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地方と都市部の情報格差、どうにかしていきたいよねって話

地方と東京の対比として、よく話題に上がる言葉に情報格差って言葉があります。

ただ、実際のところ偉いひとたちが話している言葉だけが先行していたり、そもそも東京出身の人が地方にちょろっと出かけただけで感化されて叫んだりしていること、多くない?

岩手で18年、青森で4年過ごした生粋の地方人として、地方出身者の熱い思いを文章でぶつけます!

東京にはなんでもある、とは思っていない都会人


東京と聞くと、どんなイメージを持つか。多くは「便利」「住みやすい」「なんでもある」などの良い言葉が多く出てくるだろう。

しかし、3それは東京の外から見た場合の話なだけで、東京に住んでいる人かすれば、今の環境が当たり前だという現実がある。

東京はたしかに交通の便もよく、欲しい物はいつでも手に入るし、おもしろいモノや情報もいつでも手に入れることができる。

「東京」や「都会」との対比として使われる「地方」は、交通の便も不便で、欲しい物は手に入らないし、おもしろいものはどこにも転がっていない。

東京から見た地方のイメージだけではなく、実際に地方に住んでいる人間からしても、地方には何もないと思っている人が多い。

しかし、それはちょっと違う。

地方はたしかに不便かもしれないが、車での移動がメインのため、行動範囲はある程度の自由が効く。

欲しい物は手に入りにくいかもしれないが、Amazonや楽天などのネットショッピングを使えば、ある程度の欲しいものはすぐに手に入る。東京でしか手に入らないと思われがちな商品も、ショップ自体がネット上で販売していることが多く、全国どこでも手に入りやすい。

むしろ、地方の方がネットに出品しているものが少なく、地方でないと手に入りにくいものが多い気がしている。

おもしろいモノや情報について、ここが今回の投稿の肝なんです。

地方にも、おもしろいモノや情報はめちゃくちゃ転がっていて、普段は気づかないだけなんです。

僕は大学生活を青森で過ごしました。青森って本州の最果てだし、テレビでは異言語を話す地域として名高いため、THE地方ってイメージを持たれることが非常に多い

僕も大学に入った頃は、もちろんそんなイメージを持って青森に赴いた身ではありますが、実際に4年間を過ごしてみて、そのイメージは逆転しました。

青森では、

・大の大人が泣きながら自分の夢を大勢の前で全力プレゼンする事業
・青森の街づくり、活性化に取り組む学生団体
・青森に住んでいながら、仙台を拠点とする団体にリモートで参加する経験

などなど、書き連ねると長くなりすぎるくらいにはたくさんのことと出会ってきました。

学生時代にめちゃくちゃ動き回って、大学生活の4年間を通して感じたことが1つありまして。

地方には、おもしろいモノや情報、おもろいことを考えいる人はたくさんいるんですが、それを必要としている人のもとへ届きにくいだけということ。

田舎って、いい意味でも悪い意味でも、1人の時間をとることが難しいんですよね。

東京とは違って、どこかに出かけると知り合いに遭遇する確率が高すぎるんすよ。まじで。

それに加えて、田舎特有の同調圧力のせいで、みんなと違ったことをしていると全力で指を刺されるんです。なぜかわからんけど。

そのせいで、他の人と違ったことをする勇気が湧かない若者が多い現実があります。周りの目を気にすることなく、自分の好奇心に対して忠実に動ければ、確実におもしろいものにありつくことができるのが、地方が楽しく生きる術だったりします。

ただ、この地方で繰り広げられているおもしろいものって、ほとんどが県外から持ち込まれているものがベースになっていたりするんです。

地方にもおもしろいものはあるが、結局は都会で勉強した人が作り出している現実

地方にはおもしろいものが多く転がっていますが、その多くは東京などの大都市で勉強してきた人が、地方に持ち込んでいるパターンが非常に多いんです。

例えば、青森ではじわりじわりと話題になっているりんご飴マンさん、もともとは青森の出身ではなく、東京生まれ東京育ちで生粋の都会人なわけですが、青森に移住されて2016年に独立されています。そこから、青森の弘前市を中心にして、さまざまな企画のプロモーションのお仕事をされたあたりから、青森ではネット発のおもしろいことが加速しました。

具体的な事例を挙げられれば、もっと説得力の増す文章になるはずなんですが、僕の知識不足のせいでふわっとした文章になってしまってたいへん申し訳ない気持ちでいっぱいです...!!

地方の情報格差って、結局のところ自分が強くなれば解決するのでは?

地方は情報格差が〜〜
とか
地方はつまらない〜〜

って話を聞くことが多いんですが、それはあくまで現実世界だけでの話なわけで。リアルで物足りない人はネットに逃げればいいんですよ。マジで。

イラストでも、ブログでも、写真でもなんでもいい。全国の猛者や仲間と繋がれる趣味やちょっとした仕事を持ってみてください。情報が入ってくるスピートが5倍増しくらいになるので。

地方に住んでいながらも、おもしろい日常を送るには、全国規模でやりとりができるものを持つのがいいんですが、1つだけ欠点があります。

いま過ごしている日常がですね、物足りなくなってくるんですよ。

人間って良くも悪くも環境に左右される生き物です。ネットの世界に浸って、意識が高まりまくると、途端に周りの世界がつまらないものに見えてきます。自分と同水準の人間が欲しくなってくる。

そうなったら、東京に行けばいんですよ。

そして東京でたくさん勉強して、たくさん行動して、それを地元に持ち帰って、地元を飛び出した頃の自分がおもしろいと思える環境を作ることに取り組めばめちゃくちゃ楽しそうじゃないですか?



そんなわけで菅原は現在、株式会社アウスタにて上京支援のプロジェクトに携わっています。地方の情報格差をなくしたい、地方をよりイケてる場所にしたい、地方の若者が東京と同じ水準でいろんなことにチャレンジできる環境を創造したい、そんな思いで取り組んでいます。

関わってるプロジェクトはこんな感じ

20代向けの新プログラムで日本を楽しくする挑戦心旺盛な人wanted!

地方がつまらないから東京に来るのではなく、地方をおもしろい場所にしたいから東京に来る

そんな若者を弊社は全力で応援しますし、なんなら僕が一緒に働きたいのです。

いきなり会社のPRみたいになってしまいましたが、もしこの記事を読んで、万が一にも感化されてしまった方がいらっしゃいましたら、こっそり連絡いただければ幸いです。

それでは!

<追伸>
ちょっと気取ったコピーを思いついたんですが、ちょっと恥ずかしいのでここで供養させてください

地方がつまらないのであれば、東京に来ればいいじゃないか。
地方がつまらないのであれば、自分でおもしろいことを作ればいいじゃないか。


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