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ひなたの質問に答えるコーナー#1: 「名義預金と普通の預金を税務署はどうやって見分けているのですか?」 <ー 税務署的見分ける方法、実は単純です

今回は、わさびさんから「名義預金と普通の預金を税務署はどうやって見分けているのですか?」との質問をいただきました。

ありがとうございます。

当然、だれでもそう思います。

「名義預金」の張本人もそう思っていると思います。

では、なぜ税務署はこの二つを区別できのか?

私自身、税務署の職員ではありませんが、流れはだいたいこんな感じだと思います。

実際は、税務署自体も最初は分かりません

が、税務署はこう思います。

「名義預金」発覚例:

とある家族がいました。 その家族の旦那様はそこそこの「¥」をお持ちでした。 と言うことで、奥様はパートに出ることもなくカルチャークラブなどで人生をエンジョイしていました。

この旦那様、相続税はなるべく払いたくないと考え、奥様名義で「名義預金」を始めます。 長期間したので、残高が数千万円になっているとことでお亡くなりになってしまいました。

なお、今時は他人名義で預金口座は作れないはずですが、そんな場合は奥さんに「口座を作っておいて」という場合もあるかもしれません。

奥様はこの口座に自分で預金をしているわけではないのでその残額に気づかない場合もあり、旦那様が奥様に「このことは税務署に言うな」と言う場合もあるとおもいます。

ともかく、税務署に遺産関係の資料を提出したとします。

税務的には、提出された資料の裏付けをとり、金融関係にも確認をいれます。どうも家族の名義を調べる時もあるようです。

xxxさんの残高はどうなっていますか?

特に、この家族の様に資産がありそうならなおさらです。

そしたら、奥様名義の口座に数千万円も眠っている場合もあるではありませんか?

ここで、税務署は思います。

「無職の主婦の口座に数千万円の残高は不自然」これは相続税逃れのための「名義預金」に違いない。

といって、この時点では税務署もはっきりしないのでこんな確認連絡をこの奥様にします:

「奥様名義で、xxx口座に数千万円の残高がありますが、このお金は奥様の収入からということでよろしでしょうか?」

実は、奥様本人もしらないときもあるようです(旦那様が伝える前におなくなりになった場合)。

「旦那様が奥さまに秘密にしておけ」と言われても、税務署にここまで追及されると「名義預金」と報告するするしかない。

と言う流れで、税務署はこの「名義預金と普通預金」を区別します。

個人的にはこんな小手先の事をするなら「相続時精算課税」をした方が良いと思うのですが...↓

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