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NO!と言える状況

こんばんは、黒羽です。

今回は小学6年生(2006年)時代の話を書きます。

突然ですが、30人31脚という競技があったのをご存知でしょうか?(懐かしい…)

主に30人の小学生チームが2人3脚状態で50m走りそれを競うもので、その全国大会(会場は横浜アリーナ)が正月に全国放送されていました。(詳しく知りたい方は、Youtubeで30人31脚と検索してください。)

そんなある日、小学校6年生の時に違うクラスの担任(6年2組)が30人31脚の参加を表明して、驚きに包まれた。(他にも仮装大賞への参加を計画していたらしい…)

その後、2クラス合同チームを2チーム(①6年1,2組 ②6年3,4組)作って急遽30人31脚の全国大会出場を掲げて練習はスタートした。しかし、当時の自分には、致命的な弱点があった。


50m走のタイムが相当遅い(当時のタイムは言えない…)


あの競技の恐ろしさは、一人のミスで予選敗退が確実になることである。一人の転倒で、数十秒近くタイムロスして予選敗退する光景をテレビで見ていた。

その状況を踏まえて、自分の足の遅さでチームに迷惑を掛けたくないという思いもあり、参加不参加する事を決めた。


しかし、これがすんなり決まらなかった


実を言うと、予選不参加メンバーの理由のほとんどは、スポーツ少年団での別の大会とバッティングしたり、予選日が家族旅行に行く日だったり、練習中での負傷するなどだった。ところが、私は、どの条件にも満たれていないという最大の難所にぶつかった。(焦りしかなかった…)


その時苦し紛れで使った方法が、架空の計画を使った嘘で担任に大会不参加を伝えることだった。(良い子は絶対にマネしないでください

残念ながら、その時に使った嘘の内容は覚えていない…(忘れたのかよ!)

なんとか、担任に嘘が伝わったことで、30人31脚の不参加が決まった。本当に苦しみから解放された気分だった。(もし参加だったら、6年3,4組合同チームに入ることになっていた)


その後、練習を数ヶ月間続けていざ県大会を迎えると、なんと!

我が小学校の6年1,2組合同チームが、福島県大会を優勝して全国大会出場を決めた!(因みに、6年3,4組はわずかの差で予選敗退だった)

正直言って、自分の小学校が全国大会に行けるとは全く思っていなかった。(すみません…)

大会終了後、参加メンバーが清々しい表情していたのが印象的だった。実際、卒業アルバムでも参加メンバーのほとんどはこの大会について書いている人が多かった。

私の心情は、少し後ろめたい気持ちはあった。しかし、選択としては間違っていなかったと確信している。

今思うと、先生は一生に一度の機会を生徒たちに経験させて今後の人生の糧にしてほしいという思いが込められていたと思う。だが、大会不参加という選択肢も入れて欲しかった… 嘘で状況が好転しないというのは、仮に、その時は良くても最終的には罪悪感に苛まれるようになる。(今でも、後悔の念があります)

そのために、色々なことにチャレンジしていきたい。それは、あの時にやらないと決断したことが、間違いではなかったと思えるようにするためでもある。

だからこそ、私は”やらない選択”を後悔せずに決断していきたい。

もう学生時代の二の舞にはなりたくないから、、、




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