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”外国人”という表現の違和感

「外人、がいじん」
「外国人労働者」

入管法改正、外国籍労働者の受入緩和、
昨今話題となっていることであり、ニュースで見聞きするトピックスです。

常日頃目にする耳にするようになったため、尚いっそう気になることがあります。

それは、「外人」「外国人」という言葉表現

日本人以外の国籍を保有する方々を一括りにして呼ぶ言葉として馴染み深い表現だと思います。しかしながら、私にとってとても違和感を感じる言葉なのです。

シドニー在住時、外人であった私は「foreigner(外人)」と誰かに呼ばれたことはありません。裏でこっそり言われていた可能性はゼロではないですが、真正面から言われたことは記憶にないです。

英単語の表現で、真正面から「foreigner」と言われることを不快に思ったり、前向きに捉えることのできない方々がいます。
”people from other countries”
"an international people" などの表現を使うことが割と一般的です。
弊社でも、弊社海外女子を英語で表現するさいは、
”an international woman”
"candidates from overseas" などと表しています。
決して、「We support a foreighers」なんて言いません。

昨今カタカナ英語として、”Gaijin”という言葉が国内では定着しつつあるようです。特に、日本に長く居住している外国籍の方が自身を謙る意味で”Gaijin”を使うことがありますが(私の友人もたまにいます)、あくまで自分自身で使う単語であり、やはり他人から言われることもそこまでないかと思います。

外(そと)の人(ひと)、と書いて外人。
やはり、我々日本人が外国籍の方々に向けて外人と一括りに呼称している間はなかなか受入環境も変化しないのでは?といつも心のどこかで感じていました。
今日は、その胸の内を言葉に書き出してみました。

外の人だろうと中の人だろうと、一人ひとりの個性が尊重され、調和できる企業文化と日本文化に早くなるといいなと心から願っています。

Rie Ohno from Career Fly

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