50代のエンジニアが生き残るには?

私は現在40代後半で50代が目前に迫っています。

IT業界で20年以上、エンジニアとして働いてきました。

いわゆるWEBエンジニアという職種で、自社開発、受託、SES、設計からコーディング、運用、保守まで一通り経験してきました。
当たり前の話ですが、自分が任されてきた案件はおおむね、納期や品質面で大きく失敗せず、こなしてきました。

マネジメント経験は小規模案件に限られます。

現在はSaaS企業であいかわらずエンジニアをやっていますが、
このままエンジニアとしてこの業界で生き残っていけるか漠然とした不安があります。

年齢による転職面接の選考の通りづらくなってきた

数か月前に会社の将来性に疑問を感じ、市場や相場に探るを入れる目的で転職活動をすこしやりました。

以前よりも書類でお見送りになる率が高くなったことを実感しました。2022年頃からエンジニアバブル崩壊の話を耳にするようになりました。採用のハードル上昇も影響しているかもしれません。

年齢の割にマネジメント、スペシャリストとしての経験が少ないと見なされるのだと思ってます。

最近の若い人たちは昔に比べて優秀な人が増えた

最近、20代後半から30代前半の若いエンジニアの方たちと一緒に開発する機会が多いのですが、
彼らは技術的にもコミュニケーション面でも非常に優秀です。
(10年ぐらい前と比べて年収が上がっているので、そういう方たちとエンカウントする可能性があがったのかもしれません)
彼らと自分を比較すると、決定的な違いを作れていないため、(むしろ劣っている部分が多い)、
自分よりも体力があるため、自分より長く働け、勉強など自己投資にも多く時間が使えるので、
彼らに負けてしまい、老害扱いされ、窓際に追いやられるリスクがあると感じています。


開発経験が陳腐化しまう恐怖

この業界で怖いのが、自分の開発経験や知見が陳腐化してしまうことです。
自分は2000年代、ガラケーのキャリ公式サイト開発で食っていました。
今にして思えば、HTML、Perlで書き、JSもガラケー端末の仕様により使えなかったため、ただ文字や画像を並べて表示するだけの簡単なものが多かったです。
2007年ぐらいまでガラケーはかなりイケイケだったので、 「俺はこの仕事で一生安泰」とすら、思っていました(バカだなあ)。
しかし、ご存知のとおり2010年ぐらいからスマホが急激に流行りはじめ、自分が培ってきたガラケー知見は全く役にたたなくなりました。(時代の流れは怖いです)

自分の2000年代にやっていた開発経験はほぼ役に立っていません。
ただその後、スマホネイティブアプリ開発などをキャッチアップしたので、なんとか生き残れましたが。

勉強しつづけなきゃいけないという辛さ

上記に書いたように、
2010年ぐらいから、世間的にガラケー終焉の雰囲気が漂い、自分のガラケー中心の開発経験に危機感を感じました。
そのとき、スマホ時代にあった技術であるスマホアプリ(Swift、AndroidのJava )やJqueryなどの非同期をプライベートの時間を投下して学習(手を動かしながら個人開発)をしました。
結婚していたので、家事もやらないといけないですし、子供も生まれたばかりだったので、子育てや家族サービスで時間をとられる中、スキマ時間を利用して、すこしづつですが、キャッチアップをしました。
その結果、その時はスマホの両方のOSのネイティブ開発を同時に任されていました。
ここ数年は、ReactやVueなどのキャッチアップをしました。今Reactを業務で触ったりしてます。

今後、だんだん体力も衰えてきたので、どこまで、スキマ時間を使ってキャッチアップできるか?
今後どうなっていくのかはわかりません。

健康だけは死守したいですね。

まとめ
上記に書いてきた通り、エンジニアとして、年齢とともに転職しづらくなってきて、時代の流れとともに技術も刷新され、自分より若い世代の人たちで、たくさん優秀な人たちが台頭してきているので、50代のエンジニアとしてやっていけるかどうか不安要素が多いです。


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