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年金: 「未支給年金」 <- ?

今回は「未支給年金」について見ていきましょう。

そもそも「未支給年金」とは?

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「未支給年金」: 年金受給者が亡くなった際に、まだ受け取っていない年金のことを指します。

具体的には、以下の2種類があります。

  • 遡及支払: 亡くなった月までの年金

  • 当月分: 亡くなった月の年金

受給権者

未支給年金の受給権者は、以下の順序で定められています。

  1. 配偶者: 亡くなった方と婚姻届を提出していた人

  2. : 亡くなった方の子ども

    • 養子を含む

    • 嫡出子、非嫡出子、婚外子、認知子、里子、養子縁組による子、人工授精による子、体外受精による子、出生届未提出の子など、様々な立場の子どもが含まれる

  3. 父母: 亡くなった方の父母

  4. : 亡くなった方の子どもの子ども

  5. 祖父母: 亡くなった方の父母の父母

  6. 兄弟姉妹: 亡くなった方と同一の父母を持つ兄弟姉妹

    • 異父兄弟姉妹を含む

  7. その他: 上記の者以外の3親等内の親族

    • 具体的には、叔父、叔母、甥、姪、大伯父、大伯母、いとこなど

請求方法

未支給年金を受け取るためには、受給権者が年金事務所に請求する必要があります。請求には、死亡届戸籍謄本年金証書などの書類が必要です。

請求期限

未支給年金の請求には期限があります。死亡日から1年以内に請求する必要があります。期限を過ぎると、受給権を失ってしまう可能性がありますのでご注意ください。

支給方法

未支給年金は、一括または分割**で支給されます。

  • 一括: 亡くなった月の翌々月末までにまとめて支給されます。

  • 分割: 5年間かけて分割して支給されます。分割方法は、以下の2種類があります。

    • 等分割: 毎月同額ずつ支給されます。

    • 前倒し分割: 最初に多めに支給し、その後は徐々に減額していく方法です。

支給額

未支給年金の支給額は、以下の要素によって決まります。

  • 亡くなった方の年金額: 亡くなった方が受け取っていた年金の額

  • 受給期間: 亡くなった方が年金を受給していた期間

  • 受給権者: 未支給年金を受け取る受給権者

課税

未支給年金は、所得税の課税対象となります。

その他

  • 未支給年金に関する詳細は、日本年金機構のホームページまたは年金事務所でご確認ください。

  • 亡くなった方が遺言書を残していた場合は、遺言書の内容によって、未支給年金の受給権者が変更になる場合があります。

  • 未支給年金の手続きは、ご自身で行うこともできますが、行政書士弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

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