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まいにち、はじめまして!

こんにちは!みかんです。

私の少し変わった経験。

休みの度にご近所さんが1人増え、翌日には1人減ります。

私が今の家に引っ越したのは3年ほど前。

家の隣には150坪ぐらいの大きな畑があります。

私の祖母の妹(おばちゃん)の畑です。

引っ越してしばらくしておばちゃんに挨拶しました。

おばちゃん「あんた誰や?」

私「Aさん(祖母の名前)の孫のみかんです!」

おばちゃん「Aさん?」

私「Aさんの息子〇〇(私の父)のこども!」

おばちゃん「ああ!〇〇のこどもか!大きくなったなー!」

その日おばちゃんは、野菜を持ってきてくれました。

おばちゃん「綺麗なもんではないけど、いっぱいあるから食べてなー。」

私「ありがとー!」

次の休み。

朝からおばちゃんは畑。

近くに行って挨拶しました。

私「おばちゃんおはよー!」

おばちゃん「あんた誰や?」

私「!?」

私「Aさん(祖母の名前)の孫のみかんです!」

おばちゃん「Aさん?」

私「Aさんの息子〇〇(私の父)のこども!」

おばちゃん「ああ!〇〇のこどもか!大きくなったなー!」

その日も野菜を持ってきてくれました。

そう。おばちゃんは認知症なのです。

休みの度に話しているとよくわかります。

おばちゃんは、翌日になると忘れるのです。

でも、過去のことは覚えているので、私が父の息子というと理解できます。

最初は忘れられることに対し複雑な気持ちでした。

でも、休みの度にこのやり取りをしていると、なんだか知り合いがいつも増えるようで楽しい。

慣れてくるとこんな感じ。

私「こんにちは!Aさんの息子〇〇(私の父)のこどものみかんです!」

おばちゃん「あー!〇〇のこどもか!大きくなったな!」

私「おばちゃんは小さくなって(笑)」

おばちゃん「この年になると腰が曲がってねー。」

最初に名乗ると「あんた誰や?」のくだりが省略できるので、私のダメージも軽減されます。

「あんた誰や?」はちょっと傷つく(笑)

おばちゃんとのやり取りは、休みの度に何度もあります。

これが何年も続くと生活の一部になります。

まいにち、はじめまして!

日々の大切な習慣です。


こんな拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!これからもサポートいただけるよう精進いたします!