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50代~80代サバイバル#15: 「過労死の証明?」 <- これは戦う必要がありますね
今回は「過労死の証明?」についてみていきましょう。
完全とはいいませんが、過労死バトルになった時の参考にはなると思います。
どうして区分が「50代~80代サバイバル」なのかといいますと、企業側が足元をみて、無理難題の業務を要求し、真面目に業務をこなしていた場合、過労死になる可能性も考えられるためです。
たとえば、夏の炎天下に外で長時間の労働など...
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「過労死」: 労働時間や業務内容、健康状態、精神的なストレス状況などを総合的に判断して認定されるものです。単一の証拠で証明できるものではなく、複数の証拠を積み重ねていく必要があります。
過労死認定の判断基準
厚生労働省が定めた「過労死認定基準」に基づいて、以下の要素を総合的に判断します。
長時間労働: 長時間労働時間(残業時間、休日出勤時間等)が認められること
業務内容: 精神的・肉体的な負荷が高い業務に従事していたこと
健康状態: 過労死につながるような疾病や心身の健康状態にあったこと
精神的なストレス: 強い精神的なストレスを受けていたこと
その他の要素: 上記に加え、職場の環境、人間関係、生活状況なども考慮される
過労死認定の申請
過労死認定を申請するには、遺族が労働基準監督署に「労災認定申請書」を提出する必要があります。申請には、死亡診断書、タイムカード、給与明細書、健康診断書、遺書、メモなど、様々な証拠が必要です。
証拠収集のポイント
長時間労働の証明: タイムカード、給与明細書、業務日誌など
業務内容の証明: 業務内容に関する資料、上司や同僚からの証言など
健康状態の証明: 健康診断書、医療機関の診療記録など
精神的なストレスの証明: 遺書、メモ、周囲の人からの証言など
過労死認定の認定率
過労死認定の認定率は、近年上昇傾向にありますが、依然として低い水準にあります。平成27年度の認定率は、労災認定申請全体の約10%にとどまっています。
過労死認定をサポートする制度
過労死認定は、手続きが複雑で、精神的にも負担が大きいものです。以下のような制度がありますので、必要に応じて利用しましょう。
過労死・過重労働相談窓口: 厚生労働省や都道府県労働局が設置している相談窓口です。法律や制度に関する相談、認定手続きのサポート、心理的なサポートなどを提供しています。
労災認定支援団体: 労働組合や弁護士会などが運営している団体です。認定手続きのサポート、証拠収集の支援、遺族への生活支援などを提供しています。
参考情報
厚生労働省(過労死で引くと記事が出ます): https://www.mhlw.go.jp/index.html
過労死は、決して他人事ではありません。長時間労働や過度なストレスは、心身の健康を損ない、最悪の場合には命を落とすことにもつながります。自分自身や周囲の人を守るためにも、過労死の問題について理解を深め、適切な対策を講じることが重要です。
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