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就職・転職活動を成功させる!3つのポイント

就職活動や転職活動をしていると2流の人達の行動については、前回お話をした通りです。

今回は逆のパターンで一流の就職活動、転職活動についてお話をします。

その1:自分のやりたいことがしっかりわかっている

就職活動を振り返っていちばん大切なのは、「自分が好きなこと」を正直に自分に問いかけることである。

社会的な名声や年収が高い会社、あるいはまわりの友人や両親が褒めてくれる会社をやみくもに受けるのではなく、「自分が本当にやりたいこと」を知れた人が、ある意味、就職活動の真の勝者といえるかもしれない。

長い将来の方向性を考えるときに、出発点とゴールの方向性を教えてくれるのは、「自分は何が好きで、何をやりたいのか」という自己認識(Self-Awareness)の深さにほかならないからだ。

根源的に「自分がやりたいこと」「好きなこと」のコンセプトに、この就職活動期に深く向き合わなければ、日常業務で忙殺される社会人になったとき、コンパスを失った二流の難破船のように、行き先不明の二流の海を、漂流することになってしまうのだ。

その2:得意なことがわかっている

キャリアでの自己実現を考えるうえで2番目に大切なのが「自分が得意なこと」をわかっているかどうかだ。

「好きなこと」を知ることは大切だが、それが得意でないなら、あくまで趣味としてとどめ、仕事にするのは考え直したほうがいい。

さもなければ、「お客さんも不幸」「あなたを雇った企業も不幸」そして「職場で活躍できない自分も不幸」という「不幸の三つ巴戦」が展開されてしまうのだ。

仕事で自己実現を目指すなら、くれぐれも「好きなこと」だけでなく「得意なこと」を仕事にしなければならない。好きだが不得意なことは、あくまで副業か趣味程度にとどめなければ「好きだけど誰からも仕事を依頼されないキャリア人生」に転げ落ちてしまうのである。

ただし、「好きなこと」「得意なこと」だけでは、まだまだ二流のキャリアを歩んでしまうおそれがある。

3番目に大切なのは、その仕事に「市場性があること」をわかっているかどうかだ。

その3:市場性があることをわかっている

たとえば金融業界にいると痛感するが、ものの数年前にあった「セールス・トレーダー」などの仕事は、自動化の波に置き換えられ、大量の失業者を生み出している。

実際、元フロントオフィス(収益部門)で働いていたスター選手たちが、ミドルオフィス(中間部門)の非効率さに目をつけてAIプログラムをつくり、金融機関相手にデジタル化のサービスを提供しはじめているくらいだ。

昔あった多くの仕事の市場性が急速に失われており、この自動化の波はシンガポールにいれば、社会のあらゆるところで実感するものである。

キャリアで自己実現を図るには、「将来的な市場性の有無」を考えなければならない。

「好きなこと×得意なこと×市場性があること」の3要件をよくよく考えて、一流の就職活動をしなければならないのだ。

実は、私がしくじり先生なんです

実のところを白状すると、ここで書いてきた二流の就活生とは、大学時代の私の人格的欠陥、人間的故障のすべてを書きつづったものにほかならない。

私も、まわりの学生や先輩がうらやましがりそうな外資系の大企業ばかり受けていた。

送り付けたエントリーシートは、ほかの企業に送ったものの、まさに「金太郎飴的」焼き直しであった。

面接でも「真の自分」とは程遠い「作られた面接用の回答」を用意しては、撃沈を繰り返していたものである。

面接で会社側にした質問は100発100中で的外れで、就活中に恋に落ちてその子に夢中になり、就職活動がひときわ長引いたのも、私のまさに二流たる証だろう。

挙句の果てに、最後はその子に着信拒否を食らって音信不通になってしまったのだから、今ならストーカー規制法の対象にもなりかねないような、恥ずかしすぎる二流のこの私。

しかし、自分自身がこの二流の奈落の底で痛みを実感してきたからこそ、世の多くの迷える子羊のみなさんの気持ちが、誰よりもよくわかるのだ。

決して私のような二流の就活生に陥ることなく、「好きなこと×得意なこと×市場性があること」を仕事にし、自分にとっての天職が見つかることを強く願う次第である。

「就活のしくじり先生」ではないが、私のようになってはいけない。

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