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父親の役割とはなんでしょうか?原始的に火を前にして考える時間
僕はもうすぐ10歳になります。
そうです。長男が産まれて10年。父親になって10年を迎えます。
彼が歳を重ねる毎に僕も同じように父親としての年齢を重ねます。
10年の歳月を共に過ごしましたが、僕自身の父親としての理想やモデルなんかはまだありませんし、わかりません。
彼が4歳になる年に次男が産まれました。次男も6歳になりました。
彼らが何を父親の僕に望んでいるかなんか、正直想像もつきませんし、彼らに聞いたところで、ゲーム買ってくれたり、一緒に遊んでくれたり、怒らないでいてくれたりするのがいいと、なんとも都合のよい父親を求められるでしょう。
僕はことあるごとに、自分の経験や価値観を与えてきました。
時には彼らの気持ちややりたいことを聴いてきました。
そして時には、彼らのその時の悲しい気持ちや嬉しい出来事を聴かせてもらいました。
僕の気持ちはいつも燃える火のけむりのようにゆらめきながら、燻らせながら、彼らに煙たさだけそこに残して、消えていきます。
彼らにはそんなものだとお思います。
僕は父親とは?の答えはわからないし、本を読んであえて学ぶこともしてません。
ましてや、有名な方の教育本やイクメンと呼ばれる人の考えを参考にするつとりもありません。
僕は彼らに強くかっこいい父親と思われたい一方で、普段からだらしのない姿をさらしています。
現実的なことも、夢溢れるようなことも、話すこともあります。その都度答えはないはずなのに。と悔やむことが多い気がします。
せめて、彼らに伝えられるとしたら、どんなやり方や考え方も、この世に完全に否定されるものはないこと。そして、現実も大切だけれど、夢を見てもいいし、追いかけてもOKだということを伝えたい。
長男はもう4-5年経てば、世間の荒波のなかで、一人で生きていくことになるでしょう。世の中にある、様々な考え方に戸惑い、悩むでしょう。
それだとしても、現実の世界のなかで、人生の厳しさに触れることがあっても、自分のやりたい夢を見つけたときは、その夢を見て、追いかけることは許されることだと。
そんな風に残りの親元での生活時間のなかで伝え、彼ら自身の勇気のある行動を後押ししたいと思います。
NORIYUKI.
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