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外国籍採用リーディングカンパニーインタビュー企画「Synclink」社長のCareerFlyとは-中編

テーマ 「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
”外国籍人材”を採用する真意とは?日本において、積極的に外国籍人材を採 用している企業は何を目的としているか、インタビューを通じて紐解いていく。キーパーソンとなる企業経営者へ質問を重ね外国籍人材とともに企業ビジョンを掲げ飛躍する(Career Fly)ロードマップを聞き出していく。

前編はこちら

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羽二生:外資系への転職ですね!こちらが初めてのインターナショナル環境となりましたか?

的場氏:そうです。ただ、外国籍はいましたが、外資の大手企業のグループ会社とはいえ、外資っぽさとドメスティックさを持つ企業でした。もともと日本にあった企業が買収されたからだと思います。

私は10名強ぐらいの時に会社に入り、最終的に70名ぐらいのチームになるまで同社に在籍していました。最初はシニアメディアプランナーの様なポジションで入社をし、6〜7年後CCOになりました。大手企業を担当することが多く、とても面白かったです。

羽二生:そこからどのようなタイミングで起業を決意されたのですか?

的場氏:今だな、と決めただけです。(笑)時期を考えるとそのタイミングでした。今43歳ですが、もし万が一事業が失敗したとしても、数年後ぐらいであれば、まだ自分はデジタルで食べていける自信がありました。ただ、50歳を過ぎたら、デジタルに関する感覚を考えると、流石に難しいかもしれないとも思っており。そう考えると、先延ばしにせずに今やろう!と思いました。

羽二生:貴社はEC事業に特化したデジタルマーケティングの新モデルの提案をされていますね。
この1年間はいかがでしたか?

的場氏:この8月で1期が終わりました。おかげさまで売上としては目標を達成しましたが、今私が掲げているEC事業者に対するビジネスを100%できているわけではないです。その比率をどこまで高められるかが今後の課題だと思っています。

羽二生:今後もとても楽しみですね!

採用に国籍は問わない!
それぞれの力を発揮させられるマネジメントをする

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羽二生:外国籍人材の採用についてお伺いしていきたいのですが、初めて採用に携わられたのは、CCOを経験されたiProspect Japan社でしょうか?

的場氏:はい。採用も担当していました。その頃から、国籍問わず面接してきました。
この採用についての感覚は、今でも生きていると思います。
そもそも多国籍な環境の会社でしたので、いかに多国籍なメンバーと一緒に働けるか、一人一人の力をいかにして発揮させるか、ということも仕事の一つと認識していました。難しいけれど、大変重要な考えだと思います。

羽二生:外国籍の方々と働く中で、違いを感じることはありましたか?

的場氏:時間に対する感覚や、ワークライフバランスについて価値観は違うかもしれないです。そもそも文化や働き方、姿勢が違います。そのポイント、僕は全く気にならないんですが…。
例えば、私はしっかり仕事を終えていれば、残業なんてしなくていいと思っています。中には外国籍は早く帰るなと思っていたメンバーもいたかもしれませんが、当時私はそういう考えを持つメンバーがいるなどは気づきませんでした。
当時も今もそうですが、みんなが同じ働き方を強要される必要はないと思っています。あくまでお客様がいるので、ビジネスアワーに合わせて欲しいということはありますが、事情があれば相談してくれればリモートでもいいと思いますし。今後も柔軟な企業文化にしていきたいと思っています。

羽二生:広告業界の方、特に数年前までは激務なイメージが強かったので、的場さんが当時から柔軟な考え方をお持ちだったことは意外です。

的場氏:実際激務でしたよ(笑)。毎日3時、4時まで働いている時期もありました。それを推奨するわけではないですが、無駄だったとは思っていないです。集中的にやらなければいけないタイミングを知っていて、それを乗り越えたからこそ、従業員たちに対して仕事の歯止めをかけることができると思っています。

羽二生:なるほど。お話を伺っていると、柔軟な考え方をお持ちだなと感じるのですが、どのように身につけられたのですか?

的場氏:2つ理由があるかもしれません。1つ目は、良くも悪くも経営者思考であるということ。周りの経営者にも話を聞いたことがあるのですが、経営をしていると24時間仕事のことを考えます。常に考えて、いろいろな情報を取り入れているうちに、昨日の考え方が今日変わることだってあるんですね。新しいことがいいと思ったらすぐに取り入れてみる必要があるし、世論や環境が変わればそれに適応していく必要もある。その流れの中で柔軟性、フレキシブルさは身についたかもしれません。
2つ目は、とにかく流れの速い業界にいたことが理由だと思います。昨日とは全然違うことを企業はどんどん仕掛けていきますから、自分が柔軟に対応していかなければ生き残れない環境です。

アイルランド人の採用から広がるビジネスの可能性

羽二生:貴社でも直近、外国籍の方を採用されましたね。

的場氏:そうです。2人目の社員として採用しました。

羽二生:どのような出会いだったのですか?

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的場氏:転職エージェントからの紹介です。もともとはリファラル採用をしたかったのですが、前職からは仲良く仕事もさせてもらっていますし、ご恩を仇で返すような形で引っ張れないし、知り合い周りでもなかなか人が見つからなかった。
でも仕事が忙しくなることはわかっていたので、とても困っていました。そこでダメ元でエージェントに登録したら、なぜかそこのエージェントが外国籍の方を結構紹介してくれまして。
私も全く外国籍に拒否反応がないので、台湾や中国籍の方にもお会いしました。その中で、今のアイルランド国籍の社員マキョウに出会い、絶対に一緒に働きたい!と思ったのです。

後編へつづく........

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