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注意したほうがいい!エージェントがやりがちな6つの怪しい行動

ここが分かれ目!?エージェントの見方

最近増えている相談の1つにあるのが、エージェントへの不満や不安だったりしています。
私自身もエージェント側にいた人間ですし、企業人事としても経験していることがあるのでわかるのですが、こういうエージェントの行動がでたら注意をしてほしいというものをまとめてみました。

結論からいいますが、こういう行動はエージェント独特のものであり、エージェントが営利集団の拝金主義であるということも言えます。
なぜなら、彼らは就職、転職をさせることで成功報酬として、企業からお金をもらっているから。

蛇の道は蛇といいますが、転職することがゴールではなく、その後のキャリアについて一緒に考えてくれるエージェントは絶滅危惧種レベルです。

エージェント独特の行動は次の通りです。
1:回答期限を勝手に設定してしまう。
2:自分の担当以外でよくわからない案件を提案してくる
3:面接が進むごとに電話連絡が増えて、接触回数が増える
4:内定が出たあとは電話連絡、呼び出してクロージングを仕掛ける
5:とりあえず書類だけでも出してみませんか?
6:面談時間と面談した担当者の無言のサインを読み解く

1:回答期限を勝手に決めてしまう理由

クライアントと応募者の仲介をしているので、スケジュールの前倒しというのはよく分かるのですが、信頼関係の有無によって効果的に働く面もあれば、逆効果になってしまうこともある劇薬であるということに気づいていません。

基本的にビジネスパーソンであれば、即レスは当たり前。
遅くても24時間以内に返信するのが原則的なルールではありますが、そこには信頼関係の有無があるから、ビジネス相手だからなどといろいろな制約があった上で成立していることになります。

信頼関係がないということになると優先順位が低くなってしまうのは誰もが暗黙的に使っているルールの1つです。
メールやSNSが発展しているにもかかわらず、電話で連絡を入れるというのは時代錯誤と言われてしまったりするので注意が必要になります。

回答期限を決める理由としては、彼らの売上見込に対するスケジュールから割り出されていることが多くあります。
彼らの行動指針というのが会社の売上目標に対して、設定率、合格率、内定受諾率などから割り出されていることが多くあります。

月3件〜5件の内定受諾をさせるためには、10件の内定を貰う必要がある。
10件の内定をもらうためには、30〜40件の面接を設定することになる。
書類選考へ進んでもらうためには、面談数は80件必要になる。

この数字をクリアするためには、スカウトメールを出しまくり、SNSで募集をしたりすることに必死になっているのが現状です。

応募から選考、内定受諾、入社までのスケジュールを考えると3〜4ヶ月の長期戦になることもしばしばありますし、他社へ応募をしている場合、スケジュールを合わせるために無理やりなスケジュールを設定するケースもよくあります。

ここで主導権をエージェントに握られないようにするには、落ち着いて対応をする必要があります。
面接日程についても企業が打診する場合と、応募者の日程に企業が合わせる場合があります。

企業が打診する場合については、企業の熱が高いこともあり優良案件とも言えるものです。
応募者の日程に合わせる場合ですが、この場合は他者比較が入ってくるため、比較的進行速度が遅くなるため、モチベーションや優先順位が変わると途中辞退という結果を招くこともよくあります。

そのため、エージェントが主導権を握って選考を進めていきたいというのが見え隠れしながら駆け引きをしていくこともよくあることです。
採用代行の意味合いを忘れて、自分たちが利益を上げるためのスイッチが入って暴走をする危険があるので注意をしてください。

2:自分が担当していない、よくわからない案件を提案する

エージェントもチームで案件を抱えていることも多くありますが、チームメンバーの案件を提案してくることもしばしばあります。
求人票を見て質問をすると、「申し訳ないのですが、担当者に確認をしてから連絡をしますのでお時間をいただけますか?」ということをいう。

本人OKをもらったあとに、書類選考数を稼ごうとしているのと、売上に対して優良案件がないため、少しでも売上を上げるためにやっていることもしばしばあります。

この問題点としては簡単です。
情報共有ができていないことが原因であり、提案するからには企業の調べ、担当者のイメージ、採用条件のMAST条件ぐらいは担当者から聞いておくという下準備をしていないことが原因です。

自分の不利な立場を少しでも優位にしたいというのが本心であり、言葉も焦りが伝わってくるため、応募者が逃げてしまうこともよくあります。

3:面接が進むごとに電話連絡が増えていく

これは先程もちょっと触れましたが、クロージングを優位にすすめるための布石であり、長期戦になるとモチベーションや考え方を聞くためにとりあえず話を聞け!というスタイルです。

電話については「今」と「ここ」の2軸を抑えることになります。
時間とコストを考えると面談>電話>メールの順になります。
電話を使う理由というのは断りにくい状況を作り出すことになりますし、情報を聞き出す手段としては最適かもしれません。

メールやSNSの場合については、温度感が伝わらず、解釈も人によってまちまちですし、世代間ギャップなどもあるため、解釈の間違いは辞退へとつながるケースも多く、文字よりはなしをすることが中心になっている。

電話を選択する理由としては、クライアントさんへのフォローということがメインで伝えることもあるが、クライアントの面接結果はフォローして聞き出したことで交渉をしてもほとんど意味がないというのが事実です。

決定権はクライアントにあり、裁定は面接中に終わっていることがおおくあり、フォローしたとしても逆転で通過することはほとんどありません。

4:内定が出たあとは電話連絡、呼び出してクロージングを仕掛ける

内定が出たあと、1つ目の理由でもあるエージェントの都合が出てきます。
内定承諾については出来るだけ早くしたいというのが本音です。
エージェントはもちろんですが、受け入れ体制を整えるためにも出来るだけ早くするのが基本ですが、大概は1週間というのが相場になります。

いい話は早くまとめたいというのがエージェントですが、ここで絡んでくるのか彼らの持っている数字があります。
売上目標を達成するためにはどうしたらいいのか。
内定受諾をもらってから入社までフォローをすることを考えています。

内定承諾書については何ら法的根拠もないのですが、書かせることによって転職を決意させると同時に自分の数字になるということもあるので、電話連絡については上司が会話を聞きながら、横から指示を出していることもあります。

クロージングのために面談をするエージェントもあります。
その際に入れ替わり立ち代わりいろいろな人がでてきて、内定承諾を迫るケースもあります。

もし、不安があるのであればスマホのボイスレコーダー機能やアプリをうまく活用して置くと無難です。
無理矢理のクロージングに対しては、問題になることもあるので、証拠を集めておくことをオススメします。

5:とりあえず書類だけでも出してみませんか?

よくあるファーストアクションですが、この言葉気をつけたほうがいいでしょう。
エージェントにも推薦数の行動指針があるため、クライアント様の意向とは関係なく、自分の数字のために出す書類であるケースがほとんどです。

本命、対抗がおり、その他大勢で出しているケースが多く、社内的にも営業ができるし、クライアント様へも営業ができるというのが特徴です。

エージェントからの「とりあえず書類だけでも出してみませんか?」は、ボーダーラインより低い可能性があり、スキル不足、経験不足、他者比較などという理由で断れることが9割あります。

6:面談時間と面談した担当者の無言のサインを読み解く

面談時間は対面の場合は基本45〜60分が原則です。
アイスブレイク、ヒアリング、提案を考えると最低でも45分は必要になります。
あなたに興味を持ったら場合ですが、この予想時間を遥かに超えるケースもあります。

また、面談者の無言のサインとしては前向きにいろいろなことを聞きたいという姿勢がでてくると、メモの量が増えたり、前傾姿勢になることがよくあります。

あなたに興味を持ち始めたら、会話が途切れることはありませんし、次々にいろいろな質問をしてもらえるため、時間もあっという間に経過をしていることが多くあります。

逆に、30分前後で終わってしまった場合については、あまりいい手応えがあったとは思わないほうがいいでしょう。
形式的に表面的に面談をしているケースが多く、企業への推薦もできない可能性が高くなっています。

WEBレジュメや経験はすごくいいんですけど、あってみると残念な人だったというケースも多くあり、推薦不可ということもあるので注意が必要です。
こうなってしまうと案件の紹介はうまくいかないケースが良くあります。

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