見出し画像

これまでのこと 宝塚編

皆さま あけましておめでとうございます

carolです 

 「何か書きたい!」と年末に勇んで始めたnoteでしたが、見事に筆不精ぶりを晒す結果となりました。今年はもう割り切って自分のペースで書いていきたいと思います。

 さて、前回フィギュアスケート、宝塚歌劇団との出会いについて書きました。

そこで最後に「家族を巻き込んでヅカファンの道を邁進している」と書いたので今回はその経緯について書きたいと思います。

ヅカファンへの道

母、宝塚に舞い戻る

 前回も書きましたが、私の両親は海外ミュージカルが好きでした。それに加え関西出身だった母は幼少期から宝塚歌劇団に慣れ親しんでおり、鳳蘭さんの大ファンだったそうです。ただ就職、結婚、出産、子育てと追われるうちに宝塚からは足が遠のいていました。
 それが私が友人に連れられて宝塚を観に行き、見事に落ちて帰ってきたことで一転します。折りしも2013年というのは宝塚歌劇団100周年という記念すべき年の前年。来たるべきアニバーサリーイヤーに向けて宝塚自体が盛り上がっていて、地上波への露出も増えていました。そしてそのお祭りムードと娘の舞い上がりっぷりに刺激を受けたのかとうとう彼女は言いました。

「私もまた観にいってみたいなぁ」

と完全にヅカモードに入ったものの、完全に浦島太郎状態の我々親子。どの公演を観に行こうかという踏ん切りもつかぬまま、時は流れ…気がつけば2014年。しかしここで大きなきっかけが生まれます。雪組トップコンビ 壮一帆、愛加あゆ両名の退団発表。私をこの世界に見事に引きずり込んだお2人が、夢の園を去る。えぇ、ショックでした。そしてそんな落ち込んだ娘を見た母は言いました。「なんとしても退団公演は観に行こう!一緒に!」こうして私の母は宝塚へと舞い戻ったのでした。
観にいったのはこちら↓

 先程書いたとおり母は関西出身のため、宝塚の劇場といえば宝塚大劇場であり、日比谷にある東京宝塚劇場には初めて足を踏み入れたようで感激していました。生オケの響きに「やっぱりこれだ〜」と興奮し、パレードでトップスターが背負う羽根の大きさに驚き、久々の生観劇を楽しんだ母はヅカファンモードにだんだん移行していくことになるのでした。

娘(私)、ご贔屓が出来る。

 時は流れて2018年、宝塚とは適度な距離を保ちつつ、気になる公演は観に行って、とまだ宝塚の熱烈なファンとは言えなかった我々親子に大きな転機が訪れます。

 それがこの公演↓

 奇しくも初観劇と同じ、雪組新トップコンビお披露目公演で私がご贔屓を見つけます。

真彩希帆さん

 この公演でトップ娘役に就任した彼女の笑顔に私は一目惚れし、なんとも形容し難い彼女特有の声の虜になりました。帰り道「可愛い」と「私もあんな声になりたい」しか言わず母をうんざりさせたのはいい思い出です。とにかく私は初観劇から早5年、ようやくご贔屓という存在を見つけたのです。(というか最初は壮さんが好きだったんですけれど、すぐ辞めてしまいました…)
 そしてお分かりいただけるでしょうか?

人間、贔屓がいると観に行く回数が増えるんですよ!だってしょうがないじゃない、会いたいんだもん!

 …と、とうとう私が宝塚にどっぷりハマった一方、母はまだ冷静でした。私がキャイキャイ言っている横で「まぁ上手いよね」と斜めに構えていた母は、まだ「ご贔屓」と呼べる現役スターにこの時出会っていませんでした。(ちなみに第一次ヅカファン期に母が好きだった娘役は白城あやか女史だったそうな。いやハードルが高いんよ)
 そうして雪組ファンの私と、フラットな母はそれからも(雪組多めで)気になる公演を観に行って…という相も変わらぬ日々を送りながら数年経ち……2020年の春を迎えることになります。

コロナ禍とヅカライフ、そしてとうとう…

   2020年の春、といえばまだまだ記憶には新しいところでしょう。未知のウイルスの世界的な流行により世の中が一変してしまいました。宝塚歌劇団も3月末から公演の長期休演を余儀なくされ、それまで毎日どこかでは公演をやっているのでは?と感じるほどぎっしりと詰まっていた公演スケジュールは一旦白紙、予定されていた公演は全て後ろ倒しになりました。
 いやもう、悶々としていましたよ。やるせなくて。今振り返ってもあの半年の記憶があまりないです。
 別に公演させろ!とかそういうことを思ったわけではないんですよ。まぁ仕方ないよなぁ…みたいな。特に当時はまだコロナについてよくわかっていませんでしたし。ただそれを差し引いてもなんともつまらなくて、やるせなかった。当時雪組、月組トップコンビの退団がすでに発表され、星組トップコンビはお披露目公演中、花組トップお披露目公演が直後に控えている、というとんでもないタイミングだったのも相まって辛かったなぁ…。別に何かのチケットを取っていたわけでもなかったんですけどね。

 何が言いたいかと言いますとね、そこで私、(あと母)は

  自分が思った以上に宝塚にハマっている

ということを思い知らされたんですよ。

 もちろんそれまでだってご贔屓も出来て熱心に公演観に行ってました。でもそれはこれまで色々興味を持った様々なコンテンツと同等くらいの熱量のつもりだったら、思いの外どっぷり宝塚に浸かっていたんだな、と。そして我が家はとうとう決意しました。タカラヅカスカイステージへの加入を。(入ってなかったんですよ、今まで)ずっと入りたかったんですけど、そんなものあったら絶対1日中観てしまう気がするので入らなかったんです、我が家。でももうこの事態になって「どうせやることもねぇよ!」みたいなテンションで加入しましたね。いやーおかげで毎日楽しいです。

 さて、我が家がヤケクソのようにスカステ加入を決めたのと同時期、劇団も再始動しました。これまでやれていた宝塚らしいイベントはどんどん無くなってしまったけど、楽天TV他での公演生配信という新しい楽しみ方もできました。そして楽天TVでこちらの作品を観ていた時母が驚くべきことを言います。

(この作品すごくオススメ)

 この配信を見終わった母が言いました。

「私、れいちゃん(柚香光さん)好き」

 そう、ついに母にご贔屓が出来ました!正直驚きました。母は歌が得意な人の方が好きだと思っていたので。
 それからというものスカステで柚香さんを見るたびにはしゃぎ、キャトルレーブに行っては花組舞台写真コーナーで真剣に吟味している母を見るにつけ、「宝塚恐るべし…柚香光恐るべし…」と思いつつ、私は私で彼女の沼に段々片足突っ込んでいるな…と感じる今日この頃です。いやー…これはまたしばらく抜け出せないな笑

補足

 自分でつけたサブタイトルに自分でツッコムと、「ヅカファンへの道」って長々書いたけれどあんた初観劇からずっとヅカファンやったやないか、ということでしょうか?何年追ってるとか、スカステ加入してるとか、ご贔屓がいるとか、そういうことではなくて私は最初っからあの世界が大好きだったんだなぁとこれ書いてて思いました。これからも好きです、愛してます。

次回予告


 さて、長々と語って来たのですが、次回から(多分)テイストが変わります。いや、本当はもっと「わーっ!聞いて聞いて!」みたいなテンションの文章が書きたかったんですけど、やっぱり無理でした。ただ次回からはもう少し弾けたい。そんな次回は「宝塚の好きな作品」の話(予定)
よろしければ、お付き合いください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?