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オンボーディング

サロンメンバーのふるたです。
皆さんはオンボーディングという言葉を聞いたことはありますか。今回のテーマはオンボーディングです。

1 オンボーディングとは

オンボーディング(on-boarding)は、船や飛行機に乗っていることを指す「on-board」を由来とし、もともとは「船や飛行機の新しい乗組員が早期に現場慣れするようサポートする」ことを意味しています。

ビジネス用語として説明するならば、オンボーディングとは新しく会社・組織に加わった人材にいち早く職場に慣れてもらうことで、組織への定着・戦力化を促進するための取り組みのことになるでしょうか。
昨今の転職市場の活況により、中途採用者が早期にオンボーディングできるかが大きなテーマになりつつあります。

オンボーディングに関する企業の取組の代表例をここでは2点紹介させていただきます。
1 三菱UFJ銀行 オンボーディングハンドブックの作成
https://www.recruit-ms.co.jp/casestudy/aid/0000000086/?theme=starter
2 LINE株式会社、トレーナーの育成など
https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0027-onbording.html
いずれもオンボーディングの実施方法は異なりますが、企業の実態を踏まえて、それぞれが自組織に合う形で実施していることがわかります。

2 キャリアコンサルタントの取組

 
オンボーディングの実施にあたり、キャリアコンサルタントの取組事例は残念ながら発見できませんでした。キャリアコンサルタントがオンボーディングに関与することで、中途社員の定着化や従業員満足度の向上が期待できる可能性があります。

試しに、チャットGPTに中途採用者に対するキャリアコンサルタントの役割を質問してみました。以下はその回答になります。

スムーズな移行と適応支援:
中途採用者は既存のチームやプロジェクトに参加する際に、新しい環境に適応する必要があります。キャリアコンサルタントは、彼らが早期に組織文化やチームダイナミクスを理解し、円滑に移行できるようサポートします。

役割理解と期待管理:
中途採用者には、既存の社員とは異なる役割や責任が与えられることがあります。キャリアコンサルタントは、彼らが期待される成果や役割を理解し、それに対処するのを支援します。

キャリア目標の再評価と調整:
中途採用者が新しい職場に入る際には、キャリア目標やキャリアプランを再評価する必要があります。キャリアコンサルタントは、彼らと一緒に現在の状況を見直し、新しい目標や方向性を設定するのを支援します。

3 AIによるオンボーディング

AIを活用してのオンボーディングについても記載します。
生成AIの活用が叫ばれている昨今ですが、オンボーディングという観点からもAIの活用が重要になりそうです。

例えば給料や休暇などの話題は入社直後には質問しにくい話ですし、同じことを何度も先輩に聞いてマイナス印象を持たれたくありません。
そこでAIをメンターに見据えて、色々と質問をします。社内事情をわかっているAIがそれに回答します。そんなことができれば、手間暇をかけずにオンボーディングの取組が可能です。
そんなことすぐにはできないだろうと思っている人もいるかもしれませんが、急速なAIの進化によって環境を整えれば、ある程度の質問には答えられるようになっています。

AIと人間がオンボーディングの役割を分担することによって、スムーズに進
められる未来がすぐ近くに迫っています。

4 最後に

いかがだったでしょうか。これからも中途採用は増えていくことが予想されますので、オンボーディングの必要性は今後も高まっていくのではないでしょうか。

キャリアコンサルタントやAIがオンボーディングに関与することで、組織の活性化が図られることを願っています。

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