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転職をする時に考える3つのこと

今年の夏は異常に暑かったですね。猛暑日が続き、大雨が降って水害が起きてしまったり、ニュースでは「危険な暑さ、熱中症には十分注意をしてください」という言葉が常に使われていました。

最高気温が35度を下回ると「あっ!涼しく感じますね。いえいえ、十分に暑いんですけど、今年の夏は異常に暑かったから…」というニュースアンカーもいました。

夏のボーナスをゲットすることができたため、10月〜翌年1月にかけて転職活動をしたいという人からの相談が多くなってきました。転職市場が好調であり、35歳で一度死ぬと言われていた時代から、人手不足に伴い採用年齢が拡大していることもあります。

1つ目:転職時に何をするべきか

キャリアの相談を受けていると多くの人が次のようなことで相談にきます。

・現在営業職をやっているけど、バックオフィス系の人事や企画をやりたい→新しい職種にチャレンジをしたいけど、社内での異動ができない。または、評価面談時に上司に伝えているけど、上司が会社に掛け合ってくれていない。
・1つの仕事だけでなく、企画、人事、経理など幅広くチャレンジできる環境が会社にはない

というような今までと違う新しい職種にチャレンジしようとする方は多くいらっしゃいます。もちろん新しくチャレンジしようとすることは素晴らしいことですが、こういう方は「転職先に何の職種で入るか」「どのポジションで入社するか」にこだわりすぎている人が多いかな?って感じています。

会社の大小問わずですが、中途採用というポジションで入社するということは、「転職先に何の職種で入るか」「どのポジションで入社するか」は関係ありません。

なぜなら、中途採用は最短で結果を出すことによって信用と信頼を勝ち取らなければなりません。そのため重要になってくることとは!?

入社後、最短距離で実績の出せる職種とボジションを狙って入社をすること

このことをオススメしています。どんな職種で入社をするにしても、社内の信用預金がゼロなのに、営業以外に人事や経理をやりたいと言われても、未経験者ですから、年収が下がってオファーをされるか、お祈りメールが届くかのどちらかです。

経験をしている職種で入社をすることで、信頼預金を貯めるためには実績を残すことが一番の近道です。その道のプロ、スペシャリトとして認められた時、新しい道がひらけるからです。

2つ目:最短距離で実績を出せる職種とポジションを狙うこと

理由をあげてしまうと多くなりすぎるのですが、共通しているのは1つの大きな揺るぎない理由があるからです。

転職して入社してきた人の評価は3ヶ月で決まってしまうということ。

中途入社の社員が入ってくることに慣れている組織でも、そうじゃない組織でも、やはり新しい人が入社してくるとみんなが注目します。「どんな仕事の仕方なのかな」「どんな人なのかな」「噂通り凄い人なのかな」など...なんとなく聞いていた事前情報とともに良くも悪くも中途入社の人を知ろうとします。そして、その最初の印象はとても大きくその後に影響してくることも多いのではないか、とも思います。

そんな注目が集まっている中でパフォーマンスを発揮しなければなりません。

「あっ!あの人が来てくれて、本当によかった!」と思われるか、「やばい!高い買い物してしまった!」と思われるかは、そのパフォーマンスと仕事に対する姿勢です。

どちらになるかで、その後の仕事の任され方や評価のされ方も変わってくることも想定できます。上司や経営者からしたら、やはり「すごいな!」と思う人にどんどん仕事任せていきたいでしょうし。営業で入社したとしても圧倒的に結果を出していたら、次の新規事業任せてみようとか、新しい部署の立ち上げ任せようとなる確率も当然、高くなるでしょう。

社内の信用預金をいかにして早く貯めるのかがあなたのキャリアを開くのか、そこで終わるのかが決まってしまうというのも過言ではありません。

3:社内の信用預金があなたの運命を握る

私も何回か転職していますが、新しい環境に行ってすぐに結果を出す、というのはそれなりに大変です。自分がもっとも得意としている仕事だとしても、環境や仕事のやり方などが変わるとアジャストしていくにもパワーがかかりますし、努力も必要とします。

そんな大変なところに初挑戦で難易度の高い仕事から始め、かつ周囲の期待値が高い状態でパフォーマンスを発揮するのはかなり難しい。もちろんできる人もいるとは思いますが、そういう状況だからこそ入社時は「最も自分が成果を一番早く出せる仕事で転職する」ということが有効だと思います。

私も人事の採用から入社をして実績をあげることができ、その後は人事制度、労務管理、教育研修と人事領域での仕事を増やしていくことができましたし、さらには経営管理の仕事も任されるようになってきました。

もし、これを読んでいるあなたが、スタートアップや成長著しい会社で裁量権を持ってやりたい、そう思っている方であれば、なおさら「成果を出しやすい職種で入社する」ことにこだわって欲しいと思っています。そういう会社であればプレイヤーとして入社したとしても、成長とともにすごいスピードでポジションも事業も増えていきます。大事なのは新しいポジションや事業が出来た時に「任せてみよう」と思ってもらえる活躍をしていること、会社の信頼感を勝ち得ていることです。(もちろん入社時に、活躍していたらどんどん任せていく風土なのかどうか、は確認しないといけませんが。)

そのために最も有効なのが「職場のみんなが注目している入社3ヶ月」で結果を出すこと。

だからこそ、「やりたい職種やポジション」にこだわりすぎず、「成果を最も早く出せる仕事から始めること」に注目して転職活動をすると、結果的にやりたいことへの近道になるのでは、と思います。

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