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職務経歴書で抑えてほしい2つのポイント

いろいろ言われていますが、正解はない

いきなり結論からになりますが、職務経歴書の書き方については正解がありません。
書き方も人それぞれあるわけですし、時系列にしたほうがいい場合と、スキル別にしたほうがいい場合があります。

巷に溢れている職務経歴書を参考に書くことは悪いことではありません。
しかし、人事が一番見たいのはどういうことかを想像してみてください。
書類を読むか読まないかは送られてきた書類の一枚目で決まるといっても過言ではありません。

今はWeb選考が基本になりつつありますが、書類を送付してくださいという会社も少なくありません。
そういう時に送付状がついている、ついていないで心情が変わりますし、WEB応募の場合でも志望理由を真剣に考えているなと取れる人と、コピペしてきたものだなと思う人もいるのが現状です。

人事が何を見たいのかと考えるとわかると思いますが、ひと言でいうと、何ができる人なの、どういう人なのというかをわかりやすく説明することです。
自分がどんなスキルを持っているのか、どんな経験をしてきたのか、これからどうなりたいのかを伝えましょう。

どういうスキルを持っているのか、どういうことをやってきたのかというのは箇条書きで構いません。
例えば経理であれば、仕訳、単体決算、連結決算、売上管理、小口現金管理など、人事であれば、採用、教育研修、労務管理、36協定、社会保険関係など、その職種についていろいろと書くものがあるので、項目別に何年やってきたかをまとめてみよう。

その1:職務経歴書に関するよくある質問

1:職務経歴書は何枚でまとめればいいのですか?
これについては、先程触れていますが1枚目に職務要約と何をしてきたのか書いておけば、枚数の制限はありませんが、簡潔にわかりやすくまとめることが必要になります。
20代であれば2枚程度、30代前半なら3枚程度というのが定説になっていますが、何をやってきたのか、どういうスキルをアピールするのかによって変わってきます。
職務経歴書は自分の取扱説明書ですから、わかりやすく、簡潔に書くことをオススメします。

2:手書きとパソコンはどちらがいいのですか?
履歴書については手書きという指定をする会社もありますが、ほとんどの企業ではパソコンで作成したものを使うのが一般的です。
修正も簡単にできるので、できるだけパソコンでフォーマットをつくっておくと便利です。

3:写真や捺印は必要ですか?
写真については、データがあるのであれば使うことができますが、メールの送信やWEBレジュメについては有効的に使えます。
応募書類の時にはプリントアウトした履歴書に写真を添付することが普通です。
捺印については、企業によって見解が分かれるところになります。
細心の注意が払えない人というイメージを与えてしまうことにもなるので、できるかけデータ出ない場合は捺印しておくことをオススメします。

4:英文レジュメを用意する必要がありますか?
英文レジュメが必要になるのは、外資系企業の場合がほとんど。
提出の要求がない限り、作成をする必要はありません。
海外営業や英語を使う仕事であれば、事前に作成をしておくと便利です。

その2:職務経歴書を完成させるためのフロー

1:材料を整理すること
業務内容、実績、経験、職場環境などを多角的に見ることが必要とされます。
まずは、思いつくままに書き出すことをオススメします。
そこからグループ化して、取捨選択をしていくことが必要だ。

・どんな会社で働いてきたのか
事業内容、従業員数、年商、本社所在地、創業年など会社概要に書かれている部分を書きましょう。
ホームページや会社のパンフレット等を調べればすぐにわかるものです。

・どんな仕事をしてきたのか?
いつ、どこで、どんな人を相手に、何をしてきたのかを書いていきましょう。

・業績面のアピール
自分の仕事によってどんな業績をあげたのか?
(売上、コストカット、顧客満足度など)できるだけ具体的な数値を書いていきましょう。

・マネージメント経験
部門やプロジェクトの中でリーダーやマネージメントの経験があれば、組織の規模や自分の役割について書いていきましょう。
教育指導の経験などもあるのであれば、それも追加して書きましょう。

・自己啓発と社内表彰
仕事のレベルをアップするために自分で勉強して、取得した資格があれば書きましょう。
また、社内表彰をされたケースがあるのであれば、それもちゃんと書きましょう。

・自分の職業能力
上記をもとにこれまで培ってきた能力についてまとめてみましょう。
「〜ができる」「〜についての知識がある」という視点からまとめてみましょう。

・自分がやりたいこと、自己PR
転職した先で何をやりたいのか、それはなぜそう思っているのかを書き出してみましょう。
また、自分の能力やPRしたい点があるのであれば、しっかりと書いておきましょう。

2:職務経歴書の書き方を決める
材料を元に職務経歴書の書き方を決める。
大きく分けて2つのパターンに分類されることになる。
同じことを長くやってきた場合については、時系列で書くことをオススメします。
いろいろな経験をしてきたのであれば、スキル別に書くことをオススメします。

時系列の書き方
経歴を古いものから順番に書いていく方法です。
基本的な構成は、入社、昇進、表彰、異動、退職という流れになります。
見出しに合わせて、内容を書いていくことになります。

スキル別の書き方
時系列ではなく、職務内容別にまとめて行く職務経歴書の書き方です。
基本的な構成は、職歴の要約、職歴(入社、昇進、表彰、異動、退職)と、職務ごとの詳細についてまとめて書く形になります。
これなら異なった会社や部署であってもまとめることができます。
経験業務ごとにまとめられるため、幅広い経験をお持ちの方にはオススメします。
特にIT関係の仕事をしている人やコンサルタント的な仕事をしている人はこちらが便利デス。

3:形式に沿って書き上げる
職務経歴、職務能力、自己PRとやりたいことという3つの流れがあります。

ここをチェックするのを忘れないで下さい。
・一人称(「私」「僕」など)は使わない
・できるだけ箇条書きにする(「〜をしました」という文章にはしない)
・行頭、行末をしっかりと揃える。
・社内用語や専門用語を使わないでかくこと
・業務経験や実績に関係ないことは書かない(短期的なアルバイト、家族の看病や介護など)
・退職理由は一般的に一身上の都合によりとすること

4:レイアウトを確認する
提出する書類を一度確認をすることが必要になります。
書き上げた内容について、プリントアウトをして確認をしてください。
文字の大きさが変わっている。誤字脱字を確認することもできますし、改行や文字列、文字間隔の大きさなど細かくチェックをしておく必要があります。また、他人にみてもらうためにもプリントアウトをオススメします。

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