自己紹介【昔 アルジェリアの事】 DAY3

DAY3カモタニです。三日坊主危険!今日も目を通して下さりありがとうございます。

今週は自己紹介WEEKとし、DAY1,2で【今】の仕事と生活について書きました。今日から【昔】に入っていこうと思います。

【昔】の中でも私の原点体験のようなものについて書いてみます。

昨日の仕事は「男女共同参画」という講義の中で「大学でジェンダーを学ぶ」と「キャリア教育」を担当しました。その中で改めてDAY1にも書いた「性別によって社会や他人から生き方が決められることがあることに違和感」があり、それを「性別によって勝手に判断されたり分けられたり決めつけられたりすることによって苦しんだり不利益があったりする仕組みを知り、考え、改善したり、教えたり、一緒に考えたりして生きていきたい」と私がこの講義に込める思いを話しました。

なぜ、そんなことを思うの?そういう経験があるの?と問われるときにこれじゃないかな~と思う経験が私にはあります。

私は小学3年生〜小学6年生の3年半を北アフリカのアルジェリアで過ごしました。父の仕事の関係でアンカレッジ・パリ経由で長い長い時間をかけてアフリカの地を目指したときのことを今でも覚えています。

アルジェリアの首都アルジェで日本人学校に通っていたため、THE日本という感じの教育を受けました。今思うと、少人数だったし、多文化理解という事には力を入れている教育だったなあと思います。アラブ語、フランス語やっておけばよかった・・と語学を習得できなかったことは残念。

アルジェリアはイスラムの国で、その頃の私は「イスラムの敬虔な信者が多い」というように理解していました、それはつまり男性と女性の生き方が異なるということ。女性は外では肌を見せないよう布で体を覆うという視覚から理解した世界をよく覚えています。

先日、パピチャ 未来へのランウェイという映画を見ました。映画は「1990年代のアルジェリア内戦(暗黒の10年)のイスラム原理主義による女性弾圧の実態を描いた人間ドラマ」と書かれており、とても緊張しました。私がアルジェリアにいたのは1990年代の初め頃だったので、その時代がそのように紹介されていて全く他人事ではなかった。

https://papicha-movie.com/

観た感想は、映画は映画かもしれない、でも、その気配、足音、雰囲気は、私がアルジェで生活していた中で見聞きしたことや感じたことにつながる部分があるな、と思いました。宗教は自分で選ぶものでありそのことについていいとか悪いとかはないし時代や国によって状況が異なる。そして小学生の私の認知としては「性別が違うことによる生き方の違い」はとても印象に残ったのです。そして、母に日本ではそういうことはないよ、と聞いていて、そうなのか~と思っていました。

一度、アルジェリアのことはちゃんと学びなおさないといけない・・と思いながら向き合えていない部分があるな、とこれを書いていて思いました・・父にも今度聴いてみよう。今日はこれで。

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