![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68098065/rectangle_large_type_2_68851c92c4896681c36267bb394ba286.jpg?width=800)
老親介護問題 その1 子どもの立場で厄介なのはキーーーッ!
親がだんだん老いていく。
弱っていく。
いつかそういう日が来ることはわかっていたことだけど、いつまでも昔のイメージが消えないから、何やってんのよぉ、と思うことしばしば。
そんなことはわかっちゃいるんだけど、つい親に「キーーーッ」っとなる。ガミガミ言ってしまう。怒鳴ってしまう。
そして後から、優しくできない自分が、とても冷たい人間に思えて、いやな気分になる・・・。
「キーーーッ」ポイントはたくさんある。
たとえば、忙しいなかをやりくりして親のところに行く。
重い思いをしていろいろ買い込んで持参する。
家を片づけたり、料理を作ったり、役所ごとなどの事務処理をしたり。
それなのに、それが無駄になったり、そのやり方が気に入らなくて文句を言われたりするとき。
冷蔵庫を開けると、賞味期限が切れた食材がいっぱい入ってて、中には腐っているものが見つかったとき。
やたらといろんなものを買い込んでいて、片づけても片づけてもたくさん物があふれているのを見たとき。
キーーーッとなる。
これが他人なら簡単なのです。
お年を召して大変でしょう?
高齢者ですもの、私はちゃんと優しくできます。
でも親となると、なかなかそうはいかない。優しくしようと思っていたはずなのに、そうはできない。
そこが面倒なところなのです。
老親の問題というのは、介護が必要であろうがなかろうが、親がだんだん弱っていくのを、子どもがどう受け入れ、その変化と向き合うかということ。
親子には歴史があって、子どもには、親との関係が刻まれている。
昔叱られたこと、理不尽だったこと、親の期待に応えようとしたこと、愛されたこと、などなど。
親と向き合う中で、そういう蓄積がきっと邪魔をするのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?