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記憶のカケラ

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書き溜めていた文章を少しづつUPしていきます
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#小説

短編:終わる夜。

最寄駅についたのは23時25分。 今日は華の金曜日。 あと30分で終わるのに今更華の金曜日も…

小説:葬式クリエイター天宮聖

「いらっしゃいませー。世界初の葬式エンタメクリエイター、Go to ヘブンへようこそ!私がト…

【わー、好きだ!】

わー、好きだー!! もろてをあげて開けっ広げに なんのてらいもないままに 言えることは貴重…

【ちょっと泣いてもいいですか。】

ちょっと泣いてもいいですか。 ワッと泣いてもいいですか。 ずっとこらえていたのだけれど わ…

短編小説:山の風景

私は理想の高い夢想家であった。私には、私こそが次の芸術を生み出すのだという意志があった。…

短編小説:オヂサンの悲哀

河口武夫、57歳。 ワタシはこんな目にあうために57年も生きてきたわけじゃない。 頭はザビエ…

夢日記:謀略モノ

夢を捕まえたら飛び起きる。どんなに上手に捕まえたつもりでもそれは霞のように消えてしまい、その手触りを伝えることは難しいのだけれど。 15年以上前の夢日記が出てきた。 なるほど、謀略モノ、コンビモノにハマっていたと分かる。単純笑 *********************** 軍隊設定。 敵との交渉。 相手の言い分を飲む代わりの要求は何かと聞かれ。 「てめえに望むことなんかあるか!」と言おうとしたところを仲間に止められる。 足踏まれた。 仲間が応える。 「〇〇を用意して

短編小説:手袋

今日はことのほか冷え込む。 私は寒がりで冬はいつもずっと手袋をしていた。 叱られない様に…

短編小説:カテゴライズ

「何やってんだよ。納豆は先によくかき混ぜるんだよ!タレ入れる前に。常識だから」 食堂で声…

短編小説:門出のお守り

あ、同じペンだ。 彼が書類に署名しているのを見て気づいた。 今年から新入社員の彼。 きっ…

短編小説:恋とも呼べない

君が週末は自転車に乗ってると同期に話していたのを休憩室でたまたま聞き、私は自転車を買った…

短編小説:コンプレックス

「いつも爪隠してるよね、なんで?」 彼に聞かれた。 慌てて私はさらに爪を握り込んだ。 手…

短編小説:好きな人

「大丈夫?」 たいして心配してもいない人ほどそう聞く気がする。 昨日から一体何人に聞かれて…

短編小説:奴隷

終わらない。 終電で果たして帰れるだろうか。 考えても仕方ないので兎に角進めるしかない。 部下は育休明けだ。 分かっている、仕方がない事くらい。 でも、良く休む。 時短勤務。残業はできない。働き方改革、当然だ。 でも、その分仕事の量が減る訳ではない。 つまりその分、誰かがカバーするのだ。 誰が? 管理職が、だ。 管理職とは便利な言葉だ。 残業代も出ない。 すべての責任を負わせられる。 会社における真の奴隷は間違いなく管理職だ。 「すみません、子供が熱で・・」 部下の休み