知らない人にまかせても本当にだいじょうぶ?ベビーシッターに子どもをあずける心配がいらない理由

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ユーザーが直接依頼できるマッチングサイトの登場により、依頼の手間もかからず、料金的にも手が届く価格帯まで下がっていながら、日本でベビーシッターを雇う人はいまだに少数派。

その一番の理由は、知り合いではない他人に安心して子どもを任せられない人が多いから。この心理的なハードルを乗り越えることが難しいようです。

今回は、ベビーシッターを頼んでみたいけれども不安から頼めないでいる人に向けて、ベビーシッターにお子さんを任せても大丈夫な理由をお伝えします。

ベビーシッターへ預けることに対する不安と解消方法

子どもはできれば、パパや両親などの身内、近所のママ友や保育施設などに預けた方が安心。そう思っていても、自分の都合に合わせて頼める人やタイミングよく預かってくれる施設がないからこそ、困った状態にあるわけですよね。

そこから一歩踏み出すことで、不安を解消して、信頼できるシッターとの出会いにつなげたいもの。

そこで、ママたちのリアルな不安の声と、その解決のためにできることをまとめてみました。

1. ベビーシッターがどんな人か知らないから預けるのは不安

「事前面談で直接会えても、長いつきあいでなければその人の本性は見抜けないと思うと、こわくて預けられません(30代・ニッシー)」という声もあるように、潜在的に一番多いと思われる不安は“知らない人に子どもを預けるのがこわい”というもの。

この不安を解消する手助けとなるのが、マッチングサイトであればプロフィールとレビュー。

プロフィールにはシッターの顔写真や動画が掲載され、資格や受講歴、スキル、子どもと関わった経歴、趣味や特技、得意なこと、性格、好きなものといったパーソナルな情報まで記載されているので、ひととなりを把握できます。

さらに過去の利用者が投稿したレビューを確認することで、実際のシッティングでの雰囲気や、保育の現場で見せる人柄まで感じることが可能です。

評価の★の数は、ベビーシッターとして働く中で得てきた「信用」の数。はじめてシッターを利用する人はとくに、評価が高いシッターから選んでいけば、選考ミスは少ないでしょう。

このようにマッチングサイトでは、プロフィールとレビューでシッターを吟味できるため、ムダな時間がなく効率的。

事前面談では、第一印象の良し悪しや、過去のレビューに違わぬ人物かどうか、また子どもと自分との相性もしっかりみて判断します。

面談をしたからといって、必ずしもそのベビーシッターに依頼する必要はありません。あたりを付けた複数のベビーシッターと面談を行い、本当に信頼できると感じた人と最終的な契約を進められれば、安心して預けられますよ。

2. ひとりに預けるのは不安

心配するママの声の中には「面倒をみるのが一人だけでは、子どもから目を離す可能性があるかも。保育園などの施設であれば、責任者が管理し、他の人の目もあるから、最低限守られるんじゃないでしょうか(30代・Dayan)」というものも。

たしかに保育園などの施設であれば、複数の大人が保育に関わる安心感があるでしょう。ただし国が定めた認可保育園の保育士配置基準を見ると、必ずしも余裕がある状態とはいえません。

0歳児は、子ども3人に対して保育士1人。1~2歳児なら、子ども6人に対して保育士1人。3歳児からは子ども20人に対して保育士1人となり、4歳児以降は、子ども30人に保育士がたったの1人でも、最低基準としては許されているのです。

自治体によっては、さらに厳しい基準を定めているところもありますが、対応児童数が多すぎて、目が行き届いていると安心できる状況ではありませんね。

実際に、全国の保育所や幼稚園、認定こども園などで起きた事故を集計すると、2018年度だけで1641件にも上ります。このうち、子どもが死亡したケースは9件もあったそうです。

ベビーシッターの場合は、ひとりの子どもに対してひとりの保育者が基本スタイルだから、専属保育者としてその子に合ったきめ細やかな保育が可能。

他人の目がないことが心配であれば、安価なWebカメラを購入して、設置するのはいかがでしょうか。スマホのアプリからリアルタイムで動画を確認できるタイプなら、外出先でも子どもとシッターの様子がわかります。ただしWebカメラ設置の際には、必ずシッターにカメラの存在を知らせてくださいね。

もちろん、事前面談でプロ意識の高いシッターをしっかり見定めて依頼することが大前提。さらにセキュリティアイテムを追加すれば、安心して預けられるでしょう。

3. 子どもが快適に過ごせないかもしれないと思うと不安

「子どもがシッターさんになつくかどうかわからないし、泣きっぱなしだったらかわいそう。物心ついた子なら、離れた親を恨んでしまうかも。逆になつきすぎてママの私より好きになられるのもツライ(20代・meeee)」と子どものメンタルを心配するママの声もありました。

朝から夕方まで、毎日保育園で過ごしている子どもは、他人に預けられることに慣れています。

しかし一時保育やベビーシッターをたまにしか利用しないご家庭の子どもの場合、いつもと違う様子に不安を感じるため、相手が誰であれ泣き出す可能性は高いでしょう。

もちろんママが一番大好きだからこそ!

どんなにスキルの高いベビーシッターが来たところで、親子の情愛の深さに勝ることはありません。ママ以上になつく心配もなければ、親を恨むなんてこともありませんよ。

けれどもベテランシッターであれば、留守番をすることになった子どもの怒りや悲しい気持ちを受け入れて、落ち着くまで待っていられます。

そのうえで、気分を変えるためにいくつもの遊びやおもちゃ、絵本の読み聞かせを提案。すべて子ども自身がやりたいこと、好きなものから選ばせてくれるのです。

そうやって、すこしずつ子どもの信頼を得ていくことで、最終的には受け入れられることを知っているから、大泣きの子にあわてることもありません。

逆にママが気になっていつまでも立ち去れないでいると、「泣けば一緒に連れていってもらえる」と子どもが勘違いして余計に泣き続けますから、「用事でお出かけするから、お迎えまでシッターさんと楽しく遊んで待っていてね」ときちんと目を見て、しっかりサヨナラの挨拶をしてから玄関を出てください。

ポイントは、ママ自身がシッターを信頼している様子を子どもに見せること。ママの不安や罪悪感は子どもに伝播します。預けるとなったら覚悟を決めて、終始笑顔でお別れしましょう。

実際には、ママの姿が見えなくなったとたんにピタリと泣きやんで、機嫌よく遊びだす子も多いんですよ!

4. 保育士の資格を持たない人に預けるのは不安

ベビーシッターが、保育士や幼稚園教諭と違って国家資格のない職業であることを心配する声もありました。

「国が認める資格がない個人でもできる仕事なので、子どもの発達や支援の仕方のような専門知識も業務規程もない人に子どもを預けるのは不安。何を基準に信用していいのかわからない(40代・ルージュ)」

マッチングサイトには保育士や幼稚園教諭の資格を持つベビーシッターも登録されているので、心配な人はその中で絞り込むといいでしょう。

また日本には、公益社団法人全国保育サービス協会が実施している「認定ベビーシッター」という資格認定制度と、「チャイルドマインダー」という家庭的・少人数保育の専門職研修も存在します。

いずれも民間資格ですが、専門的な内容を座学で体系的に学ぶのみならず、実技と試験も含まれており、ベビーシッターの専門性を高めるために実施されるものとして信頼に値します。

ただし子どもへの愛情と知見、観察力と共感力といった保育者に必須の資質は、資格の有無とは関係ないことを忘れないでください。

また自宅に招き入れる相手を選ぶわけですから、安心してその場を離れられるよう、資格以上に子どもと自分との相性や個性といったパーソナルな要素を重視したいもの。

相性がピッタリのベビーシッターと契約できたなら、長じては親子の積年の友やメンターにもなれるかもしれません。温かな関係を築けるシッターと出会えるまで、決してあきらめないでください。

5.自宅に招き入れること自体が不安

他人を自宅に入れること自体がNGだという声もあります。

「自宅は個人情報だらけの場所。留守中の自宅に知らない人が来てずっと過ごされると思うと、何か壊されたり、盗難や情報漏えいのリスクをつい考えてしまう。散らかっているときも多いし、自宅の中を見られたり触れられたりすることもイヤ(30代・ぽっぽ)」

子どもを預けるためとはいえ、知り合いではない他人を家に上げるわけですから、心配は当然です。

しかしほとんどのシッターは、事前に入ってよい部屋と悪い部屋はどれか、触れたり使ったりしてはいけないものについてきちんと説明さえすれば、その通りに従います。

また守秘義務に関する誓約書の締結を定めて働く人がほとんどなので、シッティング中に見聞きしたことを外部に漏らすこともありません。

それでも心配な場合にできることは、シッターがシッティング中の子どものケガや事故、家財物の破損に対応する保険に加入しているかどうかをチェック。

そして入ってほしくない部屋があれば、できるだけ鍵をかけておくこと。もともと鍵がついていない、または賃貸で施工できない部屋であったとしても、いまはネット通販やホームセンターで、ドアに穴をあけずに取り付けられる鍵を購入することができます。これなら、自分でも簡単にDIYが可能です。

その部屋に、金品類貴重品類のほか、シッター到着までに片付けが間に合わなかったすべての雑多なモノをかき集めて保管しておければ、心おきなく外出できるでしょう。

でも部屋の散らかりについては、あまり気にしないでください!

子どもとの暮らしがどんなものか、熟知しているからこそ務まるシッター業です。ママたちがどんなに努力していても、片づける傍から子どもたちが散らかすループの最中にあることはよく分かっています。

触れたり、踏んだり、口に入れたりすると危険なものが手に届く範囲にある場合は、シッティング前に必ずシッターが片づけるでしょう。さらに子どもたちのお昼寝の最中などで手が空いたときは、簡単なお掃除のお手伝いならできるかもしれませんよ!

ベビーシッター事件があったから不安

「事件をニュースで知ってから、ほかに誰も見ていない閉鎖的な環境の中で子どもを預けたくないと思うようになった(40代・リバティ)」と話してくれたママもいました。

たしかに2014年に起きた富士見市ベビーシッター事件(マッチングサイトを介してベビーシッターを名乗る男に預けられた男児が遺体で発見された事件)が日本人に与えた衝撃は大きく、すべての不安感の元凶ともいえます。

しかしこの事件をきっかけに、日本の厚生労働省は2016年4月より、個人を含むすべてのベビーシッターに「認可外の居宅訪問型保育事業」として自治体への届け出を義務化。

身元確認はもちろん、保険加入や緊急事態に必要な準備をしているかどうか、専門知識の向上を奨励する措置でもありますので、プロフィール欄に「自治体届出済ベビーシッター」とあれば安心です。

また以降は、インターネット上でベビーシッターなどの保育者と保護者を仲介するマッチングサイトの運営ルールを定めたガイドラインも公表。運営企業側にもコンプライアンスを遵守し、透明な経営方針を掲げる動きが強まっています。

https://matching-site-guideline.jp/(子どもの預かりサービスマッチングサイトガイドライン適合状況調査サイト:厚生労働省)

政府がベビーシッターの安全性を確保し、個別保育としての利用を強力に推進するいまこそ、ピッタリのベビーシッターを探してみませんか?

バイリンガルベビーシッターサービス・ケアファインダー
ケアファインダーは、日本で最初のバイリンガルベビーシッターマッチングサイト。

登録するベビーシッターは、自治体届出済ベビーシッターであることはもちろんのこと、すべて身分証および就労許可を確認し、オフィスで直接面接を行うという、厳しい審査をクリアしたバイリンガルばかりです。

出身は、日本を含めた世界60ヵ国にもおよび、さまざまな言語を話せます。

料金は、時給換算の明朗会計! 国際色豊かなベビーシッターを、下はなんと1500円から利用可能です。

バイリンガルベビーシッターとの触れ合いを日常生活の中に取り入れることで、お子さんの英語学習へのモチベーションアップにつながることでしょう!

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