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エンジニアは技術力が最重要なのか?

最近、見た動画がとても興味深かったので紹介します。
こちらの動画です。やっすんというエンジニアyoutuberです。

この動画では「技術しかないエンジニアはゴミ」と述べられていました。
技術市場主義のエンジニアにとっては結構衝撃的な内容だったのではないでしょうか。

やっすんは、動画をいつも拝見させていただいていますが、技術力が高いエンジニアであり、経営者としてビジネスサイドの視点も持っているため非常に内容に説得力があります。何よりも話がとてもわかりやすいです。

なぜエンジニアは技術ではダメなのか?

もちろん、エンジニアは技術力があるに越したことはありません。
私も日々勉強して技術や知識を磨かないと生き残れないと感じています。

しかし、技術が重要なのは当然のことですが、

これまでの経験の中で、
技術に固執しすぎるエンジニアが顧客の要件を無視し、勝手に要件を脳内変換してしまい、「求めているのはそれじゃない」と顧客やマネージャに怒られているエンジニアも一定数見てきました。
特にフリーランスやシニア層のエンジニアにその傾向が強いと感じています。

企業が以下の2パターンの人材を選ぶとしたら、どちらを選ぶでしょうか?
・経験が浅いが、コミュニケーション能力と自走力が高い人
・経験や知識は豊富だが、自走力やコミュニケーション能力が低い人
多くの場合、前者を選ぶでしょう。
長期的に、成果物が良いものになり、コストがかからないのは前者だからです。
後者の人はフリーランスであれば、半年もしないうちに契約を切られてしまうのではないでしょうか。

最近ではChatGPTのようなツールも登場し、エンジニアのハードルが下がってきていると感じます。
この傾向はますます顕著になっているでしょう。

でも技術力はとても大事である

ただコミュニケーション能力や自走力は面接では技術力よりもアピールしづらいため、それらよりもアピールしやすい技術力を磨くことが市場価値に直結しやすいのも事実です。

過去の自分のしくじり話になるのですが、
会社や顧客の要件が大事と思い、それらに振り切りすぎて、自分が関わる技術やアーキテクチャを二の次にしてしまいました。
その結果、市場価値が上がらないようなレガシーな開発環境に長く居座り、転職してその間、年収を上げる機会を逃してしまいました。
最終的には何年か後に、自分の人生プランとして年収アップがどうしても必要だったのでやむなく転職しました。完全にキャリアをしくじりました。

結局、総合力になると思う

技術力も磨かないといけませんが、同時に自走力やコミュニケーション能力、説明力、文章力といったソフトスキルも磨く必要があります。
だから、私は技術を磨くと同時に、コミュケーション系や仕事論の本もたまに読むようにしています。

私は一流のエンジニアでもなければ、高年収のエンジニアでもないので、偉そうなことは言えないのですが、
エンジニアには総合力が求められることは間違いありません。
それは、事務職だろうがエンジニアだろうがミュージシャンだろうがアスリートだろうが、それはきっと同じなのだと思います。



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