各種研修やOJT、資格支援制度も充実。社会福祉法人 まあれ愛恵会
保育事業一筋だった社会福祉法人まあれ愛恵会が、地域住民の要望に応えるかたちで2020年4月に特別養護老人ホーム たいようの杜をオープン。
豊かな介護経験でオープニングスタッフを務める稲垣さんにお話を伺いました。
稲垣 理恵さん/介護歴10年
父親の死をきっかけに、それまでの仕事とは全く異なる介護の世界へ転職。複数の施設で働いたのち、たいようの杜へ。過去にやっていたエアロビのインストラクターで培った筋肉が仕事の助けになっているそうです。
ケアワーカーの仕事に興味を持ち、介護の世界へ
父を自宅で看取ったのですが、その時にいろいろお世話になったのがケアマネジャーで。“こういう介護の仕事があるんだ”と思ったのがこの世界へのきっかけです。それまで全く違う仕事をしていて、祖父母も生まれたときからいなかったので、高齢者との関わりに多少の不安はありましたが、転職に迷いはなかったです。むしろその方の人生経験や体験談を聞くことができて、いろいろ勉強になっています。
オープニングスタッフとしてみんなでつくり上げていく毎日
オープンして数カ月経ちますが、1日の流れの軸はある程度決まっていても細かい部分はまだこれから。利用者さんの今までと変わらない生活を支援するために、その方がどんな方なのか、どんなADL(日常生活動作)なのかをみながらいろいろ決めていかなくてはいけないので、みんなで意見を出し合って、徐々に徐々にケアプランをつくり上げています。職員には経験者が多いので、お互いのやり方の良い部分を取り入れて、コミュニケーションを大切に仕事をしています。
日々駆け回っていると、利用者さんが気にして声を掛けてくれるのですが、その声掛けが嬉しいし、頑張らなくちゃ!と思いますね。
職員の働きやすさを考えた設備や福利厚生が嬉しい
当施設のいいところは、利用者さんと職員の心身の負担を考えて最新設備が導入されていることです。また、広々としたゆとりのある造りなので働いていて気持ちがいいです。従来型の施設でフロア全体を職員が協力して業務をこなしているため、何かあったときも安心です。
介護の仕事は対人間なので、時には我慢や忍耐力が必要。自分のモチベーションとの戦いみたいな部分もありますが、残業が少なく、休みもしっかり取れるので働きやすいです。
特別養護老人ホーム たいようの杜
2020年4月オープン。近隣に美術館や公園、学校、保育園が集まる文教地区に立つ。施設は従来型多床室、全120床。地域と共生することを運営方針に掲げ、1階には地域交流ができるスペースも。
埼玉県さいたま市浦和区常盤8-17-9
最新の機器を使って職員の負担を軽減
パソコン画面で利用者の睡眠状態や健康管理が行える見守りセンサーを導入。また、超低床ベッドも取り入れて、職員の腰痛予防に。最新機器を使って、利用者の事故防止はもちろん、職員の負担軽減など、お互いの安全・安心に努めています。
❶地域との共生を目的にした、地域交流の場にもなるエントランススペース。大きな窓が開放的な心地よい空間です。
❷食堂や廊下が広々としていて車椅子ですれ違うときも楽々。居室も4人部屋の従来型多床室ながら、ゆったり。フロアごとに職員同士が協力しながら介護・介助しています。
❸高齢者のお話に耳を傾ける稲垣さん。
施設長 鈴木 洋さん
ハートに火をつけて、本人、家族、両親が入りたい施設に
“利用者様の満足を大切に、地域とともに共生し、信頼されるたいようの杜”を運営方針に、チームケアでその方に合わせた支援の提供を目指します。各種研修やOJT、資格支援制度も充実しています。
介護統括課長・生活相談員 坂本 勝さん
3Kといわれる介護職。実はクリエイティブな仕事です
利用者さんは人生をあきらめている方がほとんど。でもその気持ちを奮い立たせて、できることを引き出すのも介護職の役目。食事や排泄などのお世話だけではない、面白みのある仕事です。
医務課長・看護師 大堀 百花さん
サポーター役の看護師の常駐は利用者・介護士の安心に
看護師は日中のみの勤務ではありますが、利用者さんと介護スタッフを後ろからサポート。利用者さんの情報を介護スタッフと共有するため、みんなでチームワークを大切にしています。
社会福祉法人 まあれ愛恵会
◉本社所在地:埼玉県さいたま市南区南浦和2-12-17
◉設立:2007年
◉施設数:17(保育園含む)
◉従業員数:413名(2020年4月現在)
◉事業内容:小規模認可保育園、認可保育園、特別養護老人ホームの運営
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