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初号から半年を過ぎて改めて『月刊無職』の紙面で言葉を発信する意味を考えてみた。

ご無沙汰しています。
キャリアブレイク研究所月刊無職運営のハルです。

長いタイトルを書きながら、そう言えば中高生の頃流行っていた曲のタイトルって、長かったなーと思いを馳せている。

月刊無職は2022年11月6日に初号を発行し、おかげ様で現在6月号の編集中。執筆してくれている無職ライターのみんな、購入してくださる皆様、面白がって応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

月刊無職。

改めて眺めてみても、なかなかなインパクトがある。
購入して、コンビニで発行して、A3サイズの紙面を読みながら歩いていたら、タイトルを二度見されたなんて話も耳にしたりして。

余談ですが、小学校の宿題で四字熟語を書く欄に『月刊無職』と書き、先生から赤ペンで『?』と書かれた息子に、月刊無職は四字熟語じゃないのかと問い詰められ、『四字熟語の定義は人によって一定ではないから、月刊無職はまだみんなに知られていないけど、知ってもらえたら丸がもらえるかもねー。』なんてふわっとつつんでしまった私です。

インパクトがあるタイトルだけど、紙面編集はとても地味。
毎月発行に向けて、無職ライター達は自分と向き合い、自分と対話し、対話編集を行う中で、飾り立てて人目を引こうとしない、自分の想いに近しい言葉を厳選する。粘り強く、妥協せず、自分と向き合う。無職らしからぬスケジュール管理と、仕事ではないけど味わうやり切ったあとの脱力感と達成感。

今の世の中、自分の想いを言葉に変えて社会に発信する方法はたくさんある。その中で敢えてこれだけのパワーを使って月刊無職という紙面の中に言葉を残す意味って何だろう、と最近考える。意味なんて言うと大げさだけど、安心して自分を出していいよ、出した言葉が本当に自分の想いかどうか、自信がなかったら一緒にいくらでも考えるよ、そんな空気の中で、先に進む足掛かりになっているのかもしれない。

月刊無職は1期生が4名で2022年11月から2023年2月まで、2期生は5名で2023年3月から7月まで、紙面を担当しています。そして3期生のメンバーがほぼほぼ決まり、現在4期生の募集中。無職ライターと言いつつ、無職になりたてのライターもいれば、元無職のライターもいるし、無職が終わろうとしているライターもいる。自分に近しい無職ライターを探したり、見つけた時自分だけじゃないんだと安心したり、自分と違ってキラキラしてそうな無職に見えて不安になったり。無職の数だけ無職のカタチがあり、人の数だけキャリアブレイクのカタチがあるなー。そんなことを考えながら紙面をつくっています。


月刊無職の目指す先はどこですか?との問いをもらい、『どこだろうねー』とへらへら返しながら想う。今の自分自身にみんな焦点を合わせているので、あまり先を考えるイメージがないのかもしれない。言葉にすることで無職期間をポジティブに受け入れ前へ進んでもらえたらうれしいし、受け入れるために自分と向き合う場に月刊無職を使ってもらえたらうれしい。そうやって生まれた温度感のある言葉が誰かのこころに届くと、もう言うことなし、なんて。

毎月毎月この積み重ねをコツコツと続けた先に何があるのか、一緒にワクワクしながら手に取ってもらえるとうれしいです。

毎月6日発売の月刊無職。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。



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