5月3日(2006年)オシム監督

2006年は浦和レッズがリーグ制覇した年なので良いイメージしかない。ただ、もちろん負けや引き分けで悔しさに塗れた試合もある。だけど悔しさとは勝つチャンスがあったからこそ受けるものだと思う。
だが、この2006年に唯一悔しさが全く起こらなかった試合がアウェーのジェフ戦だった。
ハッキリ言って試合内容は詳しくは覚えていない。
覚えているのは唯一つオシム監督の作り上げたジェフのサッカーが殆どの時間レッズを上回っていたという事。
あの試合はサポーターも決して油断などがあった訳ではなく逆に前年もアウェーでジェフに負けていたから余計に気持ちも入っていた。
しかし、それでもオシム率いるジェフに完敗だった。
スタジアムの帰りに僕は『ホームでやるジェフとの試合は難しい試合になるだろうし、いろんな面で精度を上げないと勝てないだろうな』と思った。
だが、5ヶ月後に行われたホーム埼スタでのジェフ戦にオシム監督はいなかった。
この間にまさかの日本代表監督に就任してジェフを離れていた。

『これもサッカー』

僕は喜んだ。
1つはレッズの前に立ちはだかるジェフから優秀なオシム監督が離れた事。
そしてもう1つは日本代表をオシム監督が率いたらどんなサッカーを世界相手に展開するんだろうという事。
だが、オシムジャパンは残念ながらオシム監督が病気に倒れたことにより1年ちょっとで幕を閉じてしまった。
この時オシムジャパンが続いていたら日本サッカーはどうなっていたんだろうと今も思う。

そのオシム監督が先日、旅立たれた。
『ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます』

あなたが残してくれた意志はきっとあなたの教え子たちが繋いでいくでしょう!
そしてあなたのサッカーをこの目で見た多くのサポーターが次の世代へと語り継いでいくでしょう!


#あの日のわたしたち #5月3日 #2006年 #浦和レッズ #イビチャ・オシム




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