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エージェントの仕組みを理解してから、賢く使う3つのポイント

まずは転職エージェントの仕組みを知ろう!

転職エージェントの報酬形態は転職斡旋をして、自分の担当する候補者が入社すれば、その候補者の年収の35%の報酬を得られる事になっている。

つまり、年収が1000万円の35歳を入社させることができれば、350万円が転職先からエージェントへ支払われるしくみになっている。

成功報酬なので、候補者の採用数が各エージェントの営業成績に直結するしくみ。

そのため、優秀な人材については手厚くフォローをして、そうでない人については手を抜かれるケースが多い。

例えば、スカウトメールへ返信したけど、「企業様のご都合により〜」とか「応募者が殺到してしまったため〜」など、枕詞がついた断りのメールが届いているのは、手を抜いているケースである。

クレームにならないように、企業のせいにしているだけである。
よくあるパターンはキャリアカウンセリングをした後、案件を紹介してくれないこともあります。

「後ほどメールで案件をお送りしますので、ご確認ください」といいながら、メールも電話連絡もない。

こういうエージェントに当たったときはすぐに個人情報を削除してもらうように依頼したほうがいいでしょう。

エージェントは案件を獲得するために、ダミーの経歴を使い交渉をすることもあリますので、そういう際に勝手に利用をしているケースもあり、どっかで見たことがあるというケースもあれば、エージェントが勝手に応募をしてしまうケースもあります。

そういうときは個人情報の削除依頼を忘れずにするようにしてください。

エージェントから高待遇を受けて、優良な企業の紹介を得るためには、まずエージェントに自分を売り込むことから始めないといけない。

エージェントによって経験や知識の差があるために、エージェント能力も雲泥の差がある。

そこを見極めながら、転職相談をするようにしましょう。

この3つをチェックしておけば、いいエージェントなのか、悪いエージェントなのかがはっきりとわかります。

いいエージェントを見抜く3つのポイント+α

スカウトメールをもらったとき、ここに注目!

ダメな例としては、案件がついていない、または違う案件がついている場合。
よくある例ですが、案件の内容に触れずに自己紹介だけを書いてくるケース。

これは釣りスカウトであり、面談数を確保したい時に使われるので注意が必要です。
また、メール内の内容と添付している求人票が違うことはあってはなりません。
仕事が雑な人であるということがわかります。

コピペメールについては時間の短縮で使うケースがありますが、返信率は10%以下ですから、内定が出ると手のひら返しでゴリゴリ転職をするようにと迫ってくるケースがよくあります。

コピペメールはちょっと注意が必要です。

最近増えているのが直近の経歴の会社名を使って、◯◯会社では素晴らしい実績を残しています〜という文章が多様化されています。

素晴らしい実績とはどう定義をするのかによって答えは変わりますが、リップサービスであると疑うことは必要です。

実績とか◯◯会社には実績10名以上採用してもらっていますとか、具体的な内容を展開しているスカウトメールは信頼度が高いものとも言えるでしょう。

1:案件紹介時に業界の情報に精通しているかどうか?

これはものすごく力量を測る上では重要なファクターになります。

大手なら縦割り分業制といって、キャリアカウンセリング、アシスタント、営業の3人1組になって動いていることがあります。

この時に注意をしなければならないのが、キャリアカウンセリングをしている人が業界の情報に精通していないのであれば、やめたほうが無難とも言えるでしょう。

チームで仕事をする以上、業界のことはもちろんですが、会社のことについてもしっかりと把握しているのがプロです。

しかし、連携が取れていないとネットでわかるような情報ばかり羅列して説明をしようとしてしまいます。

こういうエージェントはお断りすることをおすすめしています。

企業の詳しい内部事情やリアルタイムの業界の動向について語れるぐらいにならないと信用されるエージェントではありません。

中小、ベンチャー企業系であれば、営業とカウンセリングの両面をやるケースが多いので、面接官の癖や志向性もわかっていたり、職場環境や面接の内容など詳しく知っている人が多くいらっしゃいます。

2:紹介してくれる求人数が多い!?

大手のエージェントは機械的に案件の紹介をするため、精査していないことがよくあります。

経験年数と経験職種、経験職務を入れると自動的にメールを送ってくるケースも多く見受けられます。

きちんと採用まで導きたいという思いでフォローをしてくれるエージェントは、様々な角度から求人を紹介してくれる。

よくあるのが、「意向とは違うかもしれませんけど、話をしていてこの企業にマッチするのではないかと…」といいながら、違うものを持ってくるエージェントはいいエージェントです。

また、案件の紹介がない時でも、「最近のご転職状況はいかがでしょうか?」というパトロールメールを送ってくるエージェントもいいエージェントです。

昔の電話帳ぐらい厚い求人を持ってくるところもあるのですが、それはカウンセリングで何を聞いたの?という疑問がつくところはやめておいたほうがいいでしょう。

3:希望年収、要望を聞きます!

しっかりと要望を伝えておくことが必要になりますが、要望と合わない求人を紹介するエージェントは採用数を稼ぎたい、面談数を稼ぎたい、紹介数を稼ぎたいだけのケースも多くあります。

エージェントも行動指針が数値化されているため、そのような動きになるエージェントもありますから。

職場の雰囲気、年収など細かくヒアリングをしてくるエージェントを選択しよう。

面談対応でレベルがわかる

最近ではITツールを活用するケースが多くなっていますね。
Skype、FaceTime、ZOOMなどいろいろなものを駆使しながら、遠隔地との面接をしている状況です。

しかしこれからお話をすることについては、意外と知られていないことです。
実は面談対応によって、社内でランク分けされている可能性が高いからです。

Sランク:ホテルのカフェでの面談
エージェント内でも最高級の待遇であり、ホテルでの面談となるとコストも時間もかかります。
会議室が空いていないこともありますし、小さい会社の場合はこの手をよく使います。
しかし、費用と時間がかかっているので手厚くフォローをしてくれます。

Aランク:社内での面談、Skypeなどのツールを使った面談
エージェント会社内の会議室での面談。これが一番多いケースであり、会社の雰囲気や対応などを見る絶好のチャンスです。
人の表情を見ながらいろいろと突っ込んだ話をできるのもこの時です。

Bランク:電話のみで面談
エージェントからすると数%前後と踏んだ時に使う方法です。
スカウトメールを送ったから定義上、やっておけばクレームにならないようにするための手段ともいえます。

Dランク:メールのみでの面談
エージェントからするとほとんどゼロに近い人に使う方法です。
文字のやり取りから、熱量を判定するのは難しいのが現状です。

危機感をアピールして優良案件を確保する

エージェントも営利団体です。
新しい登録者が増えるとともに、あなたの情報はどんどん薄くなっていく。
そうなってしまうと、転職案件が来なかったり、何度も同じ話しをしなければなりません。
そうならないためには次の3つのことを実践してみてください。

その1:いますぐに転職をしたい!という姿勢をとる
斡旋の優先度をあげてもらえるように緊迫感を演出することで、対応をしてくれる。
退職日を明確に述べたりすることが有効になります。

その2:レスポンスは早くしましょう。
エージェント担当者は何人もの登録者を相手にしているので、即レスとはいいませんが、レスポンスは早めにして、マメに連絡をとることが必要になります。

その3:紹介された案件は選り好みしない!
まずは全社にアプローチをすること。
断ることが多くなってしまうと、マッチングが難しい人材とみなされないように注意が必要。


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