他の会社へ行けば、あなたの価値は変わりますか

１.　「もらう」から「稼ぐ」へ

「お前給料いくらもらってるの？」

「俺は手取りで３５（万）位かな。お前は？」

「俺も大体同じ位」

先日、久しぶりに飲み会があり、居酒屋の隣のテーブル席の会話が聞こえてきました。

思い返すと、私もよくこのような会話をしていました。

同僚と、会社の愚痴で盛り上がる飲み会。

でも、酔いが醒めると虚しい気持ちになります・・・・

この「給料をもらう」という発想を変えないかぎり、今の状況は変わりません。

なぜなら、給料は稼ぐものだから。

２.給料をもらうという発想

私たちは、他人とあまりお給料の話をすることは少ないですね。

「だいたいこの位」と、あいまいに話すことが多い。

そして、「稼ぐ」というより「もらう」と言うことの方が多いのではないでしょうか。

しかし、この発想を「もらう」から「稼ぐ」に変えるだけで、私たちの働き方は大きく変わってきます。

もらうという発想だと、会社から与えられた仕事をこなした対価として、給料を受け取る感じになります。

そのため、仕事をこなす、片付けるという考え方で働くことになり、自分の能力やスキルを最大限に発揮することにはつながりにくい。

よく「やっつけ仕事」という言い方をしますが、もらうという発想はすべての仕事が「やっつけ仕事」になりがちです。

また「もらう」という意識は、「給料は与えられるものであり、自分ではコントロールできない」と捉えることになり、不満や不平を抱きやすくモチベーションを維持することが難しくなります。

３.給料を稼ぐという発想

一方、「稼ぐ」という発想になると、自分の能力やスキルを活かして、最大の成果をあげることが目標になります。

そのため、自分のスキルアップになり、モチベーションを高く保つことができます。

また、職場内の自分の価値を高めることにもつながり、昇進や昇給などキャリアップにもつながります。

このように、「もらう」から「稼ぐ」へと発想を変えることで、私たちはより前向きに働くことができます。

４.もし転職を考えているなら・・・

給料に不満があり、転職を考えている人は少なくありません。

先にご紹介した、居酒屋での会話も、やがて会社の不平不満になっていきました。

doda社の調査によると、２０代から３０代の会社員の転職理由の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」で、32.8％でした。

また、40代から50代では１位は「人間関係」ですが、「給料の不満」は3位にランクインしています。

しかし、「もらう」という発想で働いている今の仕事振りのまま、他社へ転職しても、残念ながら給料はさほど変わらないのではないでしょうか。

なぜなら、自分の価値を提供した分しか、会社から給料は与えられないからです。

今の会社で、自分の能力をフルに発揮しても、給料が変わらないのであれば、転職して給料がアップする可能性はあります。

しかし、給料並の仕事しかしていないのであれば、他の会社でも同じ状況になるでしょう。

厳しい言い方をさせて頂くと「他の会社へ行けば、あなたの価値は変わりますか」ということになります。

まず「もらう」から「稼ぐ」へ意識を変える。

そして、今の職場での働き方を変え、スキルアップをめざす。

それから転職を考えても遅くはありません。

むしろその方が、あなたの価値が高まることで、転職が優位になります。

「稼ぐ」と意識を変えることは、自分のスキルと価値を高め、より良い人生を送るための手段になります。

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