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就職するって、就社すること?

こんにちはこがっちです。

日本の生産性の低さは色々な問題があるようですが一つに雇用の流動性の低さに問題があることが指摘されていますね。
生産性を改善して人口減少時代においても社会を成熟させていくためには、海外の様に柔軟なキャリア形成を自分で組み立てる意識が重要だと言われておりますが、その一つのきっかけになるような理論を見つけたので今日はそれを勉強してみたいと思います
その理論とは「プロティアンキャリア」です

「プロティアンキャリア」って聞いたことありますか?
そもそも「プロティアン・キャリア」とは、米ボストン大学経営大学院のダグラス・ホール教授によって1976年に提唱された概念のようです。
「プロティアン」という言葉は、ギリシア神話に登場するプロテウス神に由来していて、プロテウスはライオン、大蛇、豹(ひょう)、猪(いのしし)、水、大木など、自らの姿を思うがままに変えることのできる変幻自在の存在の様で、そこから変幻自在のキャリアという意味でこのような名前にしたのですね。
どんな考え方かというと、(アイデンティティ)×(アダプタビリティ)の2軸で自分の価値を考えるという事で、自分の価値観に基づく内的基準を目指して時代変化に対応して学び続けていくキャリア開発の考え方らしいです。


ちょっと何言ってるのか分からないです。。


シンプルに考えてみると、
アイデンティティとは自分の欲求や価値観、能力を正しく認識している(仕事をする上での自分らしさをしっかりと考えている)状態で
アダプタビリティとは外部環境の変化に対して柔軟に自身をアップデートさせ、自分らしいキャリアを築いていこうとする意欲・能力のこと
という事だと思います

これは抽象度を更に高くすると、今までたくさん考えてきた「being」[doing]にも通じますね
自分はどの領域にどんな強みを発揮するのかという点で軸を作り、VUCAと呼ばれる現代の変化に常に情報をアップデートして活動していくという事だと思います

では、時代の変化に対応して転職を繰り返すのがプロティアンキャリアを構築するということでしょうか?
それは少し違うみたいです

本質として伝えたいことは「キャリア形成を企業任せにせず、自分のキャリアにオーナーシップをもち自ら育てていく姿勢を持ち続けるのが大事だよ」ということ

はたして自分はキャリアを自分なりに育てられているのでしょうか?

このようなプロティアンキャリアを構築できているのかはチェックシートがあるみたいなので、やってみましょう

無題

チェックが12個以上の方は「プロティアン人財」
チェックが4~11個の方は「セミプロティアン人財」
チェックが3個以下の方は「ノンプロティアン人財」
と分類できるようです(日経BPプロティアンキャリア診断より)
【プロティアン人財とは】
変幻自在にキャリアを変化させており、これからの変化に対しても柔軟にに適応できる人財、もしくは既にしている人財
【セミプロティアン人財とは】
今まではキャリアをそれなりに変化させてきているものの、今後の変化を考えると少し対応力が足りない可能性のある人財
【ノンプロティアン人財】
現状のキャリアに留まることで今後の人生を過ごしていく事をメインに考えており、今後の変化に対応が難しいと考えられる人財
さて、みなさんはどのような人財と判定が出たでしょうか?
抽象度が高く、本当にこんなチェックポイントが意味あるの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、実はこの背景にはある考え方があり

この考え方とは「キャリア資本」という考え方の様ですが、これ以上書いてしまうと少し上長となってしまうので、本日はここまでにさせて頂きたいと思います

次回(2/20)にこの背景から、3つの分類から実際にどうすれば良いのか?を考えてみたいと思います


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