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真面目にやっているのになぜ認めてくれないのか

半年前、大学2年のサッカー部員は「練習を真面目に取り組んでいるのに、自分だけやり直しをさせられたり、いつまでもチームカテゴリーが上がらない」とこぼしていた

自分ではやっているつもりなのに、相手にはあまり伝わっていない    サッカーに限らず日常生活でもありませんか

練習の意味を本当に理解してる?

ただ走ればいい、腿上げすればいい。言われたメニューを淡々とこなしているだけ。これは真面目とは言えない。自分の身についていないから。この練習の目的や部員に求められていることは何なのかまず自分で考えてみる。自分に落とし込んでも分からない点はコーチに確認する。コーチは練習メニューや指示を与えるだけの人ではない。積極的に話して自分に必要な知識や動きなど有効な情報を引き出そう、貴重な情報源の一人と考えてみるといい

いいコーチは「もっとやれる選手には手厳しい」

「俺だけなんで」のネガティブ思考をまず捨てる            就職活動に置き換えると、面接官が笑顔で何も聞いてこないのは「要注意」と言われる。その学生に関して興味を失っているからだと。本当に採用したいと思う学生には手厳しい質問を重ねて時間を割いてくれる。学生当時のわたしはそれに気づかず、第一志望だったにもかかわらず面接官(人事部長)とガチの言い合いをした。面接終了後3日間は落ち込んだが、なぜか最終面接に呼ばれ無事入社することができた

練習を見ていないから実際のところは分からない。でも本当に所属カテゴリーを上げたいと強く思うなら、コーチの手厳しさを前向きに捉えてみよう。やり直しなんてさせない方が練習自体はスムーズに進む。あえて名指しでそこに時間をかけるのだから、よく見てもらえている証拠だ

見出しの二点を彼に伝えてから、半年も経たないうちに「やっとカテゴリーが上がりましたよ」と笑顔で報告してくれた

気持ちの持ち方、行動の捉え方を少し変えるだけで相手への伝わりやすさは格段に上がる。そして何よりなりたい自分、成し遂げたい目標に近づくことができるとわたしは思う

【写真】頑張っているのになぜ認められない2



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Sawako Akahoshi
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