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英語を生業とする私が求められたのは英語力だけではなかった話!!

G’day! How are you doing today?
The weather feels like autumn is around the corner, as it’s cooler in the morning and the evening! I also saw a lot of signs of the arrival of autumn at a supermarket, such as Japanese pear (nashi), chestnuts rice mix, and sweet potato snacks, which excited me a lot! Yay!

みなさま、こんにちは。涼しくなってきて、秋の訪れを感じますね😊
店頭に並んでいるものが秋らしくて、もう、ワクワクします。
日本のフルーツって見た目も立派だし甘くて非常に美味しいですよね✨
日本のフルーツが好きすぎて、農家の方には本当に感謝しかないです。私の実家も実はフルーツ農園に近いのですが、ちょっと車を走らせると栗林、桃や梨の果樹園があります✨秋のフルーツで特に好きなのが、花梨と洋梨の合いの子のようなフルーツ、「ル・レクチェ」🍐です。芳醇な香りと甘さがたまらないので、ぜひ、皆様にも食べて欲しいです😊

話は逸れてしまいましたが、今日のトピックは「英語を生業にする私が求められたのは英語力だけではなかった話!」ですが、今日は私のお仕事の裏側についてちょっとお話ししようと思います。いわゆる産業翻訳と呼ばれるものに憧れている方や目指している方に向けて、発信しようと思います。かなりニッチな内容なのですが、最後までお付き合いください。

🍀えっ、それも翻訳に含まれるの?

みなさま、翻訳というと元となる原稿があって、それを他の言語に訳していく作業だと思っていませんか。確かにそれも翻訳では最も重要な部分を占めているのですが、実は産業翻訳では、それ以外も求められることがことが多いのです。

私の場合は日→英翻訳を取り扱っているのですが、産業翻訳の場合、和文原稿と一緒に翻訳の際の条件として翻訳指示がもれなくついてきます

① 上書き用フォーマットの指定
② 参照資料の条件
(用語集や前年度の同じ文書を踏襲するなど)

②はよしとして、問題は①上書き用フォーマットの指定なのです!!

ワードでベタ打ちで訳文記載OKの場合と指定フォーマットに訳文を記載(または和文原稿と同じスタイルで訳文を合わせる)という条件付きがあり、後者の指定フォーマットを使うときに、求められるものがちょっと厄介なのです。

それは何かというと。。。(drumroll please!)

ワードやパワポの体裁の調整能力

びっくりですよね。えっ、体裁?
もはや、英語に全然関係ないですよね。

産業翻訳では、体裁も込みで翻訳料金が含まれているので、ここを綺麗にして納品しないと、やり直し、またはクレーム(フィードバックともいう)がきます💦

同業者の方はわかると思うのですが、翻訳者はワードやパワポをかなりマスターしています。納品物は訳もさることながら、納品物の体裁もお客様に出して遜色がないものかを、かなり見られているので気をつけるべきです。

🍀こんな修正依頼もありました😱

体裁が悪いとお客様から修正依頼が来るのですが、それは勿論、お客様は体裁の料金込みで翻訳のお支払いをしているからです。

ここからは、こんな修正依頼を受けましたという事例を挙げたいと思います。
中には極端すぎる依頼もあって、自分の中でも思い出すと笑ってしまいます。

まずは可愛らしい依頼から

⭐️文章が途中で切れて、次のページになっているので改ページを挿入して、見やすくしてほしい。

これは、切れの良いところで改ページを挿入すれば良いので、お安い御用です。

⭐️表内のマイナスのカッコの数値を小数点揃えにして欲しい。
  123
     (123)
※括弧内の末尾の3の数値が、括弧無しの数値の3の数値に右インデントを合わせること
  123
   (123)

これも、ワードの小数点揃えタブを使用すれば良いので、簡単です。

画像1

⭐️表内の英単語が長すぎてセル内に収まっていないので、調節して欲しい。

これも英語は日本語と違い文字数が多いので、表内に収まりきらないは、あるあるです。
セルの左右の余白を0mmに設定したり、フォントサイズの調整、またはフォントの文字間を調整して表内に収めて見た目を調整しています。

上記はまだ可愛らしい方の依頼です。
次はえっ、そこにこだわるのかー!!という珍依頼です↓

⭐️注釈にあるタブの長さとインデントを全文章で同じにしてほしい。
⭐️最初の段落はインデントは無しにして、それ以降の段落はインデント〇〇mmで、そしてぶら下がりインデント〇〇mmにして、それを全文章で揃えてほしい。

えぇっ!タブの長さへのこだわり?!これ、結構嫌なんです!
上書きルールに従ったのにもかかわらず、体裁ルールを覆され、ページ数が50枚以上ある文書などに全適用だと、正直、もう、うんざりです。
しかも、文章の長さでタブがうまく調節できない症状が出て、悩んで色々触ってみたら、ふと修正できるという謎の現象も起こりました(笑)

全文章に同じインデントを適用のときは、ひたすら刷毛ツールを使います。
便利なので皆様も使ってください。

⭐️上書きフォーマットを渡して納品してもらったが、やっぱり和文原稿と全く同じスタイルにして欲しい。

いや、これは完全に後出しジャンケンでしょう💦
納品物の表などの体裁を全てひっくり返されるという。。。始めからやり直しパターンです。「簡単に依頼するなよ」と沸々と怒りが込み上げる依頼です。

上記のように、体裁にものすごいこだわりを持っているお客様もいるので、英訳より体裁の修正に時間を費やすことも実はあります。。。この仕事に従事してから、私もワードとパワポのニッチな機能に目覚めました。こんな機能、普段、普通の人は使わないんだろうなぁっていう機能を使っています😊

⭐️まとめ

最後までお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。数あるノートの中で私のノートにたどり着いていただいたことに感謝申し上げます💖

今回は産業翻訳で求められる英語以外の意外なスキルについてシェアいたしました。いかがでしたでしょうか。翻訳に憧れている人や目指している人の参考になったら幸甚です。また、読み物として、翻訳者はこんなことまでやっているんだと楽しんでいただけたら嬉しいです。

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Have a good weekend😊















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