の石積という仕事の内容よりも、「自分が直接人を救えなくても、それに関わることで、ひとりでも多くの人を救いたい」というMYパーパスを持っているんじゃないかと想像します。だから、仕事の内容は石積でも、そのための足場組みでもなんでもよくて、人を救うことに繋がっていくのかどうかという1点を大事にしている。阪井はそう思います。
 
新入社員にこそMYパーパスが大切だというのもこれと同じで、社会人の入り口にたったとき、自分が社会で存在する意義を掴み取っているかどうかは、その後の人生をどう生きていくのかに直結していると思うのです。そして、そうした自分の人生の軸があるからこそ、教えられたこと以上のものを吸収することだってできるし、自分に足りないものを自主的に勉強して補っていくこともできる。それが年数を重ねるとビジネスパーソンとして、人として大きな差になっていくのだと思います。
 
昨今、入社のタイミングで、キャリアプランを考える研修を取り入れる企業が増えていると聞きます。それはとてもよい試みだと思います。
ですが、コロナ禍が誰にも予測できなかったように、今後何が起きるかは誰もわかりません。キャリアプランを決めても、その通りに進んでいくことが本人にとって本当に幸せかも、わからないのです。
だからこそ、人生を柔軟に生きていくためにも、キャリアプランではなく、新入社員のみなさんにはMYパーパスについても、考えてみることが必要なのではないかと思うのです。

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