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イギリス・ロンドンで駐在妻がチャリティショップでボランティア体験

CAREER MARKの広報PRインターン1期生の高橋です。
今回は、私がロンドンのチャリティショップでボランティアをしていた時のお話をしたいと思います。

現在私は駐在帯同中、今はCAREER MARKのお手伝いをしたりしていますが、その前に働きたいモヤモヤを抱えている時期がありました。
渡英当初は子どもも小さく(2歳0歳)育児中心の生活をしていましたが、2人とも学校が始まり、社会に出たい、何かしたい気持ちがぐんぐんと。
でも育児もあるし、現地就労はハードルが高い。そんな私に出来る社会活動を探し、コロナ禍に突入するまでの半年ほど、近所のチャリティショップでボランティア活動をしていました。
私が働いていたのは、週2-3回の午前中3-4時間ほど。学校の送り迎えや、他の予定とも調整しやすく楽しんで参加していました!

○イギリスとチャリティ文化


さて、なぜボランティアをしようと思ったのかですが、
渡英当初にすれ違いで帰国してしまった駐在妻の先輩に、「帯同中はずっと病院でボランティアしてたよ~」と教えてもらったことがきっかけ。
チャリティが盛んなイギリス。それは「チャリティの国」と呼ばれるほどで、多くの慈善団体が存在し英国に住む人々の生活に根付いています。そして私自身もボランティアとして働くことに、話を聞いて以来ずっと興味を持っていました。
そこで私が行きついたのはチャリティショップでのボランティアでした。

チャリティショップとは・・
使われなくなり寄付された物品を店頭販売し、収益は慈善事業に使われるという形態のお店。誰でも自分が使用しなくなったものを寄付としてお店に持ち込むことができます。
寄販売される商品は衣類や靴、装飾品、絵、本、食器、おもちゃ、子供用品に、電化製品を専門にするところもあり多種多様。
イギリスのハイストリート(商店街のようなもの)には数多くのチャリティショップがあり、全国で1万店舗以上あるそう。
多くの母体は慈善団体で、世界の貧困支援、がん撲滅、心臓病支援、子供の貧困、ホームレス支援団体などなど、それぞれの事業に収益が使われています。(ちなみに私が働いていたのは、ホームレス支援の団体が運営するお店)

〇チャリティショップの魅力

チャリティショップといえば、セカンドハンドとはいえ(お店にもよりますが)状態の良いものも多く、掘り出し物が豊富!
そして私がいいなと思うのは、自分が使わなくなったものが、誰かにとっては欲しいものだったり。捨ててしまうのではなく、誰かが再利用してくれること、また自分が買いものをして再利用することで、環境保護に役立っていますよね!

好きな方はアンティーク食器を探したり、洋服の掘り出し物を見つけたり、おしゃれな街ではディスプレイも素敵でビンテージショップの雰囲気もあり!子供用品のお店でベビーカーを調達したりも可能です。
さらに世界の貧困支援をしているお店では、支援国のハンドメイドの製品が置いてあったあり、私がいたショップでは、イギリス大型スーパーチェーンのMarks & Spencerから、シーズンを終えた洋服(もちろん新品)などが大量に入荷!値段は定価の2-3割ほどになるので私もパジャマなど有難く調達していました。これも企業の環境施策のひとつ、大きく宣伝していませんでしたが、常連さんはこれ目当てにお店に来ていましたよ。
こんな風にお店ごとに特色があるので色々見て回るのも楽しいです。

○どうやってボランティアを始めた?

これは各お店のHPに掲載があったりもするのですが、確実なのはお店に直接行くこと。多くのチャリティショップでは常にボランティアを募集していて、お店にポスターを貼っていたりします。お店の人に声を掛けて「ボランティアに興味があります」と言ったら、社員の人が来てくれて応募用紙をもらえるなど、対応してくれます!
ボランティアを始めるのに必要だったのは推薦レターで、私は夫と英語の先生に書いてもらいました。内容は人柄や真面目さなど、この人ならボランティアとして働くのに適していますよ!といったことを書いてもらうもの。
面談の際にそちらを持参し、簡単な質問とお店で働く心構え(※)などをレクチャーしてもらったら、すぐに店頭へ!

※心構えとさらっと書きましたが、意外と難しい質問が並んでいて
「客がお金を払わないで帰ろうとしました、あなたはどうしますか・・?」
「ボランティア仲間がレジで何かをしているのをあなたは見ました、その翌日にお金が合わないことが判明しました、あなたはどうしますか・・?」
などのケーススタディが。面談の際にその場で聞かれたのですが、かなりの数間違えたような気がします。社員さん苦笑いしてたなぁ。
もちろん実際に働いているときはこんな問題事は起こらず、平和そのものでした!

○ショップでのボランティアって何するの?


私がいたお店には社員さんが2人、あとはボランティアで構成されており、社員さんが裏で書類作業や値付けなどをしている間、ボランティアは主に店番(レジや商品整理)でした。私は希望して商品の仕分けや値付けなども社員さんの仕事も手伝っていました。
主に服飾品と子供用品を扱っているお店だったのですが、持ち込まれる洋服や靴は大量、中には値段をつけてお店に出せない状態のもの、もちろん結構あり。その仕分け(やむを得ず廃棄するものと、まだ状態がいいものはさらに寄付などのルートがあり)と値付け、その間に社員さんや同じボランティアの方の身の上話を聞いたりとなかなか楽しかったです。ちなみに値段は状態にもよりますが大体定価の1-2割程度。名の知れたブランドは少しあがったりしますが、お得ですよね。

そしてもちろんお客さんとのやり取りも。シッターさんのお買い物中にいつも話してくれる男の子がいたり、毎週デニムを一本買っていく女性がいたり(何本家にあるんだろう・・)、いつから置いてあったのかと思う古く巨大なゲーム盤を嬉しそうに買っていく紳士がいたり、女子高生が皆でキャッキャとでも真剣に試着していたり。こういった日常風景が見られるのも!

もちろん、ショップの母体となる慈善団体の活動にもっと参加することも可能です。ホームレス支援の団体でしたが、政府への嘆願書への署名や、ミーティング参加など様々な活動の仕方がありました。

○どんな人がボランティアしている?


私が働いていたのは、平日の午前中。いつも一緒になるのは、リタイア後のご婦人でした。彼女は時間を見つけてはずっとボランティアに従事していたそうで、前は違う団体でも働いていたそう。ボランティアをする方はやはり心優しい方が多いのか、このご婦人に色々教えてもらいました!

午後や夕方は大学生ボランティアが多いそう!どうやら学校の単位になったりするようですね、そして語学学校の生徒が実地体験で来ることも多いそうです。
私が働いている平日昼間にも、13-14歳の男の子が二人、学校の課外学習で1週間手伝いにきていました。初日は大丈夫かな~という態度でしたが、やはりレジなど機械操作の覚えが早く(さすが・・)率先してやってくれたり、ディスプレイを良くしようと課題をみつけて取り組んでくれたり、感心の連続でした!
社員さんは彼らの提案に、「忙しいのに・・」という態度を隠し切れないのですが(笑)、それでも意見を汲んでディスプレイの変更をしたりと、大人がちゃんと応えて子供の社会活動を促す姿がいいですよね。

こんな感じで、店の雰囲気もよくとっても気に入っていたのですが、コロナ禍でお店が一時クローズしてしまったことにより、今は活動出来ていません。
が、このボランティア、時間が限られている、帯同中に他にもやりたいことがある駐妻の皆さんにもおすすめです。私も育児、語学学校、お友達との約束の合間に入れていました!英語力にも自信がなくとも、ボランティアですもの!労働力の代わりに英語の実地勉強させてもらおうーという心構えでした。
そして何より、社会活動に参加しているという充足感、自分の住んでいる街を身近に感じられることや、新しい人たちに出会えること、また機会があったらやりたいなと思います!

(CAREER MARK広報インターン1期/高橋啓子)

最後まで読んでいただきありがとうございます!

そんな私は今、自分のキャリアを模索してたどり着いたCAREER MARKで広報インターン活動をしています。CAREER MARKでは、もやもやを抱えている、同じ気持ちの方に出会いたい、そんな駐在帯同前~帰国後の皆さんに向けて自分らしいキャリアを探すお手伝いをしています。

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