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仕事の流儀を教えてください。~グループ執行役員 SHOO・LA・RUE責任者 平松氏~

社内のいろんな方に
仕事の流儀を教えていただくシリーズ!

ファッション業界だからこそ
ワールドという会社だからこそ得たこと。

仕事において大事にしている考え方など
伺っていこうと思います。

第一回は、
グループ執行役員
(株)アルカスインターナショナル 副社長
平松修吉 氏

●経歴●
(株)サンエーインターナショナルに新卒入社、FREE’S SHOP事業部にて、営業・MDに従事。その後、(株)ジーユー 商品本部にて、商品責任者として、MD及び店舗開発に従事。現在、ワールドグループ (株)アルカスインターナショナルのシューラルー(レディース・キッズブランド)の責任者。

2年間、シューラルーの中途採用に関わらせていただいて、
私の平松さんの印象は、下記3つ。

①「時間」の使い方にこだわりがある
②物事の要点を捉えるのがすごく上手いんだろうな~
③人との関わり方が丁寧

なので、その印象を軸に、
いろいろ質問していきたいと思います!

常見)平松さんって、朝7時に出勤して、18時に退社を
ルーティンにされていらっしゃると思うのですが、
時間の使い方で、こだわっていることってありますか?

平松)コアタイムの9時~17時は、
ほぼMTGや商談で埋まってしまい、
自分の作業の時間がとれないことが多いので、
脳がフレッシュなうちに、自分の作業をした方がいいと思って、
朝型に切り替えています。

あとは、時間は有限だと思って仕事をすること。
まず、決められたこの8時間で、どこまでできるかを考えて、
優先順位をつける。

大事なこと、トラブルに対することを最優先に。
困っていることこそスピードをあげて取り組む。

常見)なるほど~。
ちなみに、帰宅後って、どう過ごしてるんですか?

平松)基本仕事人間なので、次の日、100%発揮できるように、
どうやって過ごしたら回復できるかを考えて過ごしている。

何もないときは22時に就寝するし、
飲みに行くときも、バランスを考える。
日曜も、夕方以降は出かけず、月曜日にスタートダッシュできるように
体調を整えている。

常見)GUさんにいらっしゃったときって、
どんな働き方
だったですか?

平松)海外出張に、年間トータルで、2~3か月くらい行っていたかな。
商品の開発のために中国やヨーロッパに行ったり、
出店している国に行って、店舗巡回したり。

常見)一緒にお仕事する方って、どこの国の方が多かったんですか?

平松)基本は日本人が多かったけれど、
現地の店舗のメンバーとも関わるし、
ヨーロッパだったら、リサーチ担当の欧米の方とか。

VMD系の責任者もしていたときに
アメリカ人の部下がいたことも。

常見)その時の経験って、大変なことが多そうですね・・。

平松)そうそう。いろんな背景や考え方の人と仕事してきて、
常識がそれぞれ違うので。


同じファッションの仕事をしても、
自分たちが常識だと思うことが、他の国に行くと違うし、
それは結構大変だった。

皆、自分たちのことを分かってほしいという気持ちがある、
”こうゆうものが売れるんだよ”とか、
”ここの地域のお客さんってこうゆう人たちだから”とか、知ってほしい。

そこに自分たちが行くと、
押し付けみたいになってしまうことがあるので、
理解した上で、相手がやってほしいと思っていることをくみ取る”
っていうことは大変なことだなと思った。

皆うまくいくように、と思いながらやっているけれど
そこに、それぞれの想いがあるから。

常見)ワールドに転職することも
チャレンジではあったと思うのですが、
どんな風に考えて、キャリアを選んでいるんですか?

平松)1社目は20代、2社目は30代を過ごしたので、
40代で何をやりたいか、やれることは何かと考えた時に
環境を変えて、チャレンジできることにチャレンジしたほうがいいなぁと
思った感じかな。

常見)不安とかなかったんですか?

平松)アパレルじゃない仕事をしようと思ったこともあったけれど、
最終的にファッションビジネスがいいと思った。
ファッションビジネスという点では大きくは変わらないので、
そうゆう意味では不安は少なかったかな。

常見)”最終的にファッションビジネスがいいと思った”理由は何ですか?

平松)服って、必要性だけではなくて、
着る人のモチベーションや、喜びが生じるもの。
新しい服の気持ち良さとか、お気に入りの服も提供できる。
自分のブランドのショッピングバックを持っている人がいると、
とても嬉しい。

常見)面接に同席させていただいていて、
説明が分かりやすいな~
物事の要点を捉えて、話をされているんだろうな~
という印象を
持っているのですが、

一般的な説明だけではなくて、例えば、
ネガティブなフィードバックをしないといけないとき、
相手に不利益なことを交渉しないといけないときもあると思うのですが、
気を付けていることってありますか?

平松)ひとつあるのは、「お客様あってのビジネスである」ということで、
それが社内でも社外でも、”それはお客様にとってどうか”を考えて
それを元に考えるのが大事。

お客様の満足がないとビジネスが成り立たないので、
それを軸にして、話をするようにしている。

常見)人との関わり方で、意識していることってありますか?

平松)そうだな~。。
自分が認識している最大の弱点は、人見知りなところ、
という意識があるから、気は遣っているのかなぁ。

常見)えーーーーーーー人見知りなんですか??驚
あ、でも逆にそれが功を奏してるんですか?

平松)かもしれない(笑)
朝早く出社しているのも、それも1つの理由かも。
先にスイッチを入れておいてから、仕事をする平松になる。

常見)今後ご入社される方に向けて、
こんな方に入社してほしいとかってありますか?

平松)業務を社内で引き継ぐ時に、
「早くキャッチアップする」という考え方よりも、
その人がその業務をするなら、「その人らしさをだしてほしい」
と思うんですよね。

業務を業務として引き継ぐだけではなく、
自分の意志をもって、業務を前に進める”
っていう考え方があるといいと思う。

常見)いろいろお話を伺ってきた中で、
仕事全体を通して、一番意識していることを教えてください。

平松)2回転職して、2回とも思ったけれど、
同じアパレルビジネスをしているが、
お客様が求めるものは、たくさん違いがあるから、
”これが正解だ”と思わないことが大事かなと思う。

常見)最後に、
【自分を、こうゆうマインドにもっていこう】
と思いながら仕事をしていることはありますか?

平松)記事に出たら恥ずかしいけど(笑)
自分の中で使命感、だと思っている。

常見)めっちゃいいですね。

平松)”志(こころざし)”という言葉を意識するようになって、
その先に、
自分の中でもう少し分かりやすく言い換えたのが、
使命感という言葉だったんだけど、

志を持って仕事することって大事なんだなと。
仕事をしていたら、理不尽なこともあるじゃないですか。
でも、それでいちいち へたれていても仕方がない。

1社目で、20代でブランド責任者をやっていたときに
へこたれたこともあったが、
その先に喜んでくださるお客様がいることが嬉しい。

誰かが喜ぶ仕事を一生懸命やって、
”ここで頑張っていてよかった”と思えることがしたいなぁと思っていて、
そうゆう意味で、自分に良いプレッシャーをかけながら、
「使命感を持って仕事をする」
ということが大事なんじゃないかなと思っている。


常見)本当にそうですね。。
「志」って、
結局それを見つけるか、見つけないか
というか、
それを見つけないと、理不尽なことがある中でも、自分を高めていくって難しいなって思います。

●編集後記●
平松さんにお話を聞いて、
兎にも角にも、「お客様の方を向いて仕事をされている方なんだな」と感じました。どの角度から質問しても、最後にはお客様に喜んでいただくこと、というキーワードが出てくる。仕事をする上で、大変なことも、時には理不尽なことも、天候とかコロナとか、自分たちではどうしようもできない外的要因も発生する中で、でも諦めずに、チームを前進させていく原動力は、最後は、どこを向いて仕事をしているのか次第、なのかなと思いました。
最後に伺えた、「使命感」「志」のお話には、とっても共感致しました!平松さん、いろいろお答えいただき、ありがとうございましたー!(「他にはありますか?とか、しつこく聞き出してすみません)

<印象に残った考え方>
「へこたれることがあっても、そう思っていても仕方ないと思って前を向く!」

↓シューラルーのブランドサイトはこちら


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