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ホステスの女性との出会い、そして社会福祉を考える #3

目の前にはベッド
内勤の仕事の面接に行った私が見たもの
覚悟を決めた私

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前回の確認

前回は、夜の仕事で働く女性に出会うために内勤の仕事を検索したという話から。デリヘル 内勤 求人 の検索ワードで探し、唯一返事があったお店が一件。

風俗はじめての面接

唯一メールが返ってきたお店は高級店だった。
私は隅から隅まで確認して、裏の危ない感じはないことを確認した。

しかし怖い…(T . T)

これまで風俗でキャストとしても働いたことがなく、水商売系も全くない。裏の世界と繋がってるとかも聞いたことあるし、大丈夫か不安だった。

そんな私は、万が一何かあった時のために、偽名を使って応募した。日本人によくある苗字で連絡を取る。想像もしないほど、とても丁寧なメールが返ってきて、面接に飛び込むことに覚悟を決めた。

ちなみに、女性の気持ちが知りたいのだとしたらキャストとして働かないの?

と聞かれることがある。興味はなくはなかったのだけど、そうしなかった理由が2つある。

1. スタッフでいることによって、多くの女性に会えると思った。

お仕事に行ってお客さんに対面してる間は女性に会えない。待機室でも会えるかもしれないけど、働いている女性同士では敢えて話さない場合もあるらしいし、そもそも待機できる場所もないところもある。スタッフだったら必ず会えると思ったのだ。

2. 自分のフィルターで通すよりも、それぞれの女性が仕事をどう思っているかを大事にしたかった。

私が男性と対面して思ったことと、おんなじことを思う人もいれば、全然違う捉え方をする人もいると思う。それぞれの女性の捉え方を大切に、客観的に聞きたかったのだ。

面接に向かったらベッドがあった

面接には何を着ていけばいいのか。こういうお店だし、アルバイトのようなサブ的な仕事だし、ラフな格好でいいのかなとも思った。けど、受からなければこの業界で、どこも雇ってくれないと思ったら、スーツを着て外へ飛び出していた。

履歴書には、そのポジションで必要そうな職歴とスキルと、ひたすらのやる気を盛り込んだ。

さて、指示されたお店に着いた。

緊張はMax。今まで受けたどの面接よりもドキドキする。どんな人が出てくるかもわからない。強面の人が出てきたらどうしよう。

ちょっとお姉ちゃん、風俗に来たからには内勤じゃなくてもちろんキャストとして働くんだよな?!

的な感じだったら、と思うと戦慄が走る。

いやいや、私は内勤の求人に応募したんだ。きっと大丈夫。と自分に言い聞かせ、案内されたお店奥の個室に入った。

はい、ベッド!!

(写真は参考です笑 こんな感じのラブホテルにあるような感じのやつです笑)

ああ、私、ここでキャストとしての講習を受けるんだ!実技講習という名のやつね!


とグルグル頭の中で思考が巡っていた瞬間、女性スタッフが入ってきて、必要書類を書くように言われる。

「いろんな女性がいるけど大丈夫?」

面接は女性スタッフが行った。怖いお兄さんは出てこない。「キャストで働け」ということは一ミリも言われない。さっきまでの緊張はどこへやら。すっかりリラックス。面接というか、確認作業のような感じだった。

仕事はこんな感じだけど大丈夫?
何時まで働ける?
飲み会とかもあるけど大丈夫?

あと聞かれて印象的だったのが、
いろんな女性がいるけど平気?だった。
ちなみに、アダルトなことは一切聞かれない。

その後、無事に採用が決まった。

どんな仕事でも大丈夫です!と力強く言ったのが功を奏したのかもしれない。

それから約5年以上この業界でお手伝いをしている。

いろんな女性に会い、いろんな人生を聞いた。
そしていろんなお客さんの話も聞いた。
スタッフも様々。

とても興味深い世界だ。
「色んな女の人がいるけど大丈夫?」だったのか、その後の話もnoteで伝えていきたい。

to be continued

あたらしいトビラ

夜の仕事をする女性のキャリア相談をするため、一般企業で働く傍ら、デリヘルのスタッフとしてお手伝い。趣味はお笑いとコーヒーと旅すること。こんな人もいるんだって思ってもらうために筆をとる。

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