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外国籍採用リーディングカンパニーインタビュー企画「ShareWis」社長のCareerFlyとは-中編

「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
”外国籍人材”を採用する真意とは  外国籍人材採用後進国日本において、積極的に外国籍人材を採用している企業は何を目的としているか紐解く。キーパーソンへインタビューを行い、外国籍人材とともにどのような企業ビジョンを描くか、その飛躍(Career Fly)へのロードマップを深掘りしていくインタビュー企画。

前編はこちら

大野:ちなみに媒体掲載するさいに工夫していることはありますか?

辻川氏:ん〜〜。特にないと思うのですが、、。

大野:お仕事の情報を掲載する言語は日本語?英語?

辻川氏:ほとんど日本語ですね。ただ、一つだけ大阪のコワーキングスペースの外国籍人材向け求人ページには英語で書いてますね。外国籍の方がよく見るページなのか、今でもときどき応募があります。

大野:やはり!そうですか。弊社でもデータがありまして、英語で掲載した案件は日本語掲載の最低でも2倍母数を集めることができます。
採用のための様々な方法を継続して活用していらっしゃるので、母数形成が安定的にできているのですね。

地方都市がエンジニア採用の穴場!

大野:その後も外国籍の方が入社されたのですか?

辻川氏:そうですね。会社も山あり谷ありを経験し、人の出入りはありますが、アイルランド出身やフランス出身のエンジニアも入社してくれました。
当時彼らが言っていた弊社にジョインした動機が大変興味深く記憶に残っています。
「大阪には、スタートアップ/ベンチャーがまだ少なく、特に自社サービスを開発しているIT企業が見つからなかった」
そう思っていた矢先、弊社を見つけてくれ応募してくれたようです。

大野:なるほど!”自社プロダクト開発/ベンチャー/大阪”が採用において強みとなったのですね!

辻川氏:今はそこまで珍しいと思わないですが、当時を振り返ると”自社プロダクト開発/ベンチャー/大阪”という切り口では(採用において)競合は少なかったかもしれません。

大野:弊社ITクライアント企業の経営者の方は、地方ではエンジニア採用は厳しいと言ってました!色々切り口を変えれば、まだまだ母数獲得できるかもしれません。

辻川氏:フランス国籍のエンジニアの方がそうだったんですが、パートナーが日本の方で、結婚して日本へ定住しているケースがありました。配偶者の方の影響で日本に来られたスキルの高い(あるいはすでに十分なご経験を保有する)外国籍人材の方々を戦略的に採用するのも良い方法かもしれません。

同じようなパターンで、日本の女性の方を配偶者に持った元Google勤務の外国籍のエンジニアの方なども過去お会いしました。

大野:そうなんです!弊社求職者の方にもそのような傾向があります。

なかなか日本へ来る理由がリンクしないな〜〜とカウンセリング時に不思議に思いながら話を進めると、大体日本のガールフレンドや婚約者(配偶者)がいるパターンですね!あるあるです。みなさん本当に優秀で熱心な方が多い!

インターン受け入れから繋がる縁

大野:ところで、現在在籍しているエンジニアの方とはどのようなご縁でしたか?

辻川氏:ベトナム籍のエンジニアが在籍しているのですが、採用のきっかけを遡ってみると、創業直後の学生インターンからの縁があったと言えます。
学生エンジニアとして弊社のインターンシップに参加した彼が、大学卒業後ベトナムの大手オフショア会社に就職しました。それから数年経って、弊社で日本語の学習教材をベトナム向けに展開することになったのですが、たまたま彼と再開し、ベトナムの現地のエンジニアの方とも親しくなり、ベトナム現地からエンジニアの採用を行い、今のメンバーと巡り合うことができました。

大野:一人の縁で色々な手段や方法が増えていきますね!あと、改めて思ったのですが、御社は外国籍採用に伴う考えられる方法全てをおやりになられています。このような企業さんにお会いしたのは弊社でも初めてです!(笑)

辻川氏:そうですか!(笑)全てのやり方が成果に結びついたわけではないです。例えば、ベトナム現地で面接会を行った際は内定を1人も出すことができませんでした。ゼロ成果だったことについて、今思えば改善できることが少なからずあったと考えています。面接会に参加するエンジニアの候補者の方々の事前の書類選考を入念に対応した方が良かったこと、また面接会の開催都市も違う都市を選ぶべきだったと反省しています。

大野:タイミングやご縁ということもありますもんね。各国の現地採用にも積極的に参加されており、本当に素晴らしい活動です。

Slackをフル活用する!文章に残す!を徹底

大野:マネジメントはうまくいっていますか?

辻川氏:正直うまくいっているのかはわかりませんが、ワークフローをうまく回すという点では色々試した結果、Slackでのコミュニケーションが機能しています。

大野:以前それをテーマに記事書かれていたのを拝見しました。

辻川氏:文字に残す、図で説明する=可視化する(ドキュメントにする)そして共有するということが文化として定着しています。

日本語を使える社員、使えない社員が混在する中では必要不可欠なフローだと考えています。
私自身、日本語が通じる社員に対しては口頭だけの説明で終えてしまったり、曖昧な表現のままコミュニケーションをとってしまったりと、甘えが出てしまうことを自覚しています。きちんとした文章をアウトプットすることは、全社員に対する円滑なコミュニケーションを実現するために必要と思っています。

後編へつづく......

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