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#026 ブランド•ミッションステートメント

こんにちは、代表の笈沼です。

先般、リリースを通じてケアウィルのブランド•ミッションステートメントを公表しました。

このステートメントは、私が父の看護•介護•死を経て19ヶ月前に創業したときの思いと、その後現在に至るまで、25名のプロジェクトメンバーと試行錯誤しながら事業化を進める中でcarewillーケアウィルとはこういうブランドであって欲しいという希望を込めて、まずは私の言葉で書き上げ、そして、プロの皆さんからのアドパイスを踏まえ完成したものです。

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◆ブランド•ミッションステートメント

carewillは
– ユーザーの意思を第一に尊重し、 機能美と普遍性があるデザインとともに、 服の不自由を解消するための今までにない新しい価値を持つ製品とサービスを創造します。

− ケアを必要とする人々の人生に永く寄り添うことを目指し、 服づくりを通じて社会にある境界線をにじませることに挑戦します。

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この2文に全てを表現しています。

ステートメントの冒頭は、迷わず、carewillの名前の由来であるユーザーの”will ー意思” から始めました。それは、私が事業を開始したすべてのきっかけである父と過ごした原体験に基づきます。

創業ストーリー

私の⽗は介護施設で5年間、認知症を発症し精神病棟で13ヶ⽉間⼊院して息を引き取りました。そこには、認知症で意識が薄らぐ中においても「生きたい」という父の”意思”が、確かに存在していました。

ブランド名「carewill」はcare + will。相手を気遣うことや介護・看護を意味する ”care"と共に「着たい・選びたい・着て人と会いたい」という着用者の意思 ”will”を第一に尊重しようという思いが込められています。

また見方を変えると、僕らチームワークにおいても、何かに迷ったらシンプルに、”ユーザーの意思” を中心に考えようという優先度に関する決めごとでもあります。

carewillでは、デザイナー、パタンナー、看護師、理学療法士、介護士、家族ケアラーと多くのメンバーが協働します。皆さんプロフェッショナルとしての思いや拘りがありますから意見の相違が起こることも少なくありません。でもその時はシンプルに「ユーザーは本当にそれを求めているのか?」と問い、僕らの”正しい”を疑い、素直にユーザーの声を尊重しよう、という決め事です。

ステートメントの一つ一つに対してサブステートメントがありますが、そんな背景から、”ユーザーの意思” については以下と表現しました。

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ユーザーの意思を第一に尊重

自ら着たい、選びたい、着て人と会いたい、という着用者の意思を第一に尊重します。それらは人間の根源的な欲求であり、たとえ身体が不自由であっても失われてはいけないと強く願うからです。

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(ステートメントの他の部分については、また別の投稿で触れます)

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