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CareMakerの特許出願と得た学び

こんにちは。株式会社CareMaker代表の山村(@ymasa0624)です。
訪問看護・介護向け訪問スケジュール管理クラウド「CareMaker(ケアメーカー)」を提供しています。

先日大幅アップデート【正式リリース】をお知らせしたCareMakerは、ビジネスモデル及びスケジュール作成プログラムの特許出願しております。

あまり公にしてなかったのですが…特許出願プロセスで「CareMakerの新規性と進歩性は何か?」という問いと向き合う機会をいただいたことで「CareMakerらしさ」がフワッとした状態からより明確になっていくような学びがあったので、その周辺情報も合わせて記載してみます。

CareMakerについて、少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

CareMakerは利用企業様の中枢的な役割を担う

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いきなり本題から入ります。

結論、CareMakerの新規性・進歩性について考えた時、スケジュール自動作成ができるだけでは事足りず、それはできる前提です。それだけで価値にはなりません。議論を重ねる中で、業務フローまでまるっと包括的に解決する一連の体験にこそ新規性・進歩性があるのではないかと気付きました。

事実、CareMakerを導入いただいた利用企業様から「中枢的な役割を担ってほしい」と嬉しい期待メッセージをいただきます。

事業所都合だけでケア現場は動いていない

現場のスケジュール作成シーンを観察あるいは体験するとすぐにわかるのですが、在宅医療・介護の現場におけるスケジュール作成には多くの関係者が関わります。サービスを受ける利用者とそのご家族、ケアマネージャーや主治医、サービスを提供するスタッフなどなど…

管理者は「スケジュールを作ってほしい・組み替えてほしい」と思っているだけではない。もちろんその需要もあります。ただ、実際には事業所の都合だけでケアする現場が動いているわけではない

自動で作成できることは重要ではありますが、関係者間の希望を叶えたり、連携をなめらかにしたり、もっと言うと全てがデジタル化することが良いという前提自体も疑ってかかり…意味のある体験を提供してはじめて価値がある、と特許出願プロセスの中で改めて "CareMakerらしさ" がはっきりとしていきました。

そうして、私たちはα版・β版そして正式リリースへと進化させてきました。
詳細についてはオンラインデモを行ってますので、お気軽にお問い合わせください。

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お問い合わせ:https://caremaker.jp/

"CareMakerらしい" 体験の反響

少し余談ですが、先日9/5(月)に正式リリースを発表し、ありがたいことに多くの反響をいただいております。利用企業様、いつも本当にありがとうございます。

サムネ

「登録利用者数が約6倍」「初回案内から利用開始まで2-4日(爆速セットアップですぐスタート可)」などあまり多くは書きませんが、こうした反響からも、現在提供中のプロダクトは、利用企業様にとっても「CareMakerとなら、ともに課題を解決できるのではないか?」と思っていただけているのではないでしょうか。

ただ、特許出願や取得の事実は、利用企業様の課題解決から考えると、正直どうでも良いことだと思っています。(実際に案内を受けたことのある企業様はおわかりだと思いますが)「私たちのプロダクトは、特許も出願しているんです」なんてことはわざわざ伝えていません。

理由は、ピュアに「CareMakerはプロダクトとしても、サービスとしても、私たちとともに課題を解決するパートナー足り得るか?」という問いとこれからも一緒に向き合いたいと思っているからです。もちろん「特許を出願・取得しているから安心」という側面もあるかもしれませんが、それは重要ではないです。「課題を解決するパートナー足り得るか」で選んでいただくために、企業努力を引き続き積み重ねていきたいと思います。

そもそも、なぜ特許取得しようと思ったか?

背景には「共創の意思表明」があります。

上図で掲げたCareMakerが志向する状態に対して、1社単独ですべてを成し遂げられるとは到底思えません。

私たちのようなスタートアップは特にリソースに限りがある中で、初期から知財を有効活用することで、守るべきものを適切に守りつつ、同じ または 近しい想いをともにする企業様との共創を通じて、業界の課題をともに解いていくという姿勢は言うまでもなくとても重要だと思っています。

(また、先に書いた通り、「新規性や進歩性とは何か?」という質の高い問いと向き合うきっかけにもなるので、もちろん費用はかかりますし、他に優先すべきことは多々ありますが、トライする意義はあると思います)

今後も私たちは、自宅で看る機会を提供する在宅医療・介護業界の方々のお役に立てるよう、プロダクトの「ワオ!」はもちろん、企業・サービスに対して「ワオ!」と感じていただけるよう引き続き改善に努めて参ります。

CareMakerの話、まだ聞いていないけど興味ある

という企業・ご担当者様がいらっしゃいましたら、そんなにセールスセールスしたデモにはならないのでご安心いただき(笑)、一度お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
下記サイトの「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。


以上です。
最後まで読了ありがとうございました。

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