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駐在妻インターン生ってどんな人?【第6期vol.2 長谷川さん(トルコ在住)】

2022年10月より第6期インターンが活動中です。第5期から継続の2名を含め8名、アジア、アフリカ、中東、アメリカと世界中から集まった駐在妻。
第2弾は2021年よりトルコに駐在帯同中の長谷川さんのご紹介です。
インターン生同士のインタビューは、自身では“普通”だと思っていた経歴や強みを掘り起こし、頑張ってきた軌跡を棚卸しする機会になっています。インターン生のことを知っていただきながら、皆さんも「自分がインタビューを受けたら」と是非想像しながらお楽しみください。

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【長谷川さん/お仕事プロフィール】
アパレルをはじめ様々な産業に資材を提供するメーカーに新卒から約8年間勤務。広報部門に所属し、社内外広報・展示会やステージイベントの企画運営を担当し、SNS運用にも携わる。
2021年より、夫の転勤に伴いトルコ・イスタンブールで暮らす。猫2匹と一緒。
趣味は、習いたての動画編集、ピラティス、裁縫 など。
(本人の希望により、苗字のみの掲載)

はじめに

長谷川さんはインターン活動の開始直後から、仕事の全体像をすぐ把握して、具体的に進めていく能力が際立ってると同じインターン生の私は感じています。丁寧な仕事ぶりだけでなく、周りへのさりげない気遣いやサポートで、自然とメンバーの中心的存在に。そんな彼女のバックグラウンド、働き方や人生に対する想いを知りたいと臨んだインタビュー。
見えてきたのは、芯にある変わらない想いでした。

広報担当として学びの多い刺激的な日々

ーー日本では、どんなお仕事をされていましたか?

新卒で入社したメーカーで3年間営業企画に携わったあと、4年目からは、希望だった広報の部署で5年間働きました。昔からずっと「宣伝の知識が不十分なせいで素晴らしいものが売れないのはもったいない」と感じていたんです。
規模が大きな会社なのに、広報担当は4人だけ。部署異動してからすぐに、必然的にチームリーダーになり、備品調達などのバックオフィス業務から花形のイベント企画運営まで、あらゆることをやりました。他にも社長や営業トップへのプレゼンを自分で行ったり、協賛会社との交渉・ブランドの啓蒙活動のための学校訪問をしたりしました。このとき急速に交渉力・折衝力が身についたと感じます。

ーー本当に業務内容が幅広いですね!インターン活動でのスピード感にも納得です。社内外広報担当として、当時心がけていたことはありますか?

広報担当になった時から二つのことを心がけていました。1つ目は「自分が新人かどうかは相手には関係ない。だから、会社を代表する立場として自分の発言に責任を持つこと」。2つ目に「事前準備をしっかりして、交渉の流れを何パターンか考えておくこと」です。そうすれば当初の想定と違う方向に話が進んだとしても、最終的な合意地点を探しやすくなるからです。

仕事柄、外部のプロフェッショナルな方たちと一緒に働く機会に恵まれました。みなさん第一線で働くすごい方達ばかり!でも私のことを新人として扱うことなく、同じプロジェクトで働くチームメンバーとして対等に扱ってくださいました。他にも案件を抱えて多忙なのに、私たちの会社のプロジェクトについて真摯に向き合ってくださっているのが伝わってくるんです。その方達から、仕事への向き合い方を学びましたね。ロールモデルとして尊敬できる方達の時間や想いを無駄にできないと思い、私も頑張ることができました。当時の現場では、何かいいものが循環していたと感じます。

ーーいいものを作り上げたいという想いが周りに伝わって、更なるいい循環を生み出して、素敵な結果につながる、という感じですね。
そんなに充実したお仕事を、帯同が決まったタイミングで退職されていますね。仕事を続けたい、という気持ちや迷いはなかったのでしょうか。

私が取り組んできた仕事の話を聞くと、仕事への執着があるんじゃないか、と思われてしまうかもしれないですね。
でも帯同が決まった時は「やったあ。長い人生の中で夏休みをいただいた!」というとてもポジティブな気持ちでした。同時に「新しい何者かになれる」とも思いました。

イスタンブールは世界で唯一の「アジアとヨーロッパをまたぐ街」
横断する船からヨーロッパを見た時の景色です。

人生の夏休みに、興味のあることをインプット。そして見えてきた将来の夢


ーー人生の夏休み、実際どのように帯同生活を過ごしていますか?

のんびりしているか勉強しています。動画編集やSNSのデザインとかウェブ制作など、興味のあることをインプットばかりしていました。

ーー夏休みなのに勉強熱心(笑) 
具体的に再就職について考えることはありますか?

うーん。本音を言えば、働く必要がないなら働かなくてもいいかなとも思っているんです(笑)

前職のリターン制度には一応登録しています。でも元々会社の規模にはこだわっていません。自分のやりたいことができれば戻るし、そうじゃなければ違うところで挑戦してみたいとも思います。

再就職を考えるなら、会社の規模に関わらず女性の就労への理解があり、経験を大切にしてくれる会社を選びたいです。働き方の自由度も大切にしたいので、フリーランスとして一定の収入を得られるのであれば、挑戦したい気持ちもあります。

自分のやりたいことをやることで、会社やチームに利益をもたらして、最終的に社会に貢献できる。そういう贅沢な働き方ができないか模索したいんです。自分の無理や我慢の結果として、会社やチームに利益を生み出す働き方は、短期的にはいいかもしれないけれど、長期的にみて上手く循環していかないなと経験から感じました。
だから次は本当にやりたいことをやりたいです。例えば質の高いサービスや技術があるのに、プロモーションが苦手で事業を拡大できない中小企業で働くとか、フリーランスの立場でお手伝いするとか。それは自分が本当にやりたいことだし、貢献もできると思うんです。贅沢かもしれないけれど、自分がHAPPYでみんなもHAPPYになれること、それを目指したいですね。

ーー「自分のやりたいことで社会に貢献したい。」私も共感します。
長谷川さんはプロモーションに興味があるんですね。

はい。それが私のやりたいことで、やり続けられることかなと思っています。
私が育った町は、町工場がたくさんあるところでした。町工場だったらこれくらいしか稼げない、そんな思い込みが人々の中にあるように感じていました。でも私は「それって本当にそうなのかな?」と疑問でした。もしかしたら、ドラマ「下町ロケット」のように世界中が注目する素晴らしいものがあるかもしれないのに。
またこれまでいろんな人に出会う中で「この人はこんなに能力があるのに、自信がなかったり本来の能力を発揮できずにいたりしてとても残念だ」と感じることも本当に多かったです。

ーー商品だけじゃなく、人もプロデュースしたい!?

ええ、そうなんです!例えばヨガの先生など「この先生はこんなに素敵で教え方も上手なのだから、見せ方や宣伝の仕方次第ですごく人気になるだろうな。私がそれをできたらなぁ」というようなことを常に考えています。

ーーまさに、天性のプロデューサー! 自然にそういう考えが湧いてくるんですね。今、そういう方達に自分のアイディアをお話しすることはありますか?

いえ、心の中で思っているだけです(笑) でもCAREER MARK のインターンを始めて、フリーランスで広報PRとして活躍されている先輩インターン生達がいらっしゃると知りました。これから自分が広報PRとして提案できる知識を身につけたいです。今はまだ起こせていない具体的なアクションが起こせるように、自分に自信をつけて、夢に繋げてみたいですね。

ーー帯同が決まった時のポジティブな気持ちは、今も続いていますか?

もちろんネガティブな感情が全くないことはないけれど、それを引きずることはありません。
ネガティブな感情って、自分だけじゃなくて周りにも影響を与えてしまいますよね。周りの人の頑張りも止めてしまう、というのかな。実はこれは私の好きなアイドルが言っていたことなんですけど(笑) まだまだ未熟だった彼女が、今や素敵な大人の女性に成長したのを見ているので、彼女の言葉には説得力があると思うんです。私は元々ネガティブ寄りの人間だったけれど、今はポジティブを保つように意識しています。夫が仕事を頑張っている横で「帯同生活のせいで私は苦しんでいるの」などと言うのは避けようと心掛けています。

ーーちょっと耳が痛いかもしれない(笑) ポジティブを保つ秘訣は何でしょう。

自分が楽しいと思うことを続けることでしょうか。今は動画編集やデザインの勉強が楽しくて続けています。帯同生活中はそういったインプットが多かったですね。それで今度はアウトプットしてみたいと思ったのも、CAREER MARKのインターンに応募した理由の一つです。

ーーなるほど。他にもインターンに応募した理由はありますか?

運営メンバーと共同代表の(鎌田)薫さんの人柄に惹かれていました。穏やかで聡明。自分のやりたいこと、自分の役割を理解しながら働いている。CAREER MARKの運営メンバーはみなさんそういう方達ばかりです。「理念に共感して集まって働いている人達の中に身を置いてみたい、私も一緒に活動したい」と思いました。私は大人になっても人は成長できると信じているので、ここでまた成長できるんじゃないかと感じたのが応募の理由です。

CAREER MARKインターンが驚くほど活動しやすい理由、その空気感

ーーCAREER MARKインターンとして活動をしてみて、いかがですか?

インターンになって本当に良かったと思います。運営メンバーのみなさんの人柄だけをみて入ってきたけれど、関わるインターンの先輩・同期も、みなさん人柄が素晴らしくて、私を温かく全力でサポートしてくれます。バックグラウンドがそれぞれ違うメンバーが世界中から集まってきているのに、とても活動しやすい。これはやっぱり理念に共感しているメンバーが集まっているからですよね。そのことにとても感動するし、一緒に活動できて自分はラッキーだなと思います。
CAREER MARKの運営の方達は、インターン活動を通して、私達(インターン生)が自信を取り戻したり、挑戦したりする機会を与えてくれます。そのインターンの在り方に賛同して応募してきたメンバーだから、共感し合えて一緒に気持ちよく活動できるのかなと感じています。

ーーCAREER MARKの理念の元に、それぞれ想いを持ったメンバーが集まって、いい循環が生まれている、ということですね。

そう!こんなに素敵な環境に身を置いて働けるって、実際には難しいかもしれないですね。でも転職の時にこそ、自分が心から共感できる理念で会社を選んでもいいかもしれないです。自分に合った場所、自分に合った仕事を探す練習として、CAREER MARKのインターンに応募してもいいと思います。
だから是非、多くの人にインターンに挑戦してみて欲しいですね。

ーーさすが!最後はCAREER MARKメンバーの魅力も理念もPRですね。
伝えることで、HAPPYの循環が繋がっていく。私にも長谷川さんの想いが伝わって、インターンとして頑張ろうという気持ちが強く湧いてきました。
素敵なお話を、ありがとうございました!

トルコの観光地として有名なカッパドキアの朝
ぷかぷかと気球が空いっぱいに浮かぶ様子は本当に幻想的でした。

あとがき

「プロモーションの力で世界にHAPPYの循環を!
世界は素敵なモノと人と想いで溢れている。」

インタビュー後にそんなビジョンが私の頭に浮かびました。多くの人をプロモーションの力で笑顔にしている長谷川さんの姿も。

一番印象的だったのは、帯同期間にアイデンティティクライシスやネガティブな気持ちがほとんどないということ!それはきっと、彼女の中で自分がやりたいことが分かっているから。短期間のキャリアではなく、人生の中での大きなビジョンが心の中にあるからかもしれません。

「本当は働かなくてもいいと思っているの」そう笑いながらも、自身で夏休みと言う帯同生活中には、PR関係の勉強をし、ロールモデルの近くにいて成長したいとインターン生に応募。自然体でしなやかに歩み続ける彼女こそが、これからの駐在妻の新しいロールモデルかもしれないと感じます。

「長谷川さんは特別だよね。私は自分のやりたいことなんてよく分からないし。」そう感じる人もいらっしゃるかもしれません。でも本当にそうでしょうか?実はあなたがやってきたことを振り返ってみると、そこにはヒントが隠されているかもしれません。 CAREER MARKはそんなあなたの人生の棚卸しにも寄り添ってくれますよ。

インタビュー・文:
CAREER MARK 第6期インターン 金井塚 希映 

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