最近よく聞くダイレクトリクルーティングってなに？

新しい採用方法として注目されているダイレクトリクルーティングとは、どのようなものなのでしょうか。

「マッチ度の高い人材を見つけたい」「効率よく採用をしたい」「企業認知度が低く求人を出しても応募が来ない」など、採用に課題を感じている人のために、ダイレクトリクルーティングとは何か、これまでの採用手法との違い、メリット・デメリットなどを解説します。

■ダイレクトリクルーティングとは？

ダイレクトリクルーティングとは、企業側から必要な人材に転職アプローチを行う方法のこと。イレクトリクルーティング（ダイレクト・ソーシング）ともいわれます。

これまでは、自社ホームページや求人広告、転職サイトなどに求人を掲載したり、人材紹介会社に募集を依頼したりした後は、就職・転職希望者からの応募を待って選考を進めていくのが一般的でした。どちらかというと「受け身で待つ」ことが多かったのではないでしょうか。

そのため、「応募の手があがらない」「応募者があっても条件にマッチしていない」などの課題を抱えて採用に苦戦する企業は少なくありませんでした。

これに対し、ダイレクトリクルーティングは、企業の採用担当者はもちろん経営者や事業責任者などが自ら募集要項にマッチした人材を探し出し、直接アプローチをしていきます。そのため、マッチ度の高い人材への効率よいアプローチが可能になります。

ヘッドハントのように転職を考えていない人へ企業側からアプローチをすることもできますが、転職マーケットから自社にマッチする人材を探し出すことができれば、入社の可能性も高まるでしょう。

欧米で主流だったダイレクトリクルーティングは、これまでの採用手法と異なる「攻めの採用」といわれ、多くの日本企業から注目を集めています。

■転職サイトや人材紹介サービスと何が違うの？

ダイレクトリクルーティングと転職サイト、人材紹介サービスを比較すると上図のようになります。それぞれの特徴を詳しく解説しましょう。

【転職サイトの特徴】
転職サイトは、自社の求人情報を掲載し、転職希望者が求人を見つけて応募してくれるのを待つのが基本的。求人を広く知らせることができるため、職種によっては母集団形成がしやくなります。

また、転職サイトに企業情報が掲載されるため、企業認知度を高めることやブランディングに利用することも可能です。しかし、企業認知度が低い場合は、多くの求人に埋もれてしまって応募がない可能性もあります。

マッチ度の低い人材からの応募可能性もあるため、スクリーニングに手間がかかることも考えられるでしょう。

【人材紹介サービスの特徴】
企業の募集要項をもとにスクリーニングをかけ、マッチ度の高い応募者のみを紹介してもらえるのが人材紹介サービスです。応募者の選出・面接の日程調整・内定後のフォロー・クロージングなどを人材紹介会社に代行してもらえるため、採用の手間を省き、効率よく採用を進めることができます。

成功報酬であることが多く、選考までの費用はかかりませんが、採用が決まったときに入社決定者の年収の30％ほどの手数料が発生します。採用コストを抑えたい企業にとっては、敷居が高いと感じるかもしれません。

【ダイレクトリクルーティングの特徴】
ダイレクトリクルーティングは採用担当者自らが候補者となる人材を探し出し、直接アプローチを行います。「待つだけ」ではないため採用工数は増えますが、マッチ度の高い母集団を形成し、採用につなげることができるでしょう。

また、成功報酬型サービスを利用すれば、コスト面も比較的安心です。

■ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリット

転職サイト、人材紹介サービス、ダイレクトリクルーティング、それぞれに特徴がありますが、ダイレクトリクルーティングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。企業側・転職希望者側それぞれのメリット・デメリットをまとめてみましょう。

【企業側のメリット】
・採用コストを抑えられる
・必要な人材に絞ってアプローチできる
・急な募集でもスピーディに対応できる
・質の高い人材を採用できる
・自社に採用ノウハウを構築できる

【企業側のデメリット】
・人材を探す手間がかかる
・ノウハウを構築するまで採用につながらない可能性もある

ダイレクトリクルーティングは、人材を自ら探し応募から内定、入社までつなげていくため、採用に手間がかかると感じるかもしれません。導入当初はノウハウがないため「人材が探せない」「入社にいたらない」可能性も考えられます。

しかし、ノウハウが形成されてしまえば自社で採用活動をすすめられますし、「応募者の中で一番マッチしているから」ではなく、「この人なら自社で活躍してもらえる」という人を採用することも可能になります。

求人が発生してから募集開始までの準備期間も短縮できるため、スピーディに効率的に採用活動を行えるようになるでしょう。

【転職希望者側のメリット】
・マッチ度が高い求人に出会える
・採用意欲が高い企業のアプローチを受けられる
・選考スピードが早め
・予想外の仕事や会社に出会える可能性が高まる

【転職希望者側のデメリット】
・担当者と直接やり取りをしなければならない
・経歴やタイミングによっては声がかからない可能性もある
・選考が進んでいくと断りづらい

ダイレクトリクルーティングは、転職希望者側のメリットも大きいです。とはいえ、すべての転職希望者が登録しているわけではありません。転職サイトや人材紹介サービスなども併用しながら、効率的に採用活動を進めるとよいでしょう。

■ダイレクトリクルーティングサイトの選び方

現在、ダイレクトリクルーティングを行えるサイトは複数あり、「母集団形成が得意なサイト」「特定の職種に特化しているサイト」など、それぞれに特徴があります。そのため、「このサイトであれば間違いない！」というサイトは正直ないと思います。

しかし、初めてダイレクトリクルーティングを利用する場合、初期費用や固定費を導入していないサイトの方が安心かと思います。その場合は、「キャリオク」というダイレクトリクルーティングサイトが良いかもしれません。

私も問い合わせをしたことがありますが、最短で当日から利用でき、スピーディかつ効率的な採用活動が可能です。

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