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産休・育休中のメンバーと話してみて

こんにちは!スターティア人材開発部です。今回のnoteは、特別編でお送りします。

現在、産休・育休を取得中の人材開発部の日下さんに、上司である私(石井)が話を聞いてみました。会社と少し距離を置いている今だからこそ感じること・キャリアや人生について考えていることを話していったら、お互いの今いるステージを客観視するきっかけに。

左:石井  右:日下さん
Zoomで二人で話しました。


ー 休み中にありがとう!早速お願いします。どう?新しい生活にはボチボチ慣れましたか?

こちらこそよろしくお願いします。もうすっかり慣れましたよー!娘の誕生に合わせて夫も育休を取っていて、お互いの実家などには基本的に頼らずに3人で毎日毎日を積み重ねて生活している感じです。
子ども、めちゃくちゃ可愛いです〜〜〜。石井さんの娘さんとは1学年差になるんですもんね、早く2人を対面させたいですよね。とにかく、新生活はとっても充実しています!

ー それはよかった!今回の産育休は、新卒で入社した日下さんにとって実質初めての長期休暇になるわけだけど、その充実感はイメージ通りって感じ?

いや、それが全くイメージできていませんでしたね。。有給休暇で海外旅行に行った時なども性格的に仕事のことは頭に残しておく派なので、今回の産育休で一体私はどうなってしまうんだろう、もぬけの殻になってしまうんじゃないか、などと考えていました。

休みに入った初日には挨拶できていなかった方に休職のメールをして涙したりしながら(辞めるわけじゃ無いんだから、と代表の笠井に言われました笑)、それ以降は休み用のリズムを徐々に整えていって、自分なりの充実度を探っていった感じです。

料理を丁寧に作ってみて麹にハマったり、個人的にワークショップを開催したりと、いい感じにオンとオフを楽しめるようになって、充実させられていきました。娘が産まれてからはもちろん娘最優先の日々ですが、産育休中のママたちが集うコミュニティにも所属して大人時間もあることで、バランスをよりいい感じに保てているなと今現在は感じています。

開催したワークショップの一コマ。(日下さん提供)


ー ワークショップ、Twitterで見ました。会社で取得したフェムテックの検定から派生させてるんだよね?

はい、そうです。認定フェムテックエキスパートの資格を会社から承認をもらって3月に取らせていただいてから、社内や社外に向けて何度かワークショップを開催しています。

フェムテックって、Female(女性)の健康問題をTechで解決するという比較的新しい分野ですが、まさに妊娠出産のタイミングにいる私は当事者として学びたい内容だったのでそのアウトプットと、あとは社外の人事仲間から事例を聞くためにインプットと思って場作りをしていた感じですね。

フェムテックと言っても月経カップなどのプロダクトを広めたり作ったりと言うより、人事の役割として、女性はもちろん組織の多様なメンバーの働きやすさをどう実現していくか、そのための一つの手段としてフェムテックの理解や活用という思いが私は強いです。今後ますます重要になると思っているので。

ー この辺りは、日下さんは前から強い想いを持っているよね。労働人口も減っていくこれからだから、めちゃくちゃ共感します。

そうなんですよね。人事として、今いるメンバーにライフステージが変わっても火加減の調整をするイメージで会社とうまく付き合いながら活躍してほしいと思います。これは、個人的に私が結婚〜小田原へのプチ移住〜そして今回の出産で会社との距離感をまさに現在進行形でバランス取っている今なので、よりリアルに。
そしてそのあたりのリテラシーが会社として高くないと、求職者にも選ばれない会社になっていってしまうんじゃないかとも感じるので。。


ちなみにワークショップでは、そういう外部環境を踏まえてのフェムテックの浸透について人事としての目線で触れつつ、無料でWEB受検できるフェムテック3級資格(フェムテックアンバサダー)を私が解説させていただくような内容にしています。これまでおおよそ100名くらいの方が3級に合格なさってるでしょうか。みんなで、アンバサダーとしてフェムテックの考え方をこれから共に広めていこうと話しています。
(ワークショップの詳細は日下さんのこのnoteを参照ください。↓)

100人ってすごいですね。
ありがたいですよね、と話す日下さん


ー 検定、私も受けますね。グループ全体で働きやすい環境づくりには一層手を入れているから日下さんの活動もますます楽しみだね。
ちなみに、会社のことを客観的に少し離れた目線で見てる今、他社の人事の方とかとも話す機会もある中で、率直に会社のことってどう思ってる?

もちろん無いものもあげたらキリがないのですが、完璧な会社なんてないし、本当に必要ならみんなで作っていくのが私たちらしさだと思っているので、どうって言われると会社に対しての見え方は特に何も変わってないですね。離れたからこそ落ち着いてフラットに見れている前提で。

逆に、他社さんの事例や人事の方が実際に取り組んでいる事例などを聞く中で、全然うちも負けてないじゃん、と思うこともよくあります。私たちの取り組みを参考にしていただける(例えば社内報や新卒研修の内容、採用系のTipsから婦人科検診の費用負担額など大小様々。)こともあったりして。嬉しいですよね。

愚直にこれまでみんなで守ってきたこと、よりよくしてきたことがそんなに大きく間違ってないんだなと思えています。そしてこれは当たり前じゃなくありがたいことなんだなとも感じます。

先日の全社会議での取締役のピッチ。
まさに、今後ますます力を入れていくところですが
それもありがたいことですよね。


ー お〜、それは嬉しいね。でもそんな中で、スターティアのもっとよくしなきゃいけないところって強いて挙げるならどんなところだと思う?笑

うーん…そうですね。もっと外を知るというところでしょうか。スターティアのメンバーって仲がよいのはいいと思うんですが内に入りすぎと言うか、人見知りと言うか。

Twitterをやっていてつくづく思うのが、世界って本当に広いなということで。友人からプライベートな時間で聞く他社の情報と、ビジネスシーンでオンの顔で聞く他社の情報ってそれぞれ違うと思うんですよ。そして私は、後者の方で意識的に会社を見るようになって視野が広がったと感じますしよいものはどう社内に取り入れられるか、と仕事がより楽しくなった気がするんですよね。

ー それは伝わってくるよ。スターティア大好きな日下さんだからこそ、よりリアルに。

そうですか?笑
これまで、文字通り会社とともに生きてきた感じがする社会人人生でしたが、今回の結婚・出産である意味で会社が全てではないと思えました。全てではないからこそ、会社とどう付き合えばより良くなっていけるか?を考えられるようになって、ただ「大好き」と言っていた若かりし頃(笑)と比べて、よっぽど会社と自分のことを考える時間は増えたように思います。

人事としてこんなこと言っては変かもしれないですが、会社も個人もお互いにもっと緊張感を持っていた方がいいと思うんです。会社は”その人”に頼りすぎず仕組み化させてチームでやれるようになっていった方がいいし、個人も例えその組織じゃなくてもどこでもやっていけるようにという視点を持つ。そういう緊張感というか、自立した真の大人な関係性というか、そういうのがますます必要だと感じます。

復職したら、これまでの業務以上にその辺りを意識して体現しながらスターティアのカルチャーになにか少しでもスパイスを入れていけたらいいなと思っています。

ー なるほどね。パワーアップして帰ってきますと言っていたけど、具体的にイメージ出来つつあるんだね。

そうですね、私にしかできないことってなんだろう?とかっては考えていますね。

新卒で色々な経験をしてきたからこその今だよねと
これまでのキャリアを改めて振り返る時間に。


ー あっという間だったけど、そろそろまとめさせてもらうね。今回はありがとうございました!

はい、こちらこそありがとうございました!Twitterやnoteの更新、これからも楽しみにしています!


ということで、今回は日下さんとの対談をお送りしました。
人生の様々なステージを迎える社員の皆さんとしっかり共創できる会社であれるよう、今後も真摯に向き合っていこうと改めて感じました。メンバーとともに、前進してまいります。


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