年金：「専業主婦が亡くなった場合の遺族年金？」

今回は「専業主婦が亡くなった場合の遺族年金？」についてコメントさせていただきます。

専業主婦が亡くなった場合の遺族年金？

回答：　条件を満たせば受け取ることができます。

専業主婦でも亡くなったときに遺族年金を受給できる場合があります。

受給の条件は、以下のとおりです。

亡くなった方が国民年金に加入していたこと

亡くなった方が厚生年金に加入していた場合、遺族年金の受給資格期間（300ヶ月以上）を満たしていること

遺族年金を受ける方が、亡くなった方の配偶者（再婚していない場合）であること

遺族年金を受ける方が、亡くなった方の子（18歳未満または障害等級1級・2級の者）の扶養義務者であること

遺族年金には、以下の2種類があります。

＋遺族基礎年金
＋遺族厚生年金

遺族基礎年金は、国民年金に加入していたすべての人が受給できる年金です。遺族厚生年金は、厚生年金に加入していた人が受給できる年金です。

遺族基礎年金の受給額は、以下のとおりです。

＋子がいる場合：1,230,300円（2023年度）
＋子がいない場合：721,400円（2023年度）

遺族厚生年金の受給額は、亡くなった方の年収や加入期間によって異なります。

遺族年金の申請は、年金事務所または郵便局で行うことができます。申請には、以下の書類が必要です。

＋死亡届の写し
＋遺族年金請求書
＋戸籍謄本または抄本
＋年金証書（亡くなった方が厚生年金に加入していた場合）

遺族年金は、亡くなった日の翌日から支給されます。

なお、専業主婦が亡くなった場合、遺族年金の受給権は、夫が優先されます。夫がいない場合は、子、父母、孫が受給権者となります。

より詳しく：　遺族基礎年金（受給要件・対象者・年金額）