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自分の専門領域ではないチームで働く面白さ

こんにちは。現在、音声プラットフォーム「Voicy」で働いているAYAです。
Voicyに辿り着くまで、メガバンク(SMBC)や戦略系コンサル(BCG)、メガベンチャー(LINE)で働いていました。

Voicyに入ってから、これまでの自分の経験したことがない領域にどんどんチャレンジさせていただいている毎日です。
転職・中途採用というと、それまでの専門領域をベースに活躍することが一般的だと思いますが、私の場合、かなり冒険中(笑)。

でも、その冒険が面白く、また自分の思考が柔らかくなっているように個人的には感じます。自分自身とは全く異なるキャリアを持つ人たちとのチームアップが意外とワークしている話を書いてみたいと思います。


私がチームで1番の初心者

現在、VoicyではMedia(メディア)チームにいます。
Mediaチームは、Voicyのプラットフォームを利用いただいているパーソナリティや新聞社・出版社のチャンネル開設から配信の支援などに加えて、リスナーの皆様のお問い合わせ窓口などを行なっています。

チームの担当領域は、私のキャリア上、全く重なる部分がなく、とにかく門外漢であることが明確です。
一方で、他のメンバーは出版社で編集に携わってきたり、映像の業界でコンテンツ制作のキャリアがあったり、他社でCS経験を積んでいたり。そして、社歴が長く過去から多くのパーソナリティと時間を共にしてきたメンバーも。
だから、私がメンバーの中で圧倒的な初心者。

アラフォーの年齢になって、超初心者の領域のチームに入るって、びっくりな話です。
正直、Mediaチームに異動することになった時は、他のメンバーに仕事の仲間として受け入れてもらえるだろうか?と心配でした。更に、自分がチームにどうすれば貢献できるんだろうか?という不安。

視点を変えると私以外はプロ

異動後、チームメンバーに日々の業務内容などを教わりながら、徐々にチームや業務についての理解が深まっていくと共に、自然と不安が薄まってきました。
(業務内容を丁寧に分かりやすく教えてくれたメンバーに感謝です。)

なぜかというと、メンバーみんながプロだから。
真剣にパーソナリティやリスナーに向き合い、より良いサービスにしたいと1つ1つの業務に丁寧に向き合っていることも改めて実感しました。

一方で、サービスもどんどん広がっていることもあり、とにかく忙しい。業務がひたすら増えていっているような状況でした。
そのため、日々の既存業務の対応で目一杯になっているため、大きく新しい施策を考えたり、トライする時間や工数を割くことが厳しくなりつつありました。

スタートアップで働く人って、どちらかというと新しいことにトライすることが好きな傾向があると思います。何か決まったルーティンワークでひたすら忙しい、ということではモチベーションが上がりづらい。
そういう点でも、既存業務の対応で目一杯にならず、新しい施策にもどんどんトライできるキャパシティを持っておくチームにしたいと思いました。

そこで、ようやく自分を生かせる部分を見出せたように思います。

持続的発展するチームになることを考える

とにかくパンク気味になっているチームの業務量。
チームが大切に育ててくれてきたクオリティを大切にしながら、次のステージに向けてチームのキャパシティ(アウトプット量)をどのように大きくしていくか?
もちろん採用でメンバーを増やすことも重要。
それに加えて、アウトプット効率を上げていくことができると最高。

ということで、以下の3つを意識して動くことにしています。

チームの顔を明確にする

業務量がどんどん膨らんでいる理由を振り返ることにしました。
もちろんチャンネル数が増えていること、リスナー数が増えていることは大きな要因の1つではあったのですが、より注目すべきことがありました。

それは、お金が発生する機能が拡大されてきたことに大きく関係していると考えました。この約1年半ほどで次々とパーソナリティのマネタイズプランが追加されています。

上記のようなマネタイズプランが導入されるまで、Voicyはパーソナリティやリスナーの方々とお金に関することを調整したり、対応する必要がありませんでした。
そのため、これまでの配信に関するサポートや放送聴取・コメントなどに関するご質問への対応に加えて、決済関連などの対応が増えていました。まさにサービスが拡大していく時の嬉しい悲鳴。

お金関連の対応が増えるとともに、経理チームや企業窓口であるBizチームとのスムーズな連携も必要ですし、サービス・ユーザーに安心して利用いただくために法的観点の理解も深めなければいけません。

そこで、本来のMediaチームの1番のコアな業務である配信開始や配信活動のサポートに集中できるよう、業務の中身ごとに他チームからの支援を有機的に受けられる体制を強化しています。
Mediaチームで全てを賄うことが重要なのではなく、ユーザー(パーソナリティ、リスナーの皆様)が安心して利用でき、問い合わせ事項などに対して的確にスピーディーに対応できる体制を実現したいという考えからです。

ちなみに、体制作りにおいて、経理チームもBizチームもすぐにミーティングを実施し、プロセスを見える化しながら整備してくれました。これがVoicyの素敵なところ。

個別対応の運用から発展

立て続けにマネタイズプランがスタートしたこともあり、設計当初では想定をしていなかったお問い合わせが発生し始めた時期でもありました。
そして、お問い合わせをいただく度に個別で対応を検討しているケースも多々ありました。

そこで、よく頂くお問い合わせのものはウェブサイトにFAQとして掲載したり、申請が必要なものは専用フォームを用意しました。
そして、申請を受け付けた場合の対応プロセスをしっかりとマニュアル構築しました。Mediaチームだけでなく、Engineerチームや経理チームでの対応が必要なことも多いので、このマニュアル構築で他チームの動きも合わせて理解・整備することができて、本当に良かったです。

新しいことを無邪気に提案

毎日の業務に向き合っていると、少し視点を外した発想をしづらくなります。日々支障がないようにしっかりと運用を回していくことは想像以上に細やかな配慮と工数の上で成り立っているものです。

そこで、日常の業務から少し離れている立場だからこそ持てる客観的で新しい視点を活かしたいと思いました。

1つは、チームで取り組んでいる企画や業務に関する振り返りを分かりやすくすること。しっかりとデータをとり、その分析結果を踏まえて次に生かしていくサイクルをつくろうと思いました。
自分たちが取り組んだことを数値にして見てみる、当初の目的や仮説との比較をしてみる、など振り返りの型をつくっていくことで、具体的な次への工夫が生まれやすくなると期待しています。

2つ目は、積極的に新たな企画案を考えてみようと考えました。
「本当にそれできると思う?」「本気ですか?」ぐらいの反応が返ってきても良い、いやむしろそう思われるぐらいのことを考えてみなきゃ、という思いです。
ただ今、少しずつ形になりそうなものを準備中!
成功するかどうか分からないことにも関わらず、他のメンバーも「やってみよう」と一緒に楽しんで取り組んでくれる素敵なチームです。

これからも「いつも新しいことになんだか楽しそうに挑戦し続けてる人たち」と社内からも社外からも思っていただけるチームでいられると良いなと思っています。


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