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2人目の子どもの時に不妊治療した話(私の場合)

ざっくりいうと

いつごろの話?:2018年〜2019年にかけて
通院期間は? :9ヶ月くらい
不妊の原因は?:卵管の出口ちかくにポリープがあった
        手術でポリープを取った後自然妊娠した
かかったトータルのお金は?:10万円くらい
感想:想像以上に時間と手間がかかった


不妊治療のはじまり


子供は2人欲しいね、が当初からの夫婦の共通認識だった。
上の子が1歳半のころ、生理が再開。2人目を考える機会が訪れた。
でも子どもはちょうどイヤイヤ期真っ盛り。
毎日白目を剥き、かつ自分が転職したてだったため、私がこれ以上の負荷は考えられないと白旗をあげ、この時点では見送ることとなった。

時はたち、子どもが3歳が見えてきた頃、
再び2人目どうするそろそろじゃないと話しはじめた。
先に行動を起こしたのは夫だった。
近所の不妊治療の病院を調べ、行ってくれた。
紆余曲折あり(病院は3軒回った)、夫側は気になる点はあるけど問題なさそう、という結果が出始めた。同じ病院で奥さんも検査した方が良いとなり、紹介状をだしてもらった。
私も大学病院の生殖医療センターに踏み入れることになった。

すでに1人いるのに不妊治療する必要あるの?


夫が病院に行きはじめてから私の紹介状が出るまでの間、そんな気持ちがぐるぐるしていたと思う。
自分には問題がないと思いたかったし、転職して2年目の途中だったから妊娠していいものか、踏ん切りが自分の中でつかなかったのだと思う。

でも確かに、1人目も、なかなか授からなかった。
1人目のとき、半年ほど待ったけど授からなかったので一旦諦めて働きはじめた。婦人科に検診のつもりで行ったら子宮内膜症だとわかった。
妊娠するか投薬するか聞かれ、就職先が決まったばかりだったので、投薬を選んだ。
1年後、

「そろそろどうするの?妊娠望んでいるならさっさとしたら」

「あら今日排卵してるじゃない、良いタイミングよ、がんばりなさい」

そうして授かったのが長女。

不妊治療に臨んだ今ならわかる。これってタイミング法だった。
この時うまくいったのは偶然で、2人目を考え始めた時点で早めに不妊治療で受診を考えるべきだった。夫が病院に行き始めたとき、私もとっとと病院に行けばよかったのに。

なかなか見つからなったポリープ

各種血液検査、問題なし。
タイミング法トライ、不発。
人工授精トライ、不発。

「あれ、ポリープあります?」

私は固定の曜日に受診していなかったので、3人目の先生だったと思う。
私も忘れていた。10年近く前、不正出血があり、良性のポリープがあると言われたことを。

「ちょっと場所が良くないかもしれないですね、着床を邪魔している可能性があります。取ったほうがいいかもしれない。私1人の意見ではなんとも言えないので、他の先生とも相談します」

ポリープのある場所なんか聞いてない・覚えてなかった。
子宮内膜症の時も、1人目を妊娠出産するときも、何も言われなかった。

「相談の結果、取った方がいいということになりました。どうされます?」

良性だからとることが必須じゃあない。
悪性に変わる危険性がある、とかでもないらしい。
ただ、取った方が、妊娠の可能性が上がる。
ここまでタイミング法2回、人工授精1回、結果なし。
もう取らない限り無理なんじゃない?
取ることに決めた。

ポリープ除去手術

「取るならば、管轄は婦人科になります」

婦人科を予約して、また3週間後に受診。

「手術は3ヶ月後ですね、あと手術で麻酔するから麻酔科も行ってね」

さらに通院で仕事休まないかんのか…。

ただでさえ自分は慌ただしい時短勤務。
自分の通院による遅刻早退、不意にある子どもの病気、後ろめたさの嵐。
通院が延びたので在宅勤務に切り替えたいと申し出て、
仕方ねぇなあ、な反応をされる。
泣けてきた。
サボってるわけじゃない。そりゃ私の身体が悪いのだけど。
私だってどうにかしたいし早く終わらせたい。
でもいつ終わるのかわからない。終わりが訪れるのかも分からない。
先のことを考えたくなかった。
気持ちを無にして、目の前のことを流れ作業のごとくこなして、
つぎはぎになんとか取り繕って、生活と仕事をしていた。

不妊治療をしてることは親友人にも全く言ってなかったけど、
「2人目は考えてるんですか?」
と世間話を振られたら、さすがに愚痴まじりに話すようになった。
上司は男性だったから、言えなかったけど。

手術は1泊2日だった。
部分麻酔か全身麻酔か選べて、値段で迷ったけど、限度額適用認定証なるものがあれば出費が抑えられると知って、全身麻酔にした。
気づいたら寝てて、起きたら終わってた。
全身麻酔すごい。精神的にはすごく良かった。

ポリープは取ってみたら事前の想定よりも大きかったらしい。
きっと取って良かった。
術後OKが出てから、1ヶ月後、自然妊娠した。

終わりに

不妊治療中、困ったのは、予約日に受診する→「まだ排卵してないので、2〜3日後にきてください」となった時の会社への言い訳だった。
上司は理由を尋ねるタイプの人ではなかったけど、新卒入社の会社で休みの理由を根掘り葉掘り聞かれた元社畜の身としては、なんと言えば怪しくないのか理由に困った笑
(朝起きたら目が真っ赤で眼科行ってきます、とか言った)
タイミングが掴めてきたら、バッチリ排卵日あたりを狙って予約を取ったり事前に予約をずらしたりできてきた。

通院の頻度や不規則さが不妊治療のネックだと、他の方の不妊治療体験記でも多くみた。
人工授精も、さあ明日やりましょうはできない。
タイミングは自分でハンドリングできない。待つしかない。
不妊治療していた期間の体感は、すごく、長い時間/期間だったように思う。

早く病院行っときゃよかったとか、後悔するところはあるけど、タイミングが変わっていたら今の息子には会えなかったのだなと思うと、息子に会えてとても嬉しい。

とりとめのない文章になってしまった。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

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