税金バトル: 「国税総合管理システム(KSKシステム):税務署がタンス貯金を見破るシステム」 <ー 脱税もスケスケ
今回は「国税総合管理システム(KSKシステム):税務署がタンス貯金を見破るシステム」についてご紹介させていただきます。
たびたび話題にあがる「タンス貯金」ななぜバレる?
なのですが、今回は以前より深堀します。
毎回「タンス貯金は、バレます」、なぜなら税務署が個人のお金の流れを全部掴んでいるからです。
と回答していましたが、どうやって?
と思う方もいるかもしれませんが、実は国税庁と税務署は個人の「¥」の流れを掴む特殊なシステムをもっています。
その名は「国税総合管理システム(KSKシステム)」です。
これがあれば、個人のお金の流れを追っていけます。
KSKシステムは、以下の目的で導入されました。
税務行政の根幹となる各種事務処理の高度化・効率化
申告漏れ、脱税、滞納への対策
KSKシステムには、以下の情報が登録されています。
申告・納税の事績
各種の証明書の発行記録
滞納情報
財産情報
KSKシステムは、税務調査や滞納整理に活用されています。
例えば、相続税の税務調査では、KSKシステムを利用して相続人の過去の収入や資産を把握し、相続税の申告漏れや脱税を調査します。
また、滞納整理では、KSKシステムを利用して滞納者の資産状況を把握し、滞納税の回収に努めます。
KSKシステムは、税務行政の効率化と公正な賦課・徴収を実現するために重要なシステムです。
KSKシステムの概要は、以下のとおりです。
名称:国税総合管理システム(KSKシステム)
目的:税務行政の根幹となる各種事務処理の高度化・効率化、申告漏れ、脱税、滞納への対策
構成:全国の国税局と税務署をネットワークで結ぶ
情報:申告・納税の事績、各種の証明書の発行記録、滞納情報、財産情報
活用:税務調査、滞納整理
なお、KSKシステムは、2023年現在、更新・改修が進められています。
つまり、精度が常にあがっています。
これは、タンス貯金どころか基本脱税をしても直ぐにバレます。
おそらくですが、このシステムで使われているのがマイナンバーだと思います(笑)。