なぜ「明日やろうはバカヤロー」なのか
この言葉の発祥を知りたくてググってみるとJuice =Juiceの動画やサッカー選手遠藤保仁(ヤット)さんの著書が出てきました。ひと昔前、おじさん達の口グセだった言葉が今や幅広い世代に浸透しているんですね。
在学中に成長する学生とそうでもない学生、また入社後成長する社員とそうでもない社員。
このターニングポイントはどこにあると思いますか?
1.学生の場合
少し気になる会社のインターンシップ募集。応募期限は3日後。さてあなたならどうしますか?
A.今日はバイトで忙しいし期限までまだ3日あるから明日でいいや。
B.忘れないうちにエントリーしとこ。
2.新入社員の場合
先輩に頼まれた書類「今日中じゃなくていいから完成したら持ってきてね」と言われた。あなたならどうしますか?
A.この書類すぐできそうだけど急ぎじゃないし、明日にしよう。
B.先輩が席にいる今のうちに出しとこう。
3.「明日やろう」が残念な理由
言わずもがな「A」は「明日やろうはバカヤロー」に分類されます(笑)
学生の場合 なぜ締め切りまで日にちがあるのに先延ばしにするとダメなのか。その理由はすごくシンプルです
人はすぐに忘れる生き物だから
明日にはまた別の事に気を取られて気づけば締め切りが過ぎていた。以前働いていた大学でも締め切りを過ぎて泣きついてくる学生が多くいました。
新入社員の場合 急ぎじゃないって先輩も言っているのになぜ明日じゃダメなのか。みなさんはどう思いますか?
先輩が明日確実に出勤してくるか誰にも分からないからです。明日になるとさらに別のタスクが発生する可能性も予測できます。
4.できる人の共通項
できる学生、できる新入社員に共通するのが
・フットワークの軽やかさ
・リスクを予見しその日のうちに完結できるものは完結する
すべてに当てはまる訳ではありませんが、先延ばしにしないことで信頼感が増しチャンスが増えていきます。
一方で
「あいつは頼んだことをすぐ後回しにする」
そんな印象を相手に与えてしまうと、自分が本当に携わりたいプロジェクト、役割があったとしてもチャンスは中々巡ってこないでしょう。
もちろん、優先順位を考えて何から先に着手するか整理することも大切です。
信頼して任せてもらうためには、脱「明日やろう」から始めてみませんか?自戒もこめて。
(おしまい)