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面接で減点されない5つのポイント

面接官はいろいろな角度で検証している

面接ではあなたのことを知りたいと思いながら、質問をしています。
以前の経験、スキル、資格について確認をするだけではありません。
面接官は質問をしながら、会社の社風にあうのか、部署のメンバー構成などを考えて、
いろいろな角度からあなたへ質問をすることによって、あなたの可能性や即戦力になるかを判断しています。

面接というのは不安なものです。
面接官のリアクションや面接時間などから推測することもできるのですが、
ポーカーフェイスであると、回答が響いているのか、スルーされているのかがよくわかりません。
愛想笑いをしたりする面接官もいますが、裏側にはなにがあるのかできるだけ、
正しく把握したいということで躍起になっているかもしれません。

面接官のココロの動きにフォーカスをしてみて、面接をみていきたいと思います。
一般的に面接官は仕事の内容も、社風もあっている人、十分な給与の仕事を探しています。
この後紹介をする5つの質問にはそれなりの裏取りをするために必要な要素が隠されています。
直接的に質問をしてしまうと露骨になってしまい、面接の雰囲気をぶっ壊すことにもなりかねないので、
直球勝負を避けて、やんわりとした質問にしたり、予定調和を壊す質問をしたりします。

1つ目は仕事での成功体験について

実際は「この仕事ができるのか?」というのと同時に、
「この仕事で即戦力として活躍できるだけの実績をもっているのか?」ということを聞きたいんです。
そんなにわかりやすい質問をしても意味が無いですし、面接官としての技量も疑われてしまいます。

別の会社でも自分がやってきた仕事でも、同じような仕事ができるのかという能力を見たいのです。
その時の成功した理由は何だったのか。なにが要因でそれが実現できたのかなど、
誘導することなく、面接者に具体的にわかりやすく、簡潔に話してもらいたいという意図があります。

質問のやりかたは人それぞれであり、面接の流れにもよって変化していくので、
きちんと真意を読み取り、応えていかなくてはならない質問の1つなんです。
どんなかたちで質問をされるのかはでたこと勝負になりますので、自分の中で整理して話をしてください。

似たような経験や応用できるスキルなどについて話をすることはもちろんですが、
実績とうまくいった方法について説明できることが求められている質問だということを認識しましょう。
以前の経験を話すときには内省的に話すようにしないといけません。

あまりにも自信満々で話したりすると素直さと謙虚さがないと判断されてもおかしくありません。
声のトーンが変わってしまうと、話を盛っている?話をつくっていいる?と判断されてもおかしくありません。
自信を持ちながらも素直さと謙虚さを持っているというポージングもあり、内省的に話すようにしましょう。

面接官はあなたの答えや発言中の体の動き、視線などから内面を推察しているのです。
書類に視線を落としているから、視線をずらすことも可能なのですが、
察知力の強い面接官の場合は、話に信憑性がないと思ってしまうこともあります。

また、建設的にロジカルで話をしないといけません。
感情的に話していると話の辻褄が合わなくなってしまったり、
言っていることが二転三転することになるため、面接官に対して隙を与える事になります。
隙を与えてしまうと、そこから圧迫面接という拷問に近い、ストレスフルの面接に変わっていきます。
伝えたいことがあるのであれば、わかりやすく、簡潔にまとめて話をするようにしましょう。

2つ目は今のチーム内で戦力として活躍できるかどうか?

雇われるにはそれなりの理由があります。
面接官はたいていの場合は、所属長が面接に登場するケースが多くあります。
その際に所属長が見ているポイントは、自分の部下として仕事をしたいのか。
今のチーム内で即戦力として活躍できる分野の経験があるのかどうかを見極めます。

最終的には面接官の直感が採用の合否を決めるポイントになるという側面があります。
面接全体を通して、どのようなコミュニケーションを取るのか、どういう考えを盛っているのか、
倫理的に働くことができるのか、問題はどのようにして取り組み解決をしていくのか、
チーム内で活躍できるスキルを持ち合わせているかどうかなど、細かくチェックをしています。

これまでの経験やスキルについて、俯瞰的に見ることができているのかどうか、
キャリアの棚卸しができているのかどうかによって答え方も変わってきますので、
しっかりと自己分析をしたうえで、自分自身の強み、弱みをしっかりと把握しておくことが必要です。
また、自分自身の先のキャリアについてもしっかりと考える必要があり、経験とスキルとがリンクしていない意味がありません。

20代〜30歳ぐらいまでであれば、ポテンシャル採用になるため、未来へ投資する確率が高くなります。
30歳〜35歳ぐらいまでであれば、即戦力としての価値を求めるため、スキルや経験と未来への投資がハーフ&ハーフ。
35歳以上になる場合は、マネージメントスキル、実績、スキルがほとんどで、未来への投資は1割り程度です。
年代によっても視点が違うということ認識してくと、戦い方やキャリアの棚卸しが簡単にできるかもしれません。

ここでのポイントは質問の答えは正解があるものでは無いということです。
誰も合わない会社で働きたくないというのが面接者の心理であれば、
面接官は投資するに見合った人材であり、即戦力候補になるのであれば採用をしたいと考えるということです。
中途半端な覚悟や全社の成功体験を引きずるような人は採用をしたくないというのが本心でしょう。

3つ目は志望理由や応募動機について

これは鉄板ネタともいえる質問の種類です。
中途採用になると会社ではなく、職種に目が行きがちになります。
例えば、営業職であれば法人営業と個人営業があります。
法人営業と個人営業では全く違うアプローチの仕方や根回しの方法などが存在ます。
金額も違えば、決済権者の権限の範囲なども違うので、一言に営業といっても違うものなのです。

最近の面接で多いのは、エージェントにススメられて応募しました。とか、
キャリアアップができそうなので応募をしましたという人が多い。
この質問の意図としては、なぜその求人だったのか?ということを聞きたいんです。

面接官の立場としては、あなたがこの会社を他とは違う特別な会社として思っていますか?
その仕事に本当につきたいと思っているのかを知りたいのです。
ホームページや求人票をしっかりと見た上で、なぜ自分がその会社に会うのかどうかを考えてください。

当然ながらそれだけではありません。会社に関してよく考えられた具体的な質問をすると、
その面接に対して熱意を盛って望んているということが証明できるでしょう。
事前に会社のこと、求人のことを調べておくと、回答にも使えますし、質問にも使えますので、
事前準備を怠らないようにしてください。

4つ目はあなたのキャリアと仕事がマッチしているか

違ういい方をするのであれば、今から就こうとしている仕事は、あなたのキャリアに合う仕事であり、
あなたが本当に希望している仕事でしょうか?と質問をされているようなものです。
採用基準としては新しい仕事が魅力のあるものまでに乗り切れそうな人を採用することはあリません。

それだけ時間とお金をムダにすることになるため、コスト面でも、チームメンでも悪影響が出るでしょう。
その会社はあなたの希望給与を出してくれそうですか?
あなたを雇うだけの余力がその会社にあるかということになります。

ここでポイントになるのが退職理由とキャリアの話なんです。
「経歴と退職理由をお話ください」と一番最初の質問で言われることが多くありますね。
最初の3分で採用か不採用かを判断するポイントとして使われることが多い質問なんです。
前向きに退職理由を伝えられるのか、他責の退職理由になるのかでは天国と地獄の差がありますから。

面接官の技量がよく分かる質問としては、「人事として事務的な質問を幾つかします。」というのがある。
前職の年収、希望年収、入社可能日、扶養家族の有無など。
人事制度にもかかる部分や福利厚生の質問とからめて聞いてくるケースがほとんどです。
これは聞いておかないといけない質問で、内定条件通知書をつくる上でも必要になることですが、
値踏みをするポイントでもあるということを忘れないで下さい。

求人票には最低賃金や前年度の平均賞与額などが書かれています。
最近では年収レンジで書いている企業も増えているのが特徴です。
適性の範囲内で答えられるのか、それ以上になるのかでは採用する側も慎重に聞き出します。

チームの戦力になると思えば、いい金額の提示ができますが、
そうでない場合は内定後に承諾してもらえるチャンスが無くなります。
リスクが高いと判断をされてしまうと不採用の確率が上がっていきます。

自分のスキルや経験と未来のキャリアストーリーが一致できるように明確にして、
目標もいくつかあげられるようにしていきましょう。
仕事を通してあなたの目標を実現する確率が高いかどうかは、
自己分析をすることと市場価値をしっかりと理解しておく必要があります。

5つ目は自分の能力やスキルに自信がありますか?

この質問については面接官もあまり意識して質問をすることはないのですが、
話し方や思考性を見ながら推測をすることがよくあります。
自信に対する考え方によっては、相手に与えるあなたの印象が大きく変わる可能性があるからです。
「自信」という言葉の捉え方が人によって違いますが、
一般的には仕事に対する情熱、その仕事を成功させる確率などを見せるといってもいいでしょう。

当然ながら、練習だけでは自信があるように見えない。
練習をしても自分が自分を信用していないから声のトーンや無意識に顔を触ったりしてしまう。
自信をもつためには考え方も切り替える必要があります。
成功をしている友人や先輩の話を聞いたりすることによって、
自分のことを客観的に見ることができ、どう伝えればいいかを考えることもできます。
助けてくれる人物がいることで、自尊心の持ち方も大きく変わっていきます。
「一生懸命働きます」というより、「上司は私のことを働き者だといってくれます」では大きく印象が変わっていきます。

面接は予定調和を壊すもの

この5つのポイントはどのように面接官が質問をしてくるのかはわかりません。
場の雰囲気やその面接官の精神状態によっても角度が変わったりすることがあるので、
1つの質問に対して3つの答えを用意しておくことをおすすめしています。

面接官のテクニックとして引っかかったところは、角度を変えて3つ質問をするということが常識化しているからです。
何で、何で、何でと聞かれるうちに、面接者は圧迫面接と勘違いをしてしまいます。
隙を見せるということは相手のペースに巻き込まれる事になり、
言いたいことが言えなくなってしまったり、伝えられないことで後悔をしてしまうこともあります。

明確なメッセージを面接官に伝えることができるのであれば、内定をもらえる確率も上がっていきます。
面接は面接官との相性が9割を占めています。
ロジカルに話す、感情的に話す、早口で話す、ゆっくり話すではコミュニケーションの取り方を変えなきゃいけません。

また、なにを考えているのかわからない面接官も最近増えています。
面接官の技量も会社を見る上で、非常に重要なファクターでもあります。
こういう面接官にたいしても十分な準備ができていると心に余裕がうまれてくるものです。
まずは面接官の真意をみる質問について、自己分析から導き出した答えをつくってみましょう。
それでも面接官の思惑がわからないという時はその会社にご縁がなかったということですから。


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