あなたやわたしの「休息」について考える/むしょく大学×休息デザイン研究所
こんにちは!
むしょく大学運営事務局のまっくすです
今日は先日開催したコラボ授業
"あなたやわたしの「休息」について考える"の
開催レポートをご紹介します
コラボのお相手は"休息デザイン研究所"さん。
当日の授業に参加できなかった方はもちろん
キャリアブレイク中で「休む」ということに
モヤモヤしたり不安がある方や
働くなかで「休む」ということに
苦手意識がある方がいたら
ぜひ読んでみてくださいね
むしょく大学とは
2022年11月3日に開校した「むしょく大学」は、一時的な離職、休職中のキャリアブレイク中の方や、働いているけれどどこかモヤモヤを抱えている方が集まり、一緒に活動できる学びあいの場(授業やおしゃべりの場)を企画運営しています(詳細は下記リンクをご覧ください)
休息デザイン研究所とは
働く人が活き活きと暮らすために休息を研究してデザインするをコンセプトに活動するコミュニティラボです。2018年から構想を練り、2020年頃から本格的に活動をはじめ、勉強会やリトリートのモニターツアーを主催するなどして活動の幅を広げながら、さまざまな視点から休息について考えながら、その重要性を発信しています
活動紹介記事:【休み方のプロにきくHAA時間】Vol1. 休息デザイン研究所
「休むことが難しいと感じる」
授業のきっかけは、学生さんたちのこんな声
あなたももしかしたら
同じような悩みやモヤモヤを持っていますか?
「働く人が活き活きと暮らす」を考えることと
「離職、休職中の時間の過ごし方」を考えることは
どこかで繋がる部分があったり
互いに学び合うことができるかもしれない
そんなひらめきから、授業が企画されました
「休むためには"疲れる”が必要」
授業は6名の学生さんとともに少人数で
じっくりと対話の時間を過ごしました
ひとりひとりの疑問や悩み
モヤモヤについて共有し合いながら
「休息」について考えていることを
互いに言葉にしあいながら
少しずつ理解や考えを深めていきました
そんななか、休息デザイン研究所の山野さんから
こんなヒントを教えてもらいました
『休憩や休息には「疲れる」が必要なんです。』
まずは休んだがいいと言われるけど
なかなか寝ることができない
ゆっくりとすることができずソワソワする
うまく休めないときってどうしたらいい?という問いに
人間の身体の仕組みを教えてもらいました
「何かする→疲れる→眠たくなる→寝る」
至ってシンプルでわかりやすいんですが
この「何かする」の部分って大事なんだということ。
そして、身体的な疲れが不足しがちということを
改めて話しながら振り返りました
気になってネットサーフィンしてみたり
頭で考えたことを文字にしてみたり
夢中で映画やアニメを見ていたり
調べたいことを本で読んでみたり
案外、わたしたちの暮らしの中には
「頭」を使うことが多くなっていて
「体」を使うことが少なくなっています
ちょっと散歩をしてみたり
軽くストレッチをしてみたり
ウィンドウショッピングに出掛けたり
近くの喫茶店までお茶しにいったり
そういう「体を動かすこと」が少なく
疲れを感じないままに夜を迎えると
なかなかうまく寝付けなくなるそう
そういった習慣も改めて大事なんですね。
ちなみに、過度の運動は極度な疲れが出て
すぐに寝てしまったりするので
結果的にはサイクルを作りづらいそう
まずは、小さく動くことを意識してみましょう。
「疲れのサインを知る」
もう1つおもしろかった時間が
「自分の疲れのサイン知ってますか?」という問い
山野さんはご自身が疲れ出したときには
まぶたが痙攣してくるというのを知っているそう
参加者の皆さんも少し考えながら
・まぶたが二重になってくる
・舌の裏が白くなってくる
・喉が渇きやすくなる
・ゆっくりとした音楽を聴きたくなる
と、いろんな自分の中のサインを探しました
疲労には、精神的疲労と身体的疲労があり
疲れのサインは身体的な反応から出るそうです
なので、自分が疲れたときにでてくるサインを
まずは拾えるようになることが大事
ちなみに、ここまでの話を聞いていると
「実はサインに気づいたけど、無視していた」
「わかっていたけど、頑張り続けていた」と
働いていたときの自身の行動を振り返り
改めて「休息」を持つ必要性を感じる
学生さんもいらっしゃいました。
まず、どういう生活をしたいかが大事
話が進んでいく中で、山野さんから
「どう働くか、どう休むかも大事だけど
そもそもどういう生活をしたいかが大事」
という視点も教えてもらいました
お金や時間に縛られないとしたら
まずはどんな生活が理想なのかを考える
「そんなこと考えたって無駄」ではなく
まずはその理想を自分や他者との
対話のなかで見つけていきながら
理想を描くことができていたら
小さく始めていく道筋が見えるかもしれません
なかなか、すっと言葉にはならないし
ああでもない、こうでもないと言いながら
少しずつ輪郭が見えてくるものかも
でも、キャリアブレイク中だからこそ
じっくりと考えてみたい問いでもありますね。
「仕事を離れてみての実感値は?」
最後に、山野さんからこんな質問を
学生の皆さんに投げかけてもらいました
働く人たちの休息の研究を行っている一方で
「休む」ではなく「離れる」ことの大事さを
感じているうえで、キャリアブレイク中の方が
いまどんなふうに感じているのかについて
伺ってみたいとのことでした
参加された学生さんからは
改めてキャリアブレイクをとってみて
気づいたことを振り返りながら
言葉にしてもらう時間になりました
「仕事を離れてみる時間」
人生という時間軸で考えてみると
「離れること」も1つの休息であり
だからこそ気づきもあるんだなと
みんなで気づきあった時間でした
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今後も、この授業をきっかけに
むしょく大学の学生さんたちとも
「休息について考えるゼミ」を
不定期で開催していきたいと思います
コラボ授業をきっかけに
新しい「探究」が生まれていく
キャリアブレイク中だからこそ
さまざまな視点について考える
そんな時間を増やしていきます。
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<授業参加アンケートより>
学生さんの参加後の感想note
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