注文住宅で100万円ドブに捨てた話【前編】
私たち夫婦の注文住宅経験は人の2倍あります。
1件目は本契約寸前で契約破棄し違約金として100万円支払いました。
2件目は記事の写真の家でこの家は無事に建ちました。
これから注文住宅を検討される方の参考になればと思い、私たちの失敗談を書きます。
※今回の記事は少し長文になるので2回に分けます。
1件目は大手ハウスメーカーS社
S社は妻があこがれており、注文住宅を建てるなら絶対S社という感じでした。
私はというと家なんて雨風をしのげればいいという考えだったので、当時はどこでもよかったです。
今となっては家が快適すぎるのでそんなこと口が裂けても言えませんが(笑)
私はどこでもよかったので妻のあこがれているS社で話を進めることにしました。
S社の営業から提示されたのは
「今ちょうどキャンペーンをやっておりまして、お客様のご希望なら2500万円ぐらいで建てられそうです。」という使い古された営業トークでした。
ただ私たちも当時27歳ぐらいで若く
「S社の注文住宅がその値段で建てられるんだ!」
とテンション高めで話を進めました。
話を進めると値段が倍になった!
注文住宅には標準仕様(無課金)とオプション仕様(課金)があります。
最初に営業が提示してきた2500万円の見積もりは全て標準仕様のものでした。
私の妻はこだわりが強いため標準仕様では満足できずにオプション仕様を選ぶことが多かったです。
これは当然で標準仕様はなんともダサいものばかり。
オプション仕様を選べばもちろん値段は上がります。
S社との打合せは最初の方は多少値段が上がってもしょうがないかと思い、オプション仕様を選んでいたのですが、後半になると値段が跳ね上がり標準仕様で我慢せざるを得なくなりました。
そうなると打ち合わせのたびに妻は我慢をします。
そして毎回テンションが下がります。
注文住宅は最後にカーテンやクロスの内装の打ち合わせをするのですが、その時の妻のテンションの下がり具合は今でも思い出したくないです。
ちょっとかわいそうでした(笑)
内装の打ち合わせが終わった時の見積もりは5000万円!
私から妻への提案
打合せの帰りに妻とこんな話をしました。
この時期は帰りにいつも暗い雰囲気になって地獄でした。
家を建てるのにテンション下がりまくるって意味わからないですよね(笑)
契約破棄へ
こんなことが続きなんとか妻に納得してもらい営業に断りの連絡を入れました。
そこからがめんどくさい!
営業は家に来るわ手続きもたくさんあるわ、妻も精神的に不安定になるわで。
ここでよかったのが妻と私の考え方の違いです。
妻はこれまでお世話になった営業や設計士の方に申し訳ないという気持ちを持っていました。
私は「これは契約なのだから私たちに有益な条件を提示できなかったS社の責任でしょ。」と考えていたので申し訳なさなんて微塵もありませんでした。
何も悪いと思っていない薄情な私がその後の営業とのやり取りなどを行いました。
私は家に興味がなかったこともあり打ち合わせには全く貢献できなかったので、最後のしりぬぐいで貢献出来てちょっと嬉しかった記憶があります(笑)
S社とは痛み分けで終了!
今回の打ち合わせで私たちが失ったものは違約金の100万円です。
打ち合わせに使った時間は経験値として身についたのでむしろ儲けものです。
S社が得たものは100万円。
失ったものは営業と設計士の膨大な時間、営業の見込み数字の得られたであろう5000万円といったところですかね。
この記事を書きながら妻に
「こんな風に考えれば痛み分けだね!というかむしろこっちのが得してる!」
と伝えたら
「相変わらずいい性格してるわ。」と苦笑しておりました(笑)
こんな拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!これからもサポートいただけるよう精進いたします!